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ふぁる
2019年6月24日 09:49
「砂漠には、強い風に吹かれて飛んできた草や花の種がいっぱい詰まってるそうです。だから何かのかげんで雨が降ると、その雨雲の下だけ、それは様々な植物が一斉に芽吹き花をつけるそうです。一見、味気ない日常生活の中にも、思いもよらぬ宝物が詰まっているものです」脚本家の木皿泉の言葉だ。この人(正確には夫婦ユニットなのでこの人たち)は読む人の頭の中に、ぐわっとイメージを生む言葉の名手だなあと改めて思う。
2019年6月9日 11:00
学生の時は国語の授業で習うので、心に残っている詩はいくつかあった。三好達治の「土」、吉野弘の「I was born」「夕焼け」など。でも大人になってからは詩に触れ合う機会も減り、子供の頃に習った詩に再会したとしても「懐かしいな」にとどまっていた。小説はたくさん読むのに、詩を読む機会はほとんどなくなっていた。そんな時、木皿泉脚本の「セクシーボイスアンドロボ」というドラマで、黒田三郎の