【読書日記】 これ、全て さんまさん にあてはまる 「人は聞き方が9割」を読む
「一番売れている聞き方の本」というポップが気になりました。人の話を穏やかに聞き、穏やかに返したい、穏やかなコミュニケーションをしたい、そんな気持ちからこの本を手に取りました。
第1刷:2021年12月22日
発行元:株式会社 すばる社
著者:永松 茂久
内容:聞き方をちょっと変えるだけで仕事もプライベートも大きく好転させる本です。
「聞く力はあの人から学べ」
あの人とは 明石家さんまさん
明石家さんまさんの司会者としての力は卓越したものがあるそうです。
「踊る!さんま御殿!!」たまに見ることがあります。
この番組では、さんまさんはほとんど話していないとあります。たとえ話したとしても、次に話を振るゲストが話しやすいようにするために自分の話をするだけです、とのこと。
確かに、さんまさんは
「ほー」
「へー」
「はー」
とオーバーリアクションをしながら、さんま棒でテーブルを叩いて笑っているだけです。
そして、どのゲストもよく話をしています。「この人、こんなにしゃべる人なんだ」と思ったことがあります。
また、私が知らないゲストの時でも、さんまさんとのやりとりで話が非常に面白いのです。
「聞いてくれる」「笑ってくれる」「驚いてくれる」こんなリアクションがタイムリーにあると、どんどん話したくなるのですね。素敵なコミュニケーション空間です。
第2章では「人に好かれる人の聞き方」がいくつか書かれています。
みごとにさんまさんのされている通りのことばかりなのです。
うなずき、
表情、
姿勢、
笑い、
感賛(感嘆+称賛)
恐るべし、さんまさん。。。
芸人なので「しゃべる」ことが仕事ですが、
「相手にしゃべらせてあげる」ことも大事な仕事なのですね。
さんまさんの「しゃべり」はまねできませんが、
「しゃべらせてあげる態度」はまねしたいと思いました。
嫌われない聞き方 2つを実践しよう
第3章では「嫌われない聞き方」についていくつか書かれています。
人とコミュニケーションをとっていくために大切なことは、「好かれる前に、まずは嫌われないこと」だそうです。
なるほど、好かれようと思っていろいろ話しかけたり、質問したりするのはやや強引で、相手は身構えてしまうかもしれません。それよりも、まず、安心感を与え、不安を取り除くようにすることが必要なのですね。
「嫌われない聞き方」を読んでいて、私は「嫌われる聞き方」をしていたなあ、と反省することが多々ありました。その中で、次の2つは即実践していこうと思いました。
さえぎらない・・・相手の頭の中にある脚本に沿って聞く
私は以前、会話の中で「でも」という接続詞をよく使っていました。
それは友人に指摘されて気づきました。
相手の話していることを制止するつもりはなく、単に相手のことばに対し、自分の意見や疑問をすぐに聞いてほしいという気持ちでした。
しかし、言われました。
「でも、でも、っていうのやめた方がいいよ」と。
「でも」を使うと逆説的に聞こえるのですね。
それ以来、自分なりに「でも」を多用しないように気をつけてきたつもりですが、ここで改めて再度戒めたいと思いました。心を折るツッコミをしない・・・マイナスキーワードを使わないよう心がける最近、こんなことがありました。
道に生えていた草花の葉っぱの模様が非常に目をひき、家族と二人で見ていました。
家族が葉っぱを見て「気持ち悪い」と言い、私は驚きました。
葉っぱなのに、濃い赤と緑と茶色の縞模様、なんだか奇妙なので私は「おもしろい模様だね」と言いました。
しかし、「おもしろい」と言った私の方が否定されているような気分になりました。
その時に気づいたのです。
マイナスキーワードが予想以上にマイナスなイメージを与えることがあるということ。
マイナスキーワードとは、
汚い、
イライラする、
それって間違ってるよ、
意味わからないんだけど、
いろいろあります。
できるだけ使わないように、
使いそうになったら、プラスキーワードに変換して言ってみる努力をしたいと思いました。
著者は、
「人は話し方が9割」という本も出しています。
これもどんな内容か興味津々です。
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