カナーブ滞在記〜後編〜
前回までの旅…
グランドキャニオン国立公園、アンテロープキャニオン、ザウェイブを堪能した小娘たちだったが、まだまだユタ州・アリゾナ州の観光名所を回る旅が続いていた。今回はその後半戦となる。
DAY51
今日はブライスキャニオン国立公園へ!
ナバホループトレイルという5kmほどのハイキングをした。アメリカの国立公園と言えば、グランドキャニオンやヨセミテ、イエローストーンを想像するけど、ここも凄かった。
どうやら私たちがしたハイキングコースは1番人気らしく、子供連れからお年寄りまで年代幅広く、愛されていた。また、ハイキングコースとしては珍しく、出発地点の標高が一番高く、ループコースなので、下って、また登るというスタイルだった。それも、このキャニオン(渓谷)を上から下まで歩くことができるという、地形の特徴を活かしたコースだからだ。
一旦キャニオンの下まで来ると、本当に緑が多くて、なんだか不思議な気持ちになる。本当に同じ場所にいるのかと錯覚を起こす。
出発地点から見下ろすキャニオンと、ハイク途中に見上げるキャニオンは異なり、自然の偉大さを痛感。雪や氷の溶解で起こる風化作用によってつくられたこの大地は、毎回来る度に、様相を変え、中でもアーチ型は、いつか壊れてしまうらしい。今見ることができて本当に良かった。
その後、公園内にあるレストランでサラダバーを注文した。とても美味しくて満足だったのだが、次の日大変なことに。
その後お腹も満たされたところで、ドライブしながら、公園内のビュースポットをコンプリート。どこもとても美しく魅了されたのだった。
DAY52
今日はザイオンキャニオン国立公園へ。名前も写真も見たことなくて、でもアメリカ人にとっては、グランドキャニオンや、ヨセミテを抑えて一番人気の国立公園。みなさん聞いたことあります?
絶対に行かねばと意気込んで行ったが、すごかった。キャニオンは壮大で、360度見渡す限り山に囲まれて、とても美しかった。おそらく、このカナーブ滞在中で、一番のお気に入り。
駐車場は8:00前なのにほぼ満車。ギリギリ駐車できました。その後駐車場からはシャトルバスを利用して6番停留所のグロットへ。
当初予定していたエンジェルスランディングは、くじに落選してしまい、似たコースのスカウトパイクへ(ここでザ・ウェイブに当選したのは本当にラッキーだったのだと改めて気づく)。
途中でエンジェルスランディングを見ることができたが、死者も出る道という意味がよくわかった。くじで登山者を制御している割には、エンジェルスランディングのコースはとても混んでいた。そして、新たな問題が。
昨日ブライスキャニオンで食べたサラダビュッフェ🥗が当たったのか、お腹が緩くなってしまった。登山前にトイレに行ったものの、片道1時間ちょっとの短いハイクにも関わらず、山頂でお腹がぐるぐる。トイレに行きたくなった。幸いにも、エンジェルスランディングとの分かれ道に、トイレスポットが。やはり山のトイレなので、虫がいっぱいいて綺麗とは言えないが、そんなこと言ってられない。二度ほどトイレにこもった。
その後お腹が落ち着いたところで下山開始。下りはあっという間ですぐに終わってしまった。
その後、シャトルバスに乗って最終駅のある更に奥地へ。そこから本当はこれまた挑戦したかった、ザナロウズというトレイルが始まる川までハイクした。ファミリー向けの優しいコースをスイスイ進めて、たどり着いたザナロウズの出発地点は、今年の大雪の影響なのか、川が増水して、写真で見た川の流れが全くないザナロウズの姿は見られなかった。
※ザナロウズトレイル
川の中に入り、沢登りができるトレイル。ゴール地点はなく、自分たちが生きたい場所まで歩みを進めるという新しいスタイル。途中洞窟の中を歩くことができたりととても美しいトレイルと言われている。
その後シャトルバスに乗って40分かけて駐車場へ。
ジョブズは疲れでバスの中で爆睡。小娘はお腹のゴロゴロが治らず、ずっとガンガンに目が覚めてました。おかげでシャトルバスから最後のキャニオンの姿を見納め。クライマーたちがたくさん挑戦している姿を眺めました。
帰り際に、カナブ付近のローカルな洞窟を見た。この洞窟はドラゴンケーブと呼ばれており、とても美しいトンネルなのだが、とてもローカルなスポットで本当に地元の人しか来ないような場所だ。
中は真っ暗だったのだが、滑りやすい砂の上を慎重に歩きながら写真をパシャリ。
美しい1枚が撮れた。
すると、ベトナムから来た50〜60代のファミリーがやってきた。実はこのトンネルとても大きな段差があり、なかなかこの年代には厳しい入口となっている。堪能な英語で、「この先はどうなっているのかね?私たちのような年代でも楽しめるかい?」と、頭の回転が速そうな女性が質問してきた。
「ティーンエージャーが好むような場所で、トンネル内はグラフィティーでいっぱいです。入口の段差が大きく危ない割には、中は大したことない印象です。なんとなくですけど、あなたたちの求めてるものって感じはしないですけど…」とジョブズが丁寧に説明すると、
「そう思ったのよ!私はこのまま旅を続けたいから、中には入らないわ!」とその女性は中に入らず、その他の二人は中に入っていってしまった。その後どうなったかはわからない。
DAY53
今日は朝からモニュメントバレーへ。
人気観光地の一つとして有名なので、私もジョブズも楽しみにしていた。モニュメントバレーでは、ハイキングかドライブか迷い、ドライブをすることに。1周17マイルの路面の悪いオフロード道をひたすら回った。
モニュメントバレーという名前の通り、一つ一つに名前がつけられていた。一番大きいものをメサ、次のをビュッテ、一番小さいのをスパイラルと分別して、それぞれに名前がつけられていた。
その後、ページを少し通り過ぎて南下して、ホースシューベンドへ。駐車料金10ドルと高め。そして、駐車場から1キロほど歩くと、現れた。やはりとても人気で、めちゃくちゃ人がいたんだけど、一番最初に取ったスポットが完璧すぎて、一瞬で撮影終了。とても美しかったなぁ。
その後、ページに戻り、夜ご飯を食べに。ずっと私がリストに入れていた、ジャンバラヤを試食。とてもボリューミーですぐにお腹いっぱいになっちゃった。ジャンバラヤはお米だと思っていたけど、パスタだった。一瞬気分落ち掛けたが、味が最高に美味しかった。
DAY54
今日はカナーブ最終日。
チェックアウトの12:00ギリギリまでいさせてもらい、同室だったミスキティにお別れの挨拶をして、ホストのシャーロットにお礼を告げた。小娘たちは次の目的地であるフラグスタッフへ向かうのだった。
写真はモニュメントバレーでの一枚📷
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