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日の出と氷の花を見に、高尾山へ―今日のお花たち その51

 3キロ歩いただけで、内くるぶし付近が痛くなるため、2カ月間、高尾山にすら行けていませんでした。が、リハビリ等でだいぶましになって来たため、貴重な平日休みの17日、日の出と氷の花を目的に行って来ました。

 寝坊しましたが、ほぼ始発の電車に乗り、5時半前、高尾山口駅に到着です。1号路を歩きます。歩き始めは真っ暗で、ヘッドランプをつけていました。平日のせいもあってか、近くにお仲間もいなくて、ちょっと怖くてドキドキしました。歩いていると、じょじょに明るくなって来ます。街の灯と朝焼けのコラボがを楽しみながら、登って行きます。

 薬王院の天狗たちも薄暗がりの中です。お坊さんが、般若心経らしきものを唱えているのが聞こえて来ます。

 空から地平線まで、青、黄、オレンジのグラデーションになっています。

 6時半過ぎ、山頂に着きました。まだ月が空にかかっています。

 山頂で一緒に日の出を待った、男の子たちのグループは、終電で来て登って来ていて、一睡もしていないとか。わ、若い! 夜から歩き始めて、大混雑の中、長時間待って、高尾で初日の出を見たときのことを思い出しました。

 富士山は紅に包まれています。

 遠くに、雪をいただく南アルプスも。

 6時50分ちょい前。日の出です! きれいな日の出が見られて、早起きして来てよかったと思いました。

 ほんのわずかな時間で、空の色は変化します。さっきより、だいぶ青みがかって来た空と富士山を見て、奥高尾に向かいます。北側巻き道で氷の花探しです。

 氷の花はシモバシラの茎からしみ出た水分が凍ってできます。なかなか見つからなくて、もうだめかと思ったら、大きめのものを3つ見つけました。その後、ロープからはみ出しているところにあるものも1つ見つけました。

 くるりんと、わたあめみたいに巻きついています。

 ちょっぴりミノムシみたい?

 こちらは下の方の氷の層がミルフィーユみたいに見えます。

 同じ場所ですごく立派に育った氷の花を見たこともあるので、大満足とは言えませんが、それでも見られたので嬉しかったです。

 山頂に戻って来ました。変色したりんご(泣)を食べて、ひと息つきます。

 帰り道、行きでは暗くて見えなかった、切り株アートの宝船を見ます。

 8時半ごろ、下山しました。次のシーズンこそ、足の故障なく、ベストタイミングで氷の花を見に来たいものです。

高尾駅に飾ってあったスイセンの花

 最後までお読みくださり、ありがとうございました。みなさま、よい週末をお過ごしください。

 

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