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【アート考察】no.1 ジャクソン・ポロック作
閲覧ありがとうございます。M1です。
今回は抽象画の王道、ジャクソンポロック作【No.1】を紹介します。
作品概要
作者 ジャクソン・ポロック
作名 No.1(ラベンダーミスト)
年代 1950
作法 油・エナメル・アルミ
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85844580/picture_pc_b966caa5d400e3fb28e7226014607b0c.png?width=1200)
何を描いたのか?
この絵は何を描いているのでしょうか?
作名にラベンダーミストとあることから、ラベンダーを描いていると想像してしまいます。
みなさんにはラベンダーが見えますか??
私にはラベンダーを見つけられませんでした。
ではなぜラベンダーなのか。
このような時、可能性としてあるのは
ラベンダーミストを使って描いた
ラベンダーを抽象化しすぎて分からない
そもそもラベンダーを描いてない
の3つくらいだと思います。
ネットで調べてみると、
ポロックは作品の完成後にラベンダーミストと名付けた
と書いてあるものがありました。
そのためラベンダーについては描こうと思って描いていないと思われます。
では何を描いたのか
ポロックの描き方はアクションペインティングと呼ばれています。
発端はユング派の分析心理学なのですが、簡単に言うと、
無意識の美を追求
したと言えるでしょう。
心理学の巨匠といえば、フロイト、アドラー、ユングの3人が有名です。
ポロックは、このうちのユングの理論に影響を受けたと言われています。
ではユングの心理学とはどんなものなのか。
簡単に言うと、
フロイトは無意識を悪と捉えていたのに対し、ユングは無意識こそ美だと捉えていました。
だからこそ、この絵は
何も考えずに描かれている
ように私は見えます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85879428/picture_pc_089f64e487754b4fe69f3016d9960cd4.png?width=1200)
そして何も考えないことが美しく、つまりこの絵は美しい。と言うことに思えます。
おわりに
今回はジャクソン・ポロック作『No.1』を紹介しました。
皆さんはどんな感想を持ちましたか?
よかったらコメントで教えてください。
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