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Photo by
hozukisouta
【エッセイ】見ようによっちゃぁいいのかもしれない
わがまま放題の小学生の姪っ子がいる。
この子が笑っちゃうほど自己中で
こちらが疲れている時は「まじ、こいつ…」ってなるけど総じて可愛い愛すべき姪っ子。
この子は私に「あれやって」「これやって」とジャイアンみたいに要求する。
「前世は将軍かなんかでしたか?」と思わず聞いたこともある。
そんなある日、思った。
私は彼女に「あれをやったり」「これをやったり」してたもんだから、
自分の得意なこと、協力できること、なにより彼女への愛、それにここまで愛している存在がいるという幸せを実感していることに気づいた。
そう。
自分の持っているものを自覚するに至った。
この時には驚いた。
「え、姪っ子がメンター??」と。
おばを「持っている」状態にしてるのである。
いや、「持っている状態」を自らに認めさせていると言った方がいいだろうか。
これはもしや、ダンナさんをどんどん出世させるタイプの奥さんの法則とかと近いんじゃないか…なぁんて
そんなこんな考えてたら
今まで「まじか、こいつ…」って思ってた時間がひっくり返ったような気がして
ジャイアンがジャイ子くらいにマイルドになったような気がして
明日ジャイ子にアイスでも買ってやろ〜と思ったのでした。