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ジェジュ島滞在記
ジェジュ島と聞いて、最初に思い浮かんだイメージは「韓国の沖縄」だった。しかし、1週間滞在してみて、ジェジュ島は、ハワイのビッグアイランド(ハワイ島の通称名)、日本なら新潟の佐渡ヶ島と似ていると感じた。
島全体がジオパークのような、この島での5日間の滞在は本当に密度の濃いものとなった。
4/3(月)
空港からそんなに遠くないホテルをチェックアウトし、西海岸経由で南へと向かった。
最初の目的地は西海岸のリゾート地。
インスタグラマーがこぞっていくような華やかなお店がたくさんあった。海では、グラスボートに乗って楽しむ観光客で溢れていた。私たちはまた今度することにした。
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小娘たちは、海岸から少し陸側に入ったところにある、asian fusionのレストランで食事をとることにした。ジョブズは海鮮ビビンバ、小娘はジェジュ島黒豚カツを注文した。
食事を済ませた私たちは、少し海岸沿いを散歩して、次の目的地へ向かうことにした。
次の目的地は地層が剥き出しになった遊歩道。
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韓国で一番高い山、漢拏山が噴火した時代の地層は、岩が大きく噴出物がそのまま層の中に残っている。地層からこの島の歴史を感じられるのだから、素敵だ。
駐車場から2kmぐらい歩いただろうか。良い天気で、少し歩いただけで汗ばんでくる。春はいいなぁ。
その後、滝を見に行った。
この滝の名前は「天帝淵の滝」なのだが、地図や道の標識には、同じ名前の滝がもう一つあり、どちらが私たちが求めていた滝なのか、わからなくなってしまった。とりあえず、私たちの今晩のホテルから近い方の滝に行ってみた。
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天気も良く、日頃の疲れを癒しに来ている地元の人なのか、本土の人なのか、たくさんの人で溢れていた。確かにとても美しい。
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滝から駐車場へ戻る途中で、桜の花びらが浮かぶ川を撮影した。その後近くの別の滝を見に行こうとしたが、もう閉まっていた。日本ではあり得ないが、韓国では滝を見るにも入場料がいる。そして24時間オープンではないため、開館時間に行かないと見ることができない。
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代わりに、海外から夕日でも見ようかと思ったのだが、厚い雲が漂い、夕陽を隠してしまった。代わりに登山を断念した漢拏山をパシャリ。
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まだあたりは明るいというのに、もう月が顔を覗かせていた。
4/4(火)
本日は一日中雨予報ということで、天気に左右されない洞窟へ行くことにした。
その洞窟は、漢拏山の噴火によって流れ込んだ溶岩が固まって出来た、Lava tube(溶岩窟)で、全長にして約7kmある。そしての溶岩窟も一層だけでなく、何度も重なる噴火によって2層、3層と重なっている箇所もあるのだ。7kmのうちの1kmを観光客が入れるように整備されている。
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地面は溶岩がそのまま固まっている
最終地点には上層部の洞窟から下層部の洞窟の天井を突き破った溶岩石柱を見ることができ、世界でも溶岩石柱を見ることができるところはここぐらいなんだとか。
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洞窟を後にして、遅めのランチを取りに、少し北上した。もう既に15:00を回っていた。この時間に受け入れてくれるレストランなんてあるんだろうか。と不安に駆られながら、小娘がサーチしたkorean bbqを訪れた。
すると、親子2代で営んでいるようで、おばあちゃんと、お母さんが出てきてくれた。お客は誰もいない。当たり前だ、こんな時間なのだ。
オーケー?と聞くと、
入れ入れと手招きをしてくれた。
ジョブズが明らかに韓国人でないため、一生懸命、小娘に韓国語で話しかけてくれるが、わからない。
お目当てのサムギョプサルを頼もうとすると、今日はないらしく、カルビならあると言うので、カルビを頼んだ。私たちが作法を知らないをわかって、常に私たちのテーブルに張り付き、肉を焼いてくれた。マシッソヨ、と言いながら焼いてくれた。
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これがまためちゃくちゃに美味しい。
おばあちゃんと、お母さんに、マシッソヨ!と言いながら食べた。
最後にジョブズが、白米を頼んだ。
余った汁を使って炒飯を作りたいらしい。
私たちが試行錯誤しながら炒飯を作ろうとしていると、お母さんがやってきて、「あんたたち炒飯食べたかったのか!」と言わんばかりに、他の具をどんどん持ってきてくれて、気づいたらお母さんが炒飯を作ってくれていた。
お母さんお手製の〆炒飯は最高級に美味しかった。
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最後にGoogleさんに翻訳してもらって、
全て最高に美味しかったと伝えると、
おばあちゃんとお母さんが最高の笑顔を見せてくれて、それが一番嬉しかった。
韓国語で何かを言ってくれたんだが、わからない。とりあえず、カムサムニダと伝えて去った。
その後、我々はカフェへ。
小娘初のにんじんジュース挑戦。ジェジュはオレンジとにんじんの産地なんだそうだ。
しばらく、イギリス行きのチケットを見たり下調べをした。
もう日が暮れてきたので帰ることに。素敵な1日となった。
4/5(水)
この日は雨がひどく降っており、室内で過ごすことにした。というわけで近くのサラダ屋さんに。
ジョブズがいつも出張で韓国から帰ってきてはリコッタチーズサラダを作ってくれていたこともあり、本場のリコッタチーズサラダを食べに行った。
とてもクリーミーで、たくさん野菜を取れ大満足。追加でヘーゼルナッツラテを注文した。その後昨日と同じように下調べをした。
気づくと外は雨が止んでいた。
たくさん雨も降ったし、迫力満点の滝でも見られるのではないかと、1日目に見た別の天帝淵の滝を見にいくことに。
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4/6(木)
今日は雨も止み、曇天。
せっかくなので、海岸沿いをドライブしに行った。
ジェジュ島ドライブはとても難しい。
500mごとにスピードカメラが設置されている。それも速度が30キロととんでもなく遅い。他は80キロ以上で走っているため、急発進と急減速の繰り返しで、三半規管激弱女には苦しい。
そんなこんなで目的地に着いた。
お目当てのヨンモリ海岸は高波により閉まっていた。そのため、代わりに近くにある山房山へ向かった。
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山房山の山肌は潮風によって風化して独特の模様を魅せます。それがまた綺麗で見惚れてしまいますね。
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その後ヨンモリ海岸に行けなかった無念を晴らすために、別の海外沿いから眺めることに。
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というわけで、柱状節理が見られる海岸へやってきた。
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アイルランドを旅した時に見たGiants causwayを思い出しました。
4/7(金)
本日はソウルに戻る日なので、まずはレンタカーを返しに空港まで戻りました。
先にチェックインを済ませて、バックパックを預けて身軽になったところで、もう一度市内へ繰り出しました。
最後にジェジュ島の市場へ。
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最後にここで少しつまみ食いをしてソウルへと向かったのでした。
写真は美しい漢拏山の夕焼け空。
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