橙かなこ

はじめまして。 だいだいかなこです🍊 日常のをかしきことを書いています。

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最近の記事

知識を授ける蜘蛛

その男は人間関係に悩んでいました。 悩みの突破口がなかなか見つからず煮詰まって来たので 気分転換に部屋で趣味の読書をしていると 男の視界の片隅に何か黒い物がよぎりました。 「蜘蛛だ」 男は虫が少々苦手なようでした。 窓から蜘蛛を出してやろうと 男はビクビクしながら蜘蛛に近づき 軽く掴もうとするも 元気な蜘蛛はピョンピョン飛び跳ねて逃げてしまいます。 蜘蛛は軽快に飛び跳ねます。 男を嘲笑うかのように。 男は次第にイライラしてきて 「外に逃がしてやろうとして

    • マンモの圧縮、すごいよね。

      久しぶりに乳腺外科へ。検診に。 過去3回マンモグラフィーを経験してるけど これまでは、世の皆さんが言うほど〝マンモが痛い〟と思わなかったのです。 ところが!! いや〜今回は!違った! もう、これは先っちょ潰れたんじゃないかと思ったよね。 「いやいや、技師さん、ここが限界だって!」 っていう素人の思いなどどこ吹く風。 技師さんはもっとその先を見てた。 そんな圧縮したら逆にこの部屋、血の海になりませんか?って心配になったけど 技師さんの眼差しは力強く、滲み出るプ

      • 繊細な自分に疲れたら

        繊細な自分に疲れたら 〝わたしってば感受性が豊かすぎて尊い。〟 と変換してみるのはどうかしら? 場の空気が読めてヒリヒリしたり 人の感情をもらったり 無神経なアイツにイライラしたりするのは きみの感受性が豊かだから。さ。 鼻うがいをするみたいに 体の内部をグワーって洗いたい時もあるよね。 洗車機に入りたいくらいに 体にまとわりつくなにかをガーッ!って洗いたい時もあるよね。 そんな時は月並みだけど 大自然の中に遊びにいこうよ。 森の中で思いっきり深呼吸

        • あの世とこの世。こうしちゃいられない

          去年入手したきたよしおさんの 霊界案内という本。 初めて読んだ時は正直理解が追いつかず、 しばらく本棚に眠ってもらっていました。 今日、ふともう一度読んでみたくなり手に取ると 「なんとまぁおもしろい!」 夢中になり短時間で読みきってしまいました。 霊界の話題に触れ、何十年の時を経て、 あの頃の丹波哲郎氏を思い出したのでした。 (覚えてる?) 人は死んだらどうなるのか。 果たして、メインはこの世か。 霊界を行き来した作者が事細かに綴ってくださっています。 他に

        知識を授ける蜘蛛

          妄想上手はとてもクリエイティブ

          ☆似たような場面に立て続けに遭遇しました☆ 実家で母といた時のことを例に書いてみます。 母はなにやらお怒りの案件があるようで 〝これこれこういうことがあって… 〇〇なんだわね… もうほんとにむかついちゃって おかん、その人に〇〇してやったの!! たぶん、今頃相手は〇〇と思ってると思うよ!〟と 相手がどう思っているのかを (相手へ確認を入れることなく) オリジナルストーリーで創作していました。 第三者が聞いてると 「おかん、どうしてそこに着地したんや?」

          妄想上手はとてもクリエイティブ

          己を明け渡す

          サレンダー、サレンダーと巷では言うけれど 「さて、サレンダーとはどうやるんだ…」と長年悩んできたのです。 ここしばらく 置かれている状況が にっちもさっちもいかなくなって 「へ…拙者もここまでか…_(┐「ε:)_」と白旗を上げたり 「いやいや!頑張りが足らないだけだ!」と なんとかしようと躍起になって体調を崩したりを繰り返して 右へ左へグワングワンと揺れ動く日々を過ごしていました。 そうして、ある時、思いました。 〝人間様・私〟の苦しみは エゴからくるもの

          己を明け渡す

          でぇたらぼっち

          ある日の 入道雲が 家と家の間から にょきっとこちらを覗いてる でぇたらぼっち みたいで 自分のちっささが あまりにもこわかった。 だけども よく泡立てたホイップクリームみたいで 入道雲よりおっきくなって ガブっと食べちゃいたいくらい 美味しそうにも見えた。 怖い。と 美味しそう。は 共存しないことを知った。

          でぇたらぼっち

          アイツとひと夏を過ごす

          コロナになり2週間ちょいダラダラしています。 ようやく文章を綴られるまでに回復しましたが いつもとは違う風邪の症状の展開に今回は戸惑いました。 これがコロナか… なかなか手強いじゃねぇか…_(┐「ε:)_ という感想です。(強がり90%) いまだに何を食べても香りがしません。 〝いつもとは違う〟をさまざま体験して いつもの日々がどれだけ幸せだったか。と深く感じています。 それにしても今回は症状の出方がいつもと違い、 予想がつかない展開に翻弄されてなんだか疲れた

          アイツとひと夏を過ごす

          横流しただけ、それだけ。

          新札が私の元にもやってきた。 「まだ誰の手垢もついてないのよ」と言わんばかりに色鮮やかで おもちゃのこども銀行のお札みたいに見える。 漢字の「千円」が数字の「1000」に変わったからそう見えるのだろうか。 まだ現実とマッチしていないような、 どこか浮世離れしているような出立ちだ。 目新しさにテンションの上がった私は 早速姪っ子たちを喜ばせたくて新札でお小遣いを渡しに行った。 おばの予想以上に彼女らは新札との出会いをたいそう喜んだ。 味をしめた私はお店のお客さん

          横流しただけ、それだけ。

          それは忍びないから

          なぜだ… なぜこんなにも頻繁に ベランダに死ぬ間際の蝉が入ってくるのだ… しかも今回のはまだ威勢がよさそうだ。 その威勢でベランダの外に出ていってくれたらよかったのに それは難しいようで室外機の前で止まっている。 外の気温が上がってきてエアコンをつけたい… でも、室外機の熱風が この気力体力が尽きようとしている蝉に当たり続けるのはかわいそうな気がする。 でも蝉に触りたくない… 触ってビーーー!って鳴かれて ビーーー!って飛び回られたら怖すぎる… 誰か、誰かこ

          それは忍びないから

          蝉の好きにしたらいい

          部屋でボーッとしていると ベランダにまもなく命、尽きようとしている蝉が入ってきた。 ひっくり返ってジタバタして怖いので チリトリですくい、外へやろうとしたが それはそれで急にビーー!と鳴き出したりして怖い。 いつもそれでイヤな汗をかく。 どうしたもんか。と悩んでいると ふと、こんなことを思った。 この子はうちのベランダを最後の場所に選んだのだ。 命、尽きるまで好きにさせてやろう。 チリトリを玄関に戻して、再度蝉の様子を見に行くと 蝉はひっくり返っていたのを

          蝉の好きにしたらいい

          一番はじめの純粋な想い

          こういうことってないだろうか? はじめはやりたくてやってた。 だけど、いつの頃からか やらなきゃいけなくてやってるような妙な義務感が伴う。 なんてこと。 例えば、ここにある女の子いる。 幼い弟の世話をしている。 初めは弟が可愛くて嬉しくてやりたくてやっていた。 だけど、この女の子もまだ自分の遊びをたくさんしたい年頃。 弟の面倒をみるのが億劫な時もある。 でもしっかり世話役をこなすので いつからかママや周囲はなにかあるとこの子が適任だろうと弟の世話を任せるよ

          一番はじめの純粋な想い

          銭湯の猛者たち

          私の母は今年70歳になる。 近所の銭湯に行くのが趣味で一度行けば何時間も満喫して帰ってくる。 平日の午後だと、若い人や子供が少なくゆっくり過ごせるらしく その時間帯に好んで足を運ぶ。 平日午後の銭湯は母と同じお年頃のお姉さまたちの憩いの場と化しているのだろう。 知り合いにもよく会うようで、離れて暮らす娘の身としては 母の日常の楽しみがひとつでも多いことは喜ばしい限りである。 ある日のこと、母が露天風呂に入っていると 体が男性の方が入ってきたらしい。 さまざま

          銭湯の猛者たち

          気が合いますね。とは限らない

          横断歩道を渡っていたら 向こうから自転車に乗ったおじさんが来た。 右によけたら、おじさんもおじさんから見て左によけた。 ようするに、2人とも同じ方向によけた。 今度は左によけたらおじさんも同じ方向に来た。 コントみたいでおもしろい。なんて浮かれているのは私だけで おじさんは怒ってた。 そうか。この場面は「気が合いますねww」とかいって楽しみ合う場面とは限らないのか。 と、また志村イズムを当たり前に持ちだしていることに気づく。 いかん。いかん。 そう。 私

          気が合いますね。とは限らない

          尊敬する人は歯医者さんでリラックスできる人

          歯医者さんというものは大人になったとて怖い。 歯医者さんの前では大人も子供もないんじゃないかと思うのです。 昔から虫歯が出来やすく 歯医者さんによくお世話になってきたのだけど 気づいたらものすごく苦手になってしまった。 できることなら行きたくない。 歯がうずいても、気圧のせいだなんだと言い訳してできるだけ行くのを引き伸ばしたい。 わかってるさ、そんなことをしても治療が困難になるだけだと。 歯医者さんにも迷惑だと。 それでも抗いたい自分がいる。 虫歯は自然治

          尊敬する人は歯医者さんでリラックスできる人

          センスを褒められたい

          前回の記事を書き 思うところがあり内観してみました。 成績や数字などの結果だったり、 性格や行いなどの人間性を認められたいわけじゃなかったなと改めて気づいたわけです。 自分はどちらかというと その瞬間のセンスを褒められたら嬉しい人間でした。 モヤモヤはいつも光を届けてくれる。 これだからヤツは憎めないです。 幼少期と学生時代を振り返ってみたのです。 手前味噌だけど頭はそんなに悪くなかった。 ただ、いい成績を取ったところで、さほど喜びを感じない子でした。 内

          センスを褒められたい