MOMATコレクション/Family Day こどもまっと 東京国立近代美術館
土曜日の夕方にMOMATコレクションを見に東京国立近代美術館に行って参りました。
そしたら、たたまたまですが、『Family Daysこどもまっと』の日で、生まれたての赤ちゃんwithベビーカーから小学校低学年くらいのお子さんまで、子供連れのファミリーで、もの凄い賑わい。
9/21.22の両日開催のようでした。
チケット売り場で美術館の人がファミリー以外の人に、『こどもまっと』の日であることを説明してましたが、全然気にすることないのになー、と感じながら入場。とっても良い企画だと思います。
自分も子供が小さい時にこういう企画あればなーと思ってしまいました。
まずは、4Fのハイライトのコーナー。
小さいお子さん達に「これ好き!」と言われていたのが、こちらの作品。
「ライオンさんカワイイ!」って言われてました。確かにアンリ・ルソーの作品が子供達にも受けるの何となく分かります。
ハイライトコーナーの入ってすぐの場所には平福百穂の《荒磯》(ありそ)
荒い波を描いてますがとても爽やか。
そして秀逸な人物画が2点。
司葉子を描いた橋本明治の《女優》と岸田國士を描いた長谷川利行の《岸田國士像》。どちらも本人がそこに居るかのよう。
小津安二郎が司葉子を橋本明治に紹介したようですが、今調べたら映画『秋刀魚の味』の中で橋本明治の《石橋》の下絵が使われるなど二人の関係は深かったようですね。
因みにwikiによると橋本明治は東山魁夷と東京美術学校の同期のよう。
隣の2室には竹内栖鳳の《飼われたる猿と兎》。
猿の顔の表情と手足はリアルに描写されているのに体は透明感あり。栖鳳っぽいなーと。
10室では、平重盛関連作が2作品。
川合玉堂の《小松内府図》と菊池契月の《供燈》(くとう)。小松内府とは平重盛のこと。
《小松内府図》は後白河法皇の御所を襲おうとしていた父親の平清盛を重盛が諌めに行く「平家物語」の名シーンを描いたもの。
いつぽう《供燈》は晩年の重盛が暮らした京都東山の精舎での姿。
他にも草間彌生からミロ、ジャスパー・ジョーンズまで、たくさんのお子様たちと一緒に堪能したMOMATコレクションでした。
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