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「東洋思想はなぜ 老害思想になりやすいか」書籍(やる気の正体、の批評から)2

〇 書籍 やる気の正体(執行草舟 ・田村潤  著)の、世の中・人生面 からの批評をしていきます
(※は 私的意見)


※ 結論から、老害思想(固定観念的)になりやすいは、現代 心理学・脳科学・倫理学の 知見がないためであります。

△ 本書中から
・問題解決には、一番高いところから こないと いけないとの、上皇后様の お言葉が載っています。
※ 根本的解決には、その通りです。
現実には 調整やトレードオフがあります。(理想に近づけることが いりますが)

▽ 執行氏、自分の運命(過去も)を受け入れないと、運命は動かないと。(進まないと)

※ これは ニーチェ哲学です。(超人思想)自分の現代 過去の苦難・惨状も受け入れ、前に進めです。
・よい言葉で、人生の多くの場面で必要です。しかし、これを皆に押し付けると、片寄った全体主義へ進んでいくことは、歴史が証明しています。
(自身の会社内なら、問題ないかも しれませんが)

▽ 執行氏 談、今は昔より差別的になっていると。
※ これは、酷い老害発言です。事実と正反対のことを言っている。IQと道徳のフリン効果を知らないようです。
おそらく、一部の者をみて 全体がそうだと思う、思考バイアス(偏見・思い込み)です。そして、自分の世代を美化したいがあります。
・周りに誰か、注意してあげる人は いないのでしょうか? これでは、まるで新興宗教の教祖様。

※ 執行氏の言葉で、綺麗なものは 汚いものからしか 生まれない、は 抽象的すぎて 誤解されます。汚いもの(悪いもの)があるから、綺麗に(良く)しようという 気持ちが生まれる、と言うならわかりますが。・執行氏の言い方だと、汚いもの(悪いもの)あって当然なので、そのままほっといて いいになります。
(固定観念を そのままでいいになる)

▽ 執行氏、個人の人生においても、一番重要なものは 理想・理念であると。
※ その通りですが、その理念と理念が違うで、人は よくもめますし、戦いにもなります。(社会は個人の集まりであるは、今さら言うことでもないでしょう)
・例えば戦争、弱い立場の者、理念に関心もなく 戦争にもいきたくない者には、大迷惑・災難としか 言いようがありません。
(執行氏は、無理矢理 お国のために死ね、と言いそうですが・本書中からして)

▽ 執行氏、家族制を西欧ではなく、日本人にあったものをと、主張されています。
※ 結局 昔の大家族制にと、言いたいらしい(本書中からして)。では 執行氏には、田舎から都会への、全員分の通勤代をポケットマネーから出していただきたい。あと 大家族制での もめごとを、全て解決できる案を出していただきたい。まぁ、男子家長制にしろと 言うのでしょうが。
※ このことでは、心理学等の認知革命主流前の者は、(抽象的思考力が弱い・もちろん全員ではない)自分が今 現代の女性として生まれてきたら?とかの想像力がない。想像できたら、昔がよい、家長制がよいなどとは、絶対に言えない、があります。

・そして、執行氏 等は、今の若い・やる気のある女性が外国(北米・西欧)へ たくさん出て行っている、という事実を分ってない ようです。
若い優秀な女性が、数多く いなくなるということは、その国の死を意味します。
(男性の年寄がいなくなっても、国としては どうということはないですが。むしろ 下の世代に金が降りて経済によいとも、言われているとか、いないとか)
現実を無視して 自分の精神論(感情論)のみいい募るは、独善、老害の極みです。

※ 執行氏、武士道で体当たり、と書いておられますが、表現が短絡的(ファスト思考)で 悪すぎます。
まるで、精神論(感情論)のみに聞こえます。
精神論のみで、始めた 太平洋戦争で、(マスコミが煽った)日本はどうなった?と 言われてもしかたがない。
精神的も、論理的も、技術的も、創造的も いると、おっしゃるならわかりますが。・(しかし、大戦当時の大本営は 疑問なところ多々ですが)

※ 本書中の 執行氏 談で、西欧・アメリカの制度・法律が一方的に悪い的に書かれていますが、現代では、西欧・アメリカ制度の恩恵もあるはずです。
(科学技術 進歩・学問 発達・それなりの民主主義で)
・確かに、会社が 一部の者の儲けの道具になるなどは、いけないことです。(しかも 短期的)ですので、よいところは認め、悪いところは 是正していくとの、是々非々の姿勢が必要です。(基本が大事と いえます)
・執行氏は、まさか アメリカ製のコロナ ワクチン打たなかったでしょうね?
(まぁ しかし、老人と免疫弱い人は 早く打たれたほうが よかったとのこと)

▽ 執行氏、今の子は 悪いことをしないから、道徳が分からないと。

※ 老害 ここに極まり です。
・ろくに道徳心がないのは、周り(親・友達・先生・先輩)の影響と、メディアの影響もありですし、あとは ごく一部の、甘やかされ過ぎて 育てられた者たちの問題です。
・執行氏の論は、周りに ある程度以上の、立派な人間性の人が いる場合での 理屈です。

・それから、執行氏は 日本の若者が、平均して、世界的にトップレベルに礼儀正しいという事実を知らないようです。
・あと、道徳心を持てと 自分の信念を貫いて生きろ は、結構 矛盾してたりします。周りの者は迷惑な場合もある。それでもしたい人は 信念 貫きますが。(子供に刺される等の 場合もあります)

▽ 執行氏 談、今は 親も国も子供に、悪いものを隠していると。これでは、本当のやる気は、育たないと。
※( これは、その通りです)

※ このことは、今に始まったことではなく、かなり前からです。執行氏の周りには、立派な人間性の者が多いと 思われます。(割と正直者多いとか)

・ それから、悪いことを 悪いと思ってない、分かってない者も、多く見かけます。(嘘 平気・人を騙すの平気)
そのくせ 他人には、綺麗事を押しつけてきます。よく 政治家とかの悪口 言えたものです。TVで言っている様なことばかりですが。低俗な者と。
・例、拝金主義者、狂信者、毒親、読書なしで知ったかぶりの者 等。
・前の者たちは、自分に理不尽なことあると、人十倍 文句言います。

▽ 執行氏、(人は)自分の人生を生きるために 戦っているから、人間の人生は尊いのです と。

※ 確かに その面は 大いにありますが、しかし それだけでは、勝った 負けたが大好きな、サイコパスの(特徴)理論に なってしまいます。
(心理学の、生存者バイアス・勝者の理論と)
・ 執行氏 の言われる論は 重要ですが、(自由競争で 人類は発展した)戦い 、勝ち負けだけを 人間性の柱とするは、危険が伴います。(一方的ものへと)
※ このことでは、哲学での 分配的(配分的)正義の三原則も 必要と考えます。
・衡平原理(貢献におうじて 益を受けとる)・必要原理(必要とするところが 特に受けとる)・平等原理(皆 平等に益を受けとる)
(益とは、心理的にも物理的にもです)
※ 皆が貧しい ところから、正しい道徳など 出てくるはずもありません。
・同情するなら、金をくれ!となります。
・衣食足りて礼節を知るも あります。
そして、競争ができるのは、多くの人がいるので 出来るのであり、金儲け(それによる投資、寄付)も、多くの人がいるから 出来ることです。
なので、戦い(競争)だけでなく、共感・協調もいる、分配(配分)もいる、つまり 中庸思想(適切、その場 その時・これが難しい)が重要と考えられます。

・その仕事 仕事、武士道精神とかの、何とかの一つ覚えで いいわけがありません。
・ある程度は、いろんな立場の人も、認める姿勢は必要です。
(限度がありますが)

▽ 本書で 執行氏は、日露戦争での 軍や兵士のことを、言い様に書きすぎています。
※ 意見を言いますと、乃木希典は 兵を捨て駒にした面もある。最初から 二〇三高地が 穴だと分かっていたはずだ。
・そして 執行氏、お国のために本気で戦い、死んでもいいと思っていた者ばかり だったと。 

※ 冗談でしょう 執行さん?
一部の者でしょうが、しかも 洗脳されていた面あり。
その裏では、一部の者が いい思いをしている。(経済的・心理的)
・あと 前に、私の 親戚のお爺さんから聞いた話では、(執行氏より2回りは歳上)お上に おだてられて、戦争 行きたがるバカ。というような 小唄まであったとか。
※ このような ことからしても、認知バイアス(偏見・思い込み)は、いかに危険かが、分かるかと思います。

▽ 田村氏 は、何かを 実践しないと、本当の気高さ(誇り)はでてこないと。

※ これは、その通りです。しかし、知識は力なりも あります。
(格言、知ることにより 人間の器が大きくなる)
・そして、田村氏は、志しは 行動からであると。
※ それは その通りですが、何も知らなければ、騙され利用されるだけです。
(迷信で騙されている、新興宗教 信者の様に・いつの世も)
あと、何も知らなければ(教養なし)、ダニング クルーガー効果で、変な自信を持つ者になりがちです。

▽ 田村氏 談、志しがあると 楽で不安がなくなると、周りとも比較しないでよいと。
※ 素晴らしい考えです。
しかし、その 志しで、もめる場合あります。自分たちが絶対 正しいとして。(政治的・宗教的 等)
・このような 争いを避けるためには、人々の 知性と教養(あらゆる他分野の知識)のレベルアップが必要です。あとは、新しい 正しい情報は必須です。
(知識というものは、更新されないと 意味がない。という言葉もあります)

▽ 執行 氏は、本書で 宿命論をよく言われています。
例・親の借金でも 子が返せと。子は親のよいところを 受け継いでいるのだからと。今は、こういうのがないのでダメな時代だと。(西郷隆盛の例で)

※ まず、この意見については、子が親のよいところを、そんなに引き継いでいるかが問題ですし、そして 親がそれほど たいした者かがあります。(西郷隆盛とかは ごく一部の者)
それから、親は子を選べないが、子も親を選べないがあります。これらを無視するなら、倫理的 白痴と言わざる得ない。
・親が殺人犯なら、子供は一生 責任を感じろ、みじめに生きろと いうのか?これでは、まるで どこかの宗教教祖が言うこと。(日本は、いつまでも韓国に恩を感じてないと いけない。そして結局いつまでも 金払えと)

※ あと 毎年 多くの経済自殺者がいることを、執行氏は 知らないようです。
・自分の主義のために、(マイサイド思考) 他の犠牲が当然的ことを言う者は、何かを主張する資格は ありません。(こちらの方が 犠牲が少なくてよいですよ と言うなら、分からないでもないですが)
※ 過去に、自分たちの 主張にこだわり、多くの命を奪った例が 多々あります。
・有名例、ナチスドイツ、スターリン、毛沢東、ポルポト派  等
(この時の為政者たちは、自分らの考えは 絶対間違いないと、思い込んでる者たち ばかりです)

※ 因みに、初めから このような自分で生まれてくるのを 選んだと言う者は、現実を何も知らない、夢遊病者と同じです。そして、前世のことを覚えていると言う者は、詐欺師です。
・いろいろと 悪いことで(能力・容姿・身体・周りの者)苦しんでいる人への  共感・想像力がないので、平気で全部 おまえが選んだんだ、全部おまえが悪い、などと言えるのです。
※ あと、世の中のために 生きるも当然いりますが、自分の幸せを願って何が悪いか、です。人を騙そうとする者もいるなか、自分の信念のために(心理的 幸福の為に、自尊心 保つために)、全体のために おまえは犠牲になれ、と言う者もいるなか、自分たちに都合よい 性善説ばかりを主張し、自分らは絶対と 言う者には、違和感・嫌悪感しかありません。(例 狂信者たち)

▽ 執行氏は、今は幸福になりたいの エゴイズムに侵されていると、主張されています。

※ このことでは、はっきり言いまして、幸福になりたいは別に構わない。自分だけ幸福になる、他者を犠牲にしても・迷惑かけても、自分が幸福になるが 問題です。(心理的・経済的)
執行氏の言い方は、不幸な者は 不幸なままでいいと、勘違いされます。(上見て暮らすな 下見て暮らせ、です)
・あと、どこの誰にも、おまえは幸せになってはいけない、などと言う資格はありません!
(自己中心な非道徳者が言うこと)

・それから 執行氏は、自分の精神論(感情論)を書き出したり、 言ったりして 幸せを感じているはずです。
脳科学的には、自分の思っていることを言う 書き出すで、脳内にドーパミン・快楽物質 出る。共感してくれる人いれば、オキシトシン・幸福ホルモンも出る。(誰でも)
自分の脳内で快楽物質、幸せホルモン出ているのに、他者に 幸せはいらないといっても、詭弁としか言い様がないでしょう。
このことは、子供に 偉そうに言う、暴力 振るうにも 当てはまります。
子供のため、というのは こじつけで、
自分のためでしかありません。

・前のこのことでは 確かに、子供を甘やかし過ぎは、自己中心な 他人に迷惑をかけても平気な者になりますので、締めるところは締め、緩めるところは緩める とかの、中庸思想(アリストテレス的)がいると 考えられます。(これが難しいですが)
・また 子供に対して、食わしてやっているのだから、何 言ってもいいなどと 言い出したら、最低の者です。(一時、TV司会などやっている
タレントが、似たようなこと言ってましたが)これは、経済力あれば、つまり 金さえあれば、何してもいい・何 言ってもいいと 同じです。
(道徳的 犯罪者といえます)

※ 脳科学を否定する者は、人間の脳であることを 辞めるべきです。そして、自身に都合のよい、弱肉強食ばかり 言っていればいいのです。
(厚かましいにも ほどがありますが)

※ 次へと書いていきます。
(世の中、人間面からの批評)








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