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MOMATコレクション/Family Day こどもまっと 東京国立近代美術館

土曜日の夕方にMOMATコレクションを見に東京国立近代美術館に行って参りました。

そしたら、たたまたまですが、『Family Daysこどもまっと』の日で、生まれたての赤ちゃんwithベビーカーから小学校低学年くらいのお子さんまで、子供連れのファミリーで、もの凄い賑わい。

9/21.22の両日開催のようでした。

子どもと一緒に、はじめての、ひさしぶりの、美術館へ!
「Family Day こどもまっと」は子どもと一緒に気兼ねなく美術館を楽しめる特別な二日間。周りが気になって美術館から足が遠のいていた方も、お子さんと一緒に、はじめての、ひさしぶりの美術館へ来てみませんか?
ここが安心!声をあげて泣いても笑ってもOK
授乳室・おむつ替えスペース・休憩スペースあり
ベビーカーでの館内移動OK
館内での写真撮影OK
キッチンカーでドリンクとフードを販売
日時予約制で入場がスムーズ

東近美HPより

 チケット売り場で美術館の人がファミリー以外の人に、『こどもまっと』の日であることを説明してましたが、全然気にすることないのになー、と感じながら入場。とっても良い企画だと思います。
自分も子供が小さい時にこういう企画あればなーと思ってしまいました。

まずは、4Fのハイライトのコーナー。

小さいお子さん達に「これ好き!」と言われていたのが、こちらの作品。

《第22回アンダパンダン展に参加するよう芸術家達を導く自由の女神》
アンリ・ルソー|1905

「ライオンさんカワイイ!」って言われてました。確かにアンリ・ルソーの作品が子供達にも受けるの何となく分かります。

ハイライトコーナーの入ってすぐの場所には平福百穂の《荒磯》(ありそ)
荒い波を描いてますがとても爽やか。

《荒磯》平福百穂|1926 大正15年

そして秀逸な人物画が2点。

司葉子を描いた橋本明治の《女優》と岸田國士を描いた長谷川利行の《岸田國士像》。どちらも本人がそこに居るかのよう。

《女優》橋本明治|1967 昭和42年

小津安二郎が司葉子を橋本明治に紹介したようですが、今調べたら映画『秋刀魚の味』の中で橋本明治の《石橋》の下絵が使われるなど二人の関係は深かったようですね。
因みにwikiによると橋本明治は東山魁夷と東京美術学校の同期のよう。

《岸田國士像》長谷川利行|1930 昭和5年


隣の2室には竹内栖鳳の《飼われたる猿と兎》。

猿の顔の表情と手足はリアルに描写されているのに体は透明感あり。栖鳳っぽいなーと。

10室では、平重盛関連作が2作品。
川合玉堂の《小松内府図》と菊池契月の《供燈》(くとう)。小松内府とは平重盛のこと。

《小松内府図》は後白河法皇の御所を襲おうとしていた父親の平清盛を重盛が諌めに行く「平家物語」の名シーンを描いたもの。

いつぽう《供燈》は晩年の重盛が暮らした京都東山の精舎での姿。

《小松内府図》川合玉堂|1899 明治32
烏帽子姿が重盛、向かい合うのが弟の宗盛。


《供燈》菊池契月|1910 明治43


左隻のアップ
神護寺の《伝平重盛像》に似せた感じ?タレ目でひとが良さそう。

他にも草間彌生からミロ、ジャスパー・ジョーンズまで、たくさんのお子様たちと一緒に堪能したMOMATコレクションでした。








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