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【日常】コンビニで2500円払った日のこと

仕事でどうにもうまくいかないことがあって、夕方にはへとへとになり、髪は乱れ、顔もファンデーションが浮いていた日。

それでも保育園に息子を迎えにいかないといけないから、疲れ切った身体に鞭打って、車に飛び乗り、保育園へと走った。

「ママ迎え来たよ〜」
の先生の声に反応して、延長保育の部屋奥からこちらに走ってきたウチの子。
屈託のない笑顔と意味不明な明るい言葉の羅列が、乾燥した私の体を潤していく。

でも、ごめんよ。
今日はもう動けん。
美味しい料理は準備できない。

こんなときの必殺技は息子の大好きな納豆ご飯なのだけど、この日に限って、わずか10秒でできるこの献立のカードを朝使ってしまった…
(いや、1日に2回使うってのもアリなのかもしれないけれど、息子へのほのかな罪悪感が優ったのであります)

であれば!
コンビニエンスストアに頼ろう。
かごを息子に持ってもらい、腹に溜まるものを3〜4品放り入れていく。

息子も私もお気に入りなのは、冷凍の鍋焼きうどん。コンロにかけて数分、しかもお出汁がめちゃくちゃ美味しい。
夫には、チゲ風鍋焼きうどんを買って。
他にも、次の日の弁当に入れる惣菜やちょっとしたお菓子を足して、会計。

久しぶりに2000円を超えた。

もう、倹約だの節約だのを考えすぎるのは辞めた。
身体が第一。
休養時間をお金で買う。
働く子育て世代は、それで良いのだ。

不思議と、2000円を惜しむ気持ちは全くない。
堂々と、「タッチで!」

ちょっと前に、ラテマネーの存在を記事で読んだ。
数百円のお金はチリツモで結構な金額であると、マイボトル持参が推奨されていた。
もちろん環境のことを考えることは大事であるし、毎日のことであればそういう習慣の重要性は言うまでもない。

でも、その一杯のラテが、そのときの疲れた心と体を満たすのであれば、それはお金を払う価値があるんじゃない?

私は、帰宅して数分で息子と食べた冷凍鍋焼きうどんに心底感謝した。

早く寝よう。
また明日が来る。

では、また! 

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