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【読書日記】 「死ぬまでに観に行きたい世界の有名美術を1冊でめぐる旅」を読む

図書館の新着図書コーナーで見つけました。
表紙には名画がたくさん、ページをペラペラめくるとカラーのアートワークがぎっしり詰まっていました。半分くらいが対話形式で書かれています。
なんだかワクワクする本だなあ、と思い、借りました。

著者の山上やすおさんは、自称「美術オタク添乗員」
海外旅行の添乗員をされており、あの美術系YouTubeちゃんねるの「こやぎ先生」なのです。

海外旅行をしながらアートワークに触れ、美術に関する歴史や技術などの情報が得られる、そんな感覚でした。

私はこれまでいろいろなアート関係の本を読んできましたが、それで得られた知識の隙間を埋めるような感覚で読み進めました。
「そういうことだったのか」という再発見の連続でした。
例えば、印象派がはじめに認められたのはアメリカ合衆国だったことは知っていたのですが、「なぜ」なのかは知りませんでした。
この本では、「なぜ」なのかがわかりやすく書かれており、非常に面白く読みました。
さすが、アメリカ合衆国・・・野望と言いますか、先見の明と言いますか・・・。
美術を通して、国の体質みたいなものも垣間見ることができますね。

この本では、世界の13の国、54のアートワークを紹介されています。
日本の美術館も2つ書かれているのがよいですね。
東京国立博物館の紹介は面白かったです。
また東博に行きたくなりました。

この本は、「観たくなる」「行きたくなる」・・・モチベーションがぐんぐん広がる本です。

図書館で借りて読み、半分くらい読んだところですが、返却期限がきてしまいました。(文字が小さくて、とにかく情報ぎっしりなのです。)
いったん返却し、また借りて続きを読む予定です。

また会いましょう、私のお気に入りの本さま。

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