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ファブナードの水マガジン

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「安全でおいしい水」を飲むことは、健康的な暮らしの基本ですよね。 でも、ペットボトルの水を毎日買うのは、ちょっと気が引ける...。 ここでは、知っておきたい水の情報をわかりやす…
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#水道水

石けんは水の硬度成分と反応し、25%が石けんカスになっていた⁉

石けんは洗浄成分が残りにくい 以前の投稿では、石けんには、界面活性の作用をもつ洗浄成分…

紀元前3000年代からあった石けん そのメリットは凄かった

私たちが、毎日はいるお風呂やシャワーとは切っても切れない仲にある石けんやボディーソープ。…

地球規模の水循環を気付かせてくれた八潮市の道路陥没

僅かな淡水を持続的に使える理由地球の表面にある水の内、海水などの塩水が97.47%、淡水が2.…

「琵琶湖の水止めたろか」の日本と国際問題

ペットボトル数滴分しかない水の量は、もはや見えない 地球の表面は3分の2は水で覆われてい…

人気の節水シャワーヘッド わかり易さの裏側にあるもの

節水シャワーヘッドの謳い文句はたいていこんな感じです。 ・少ない水量でも効率的に洗い流…

#12 蛇口をひねれば、安価で安全な水が使えるのは、いつまでだろうか

私たちが、蛇口をひねればいつでも安全な水が使えるのは、水道事業のおかげです。しかし、この…

#11 おいしい水と生物の力の関係

緩速ろ過法と急速ろ過法の本当のメリット・デメリット まず、日本の緩速ろ過法の第一人者である信州大学の中本名誉教授の解説を引用します。中本先生プロフィール 現在、日本で主流の急速ろ過法も、活性炭投入、オゾン処理、膜処理など、さまざまな技術革新があり、おいしい水になってきました。(高度浄水) しかし、維持管理や消耗品などにエネルギーやコストが多くかかる事実は、水道事業の財政的課題と無縁ではありません。 水道料金は、コストを利用者数で割って算出するので、人口の少ない地域ほど

【TSMCが進出した熊本に学ぶ】お蔭で見えた、日本の水道水源の実情

まえがき この投稿は、TSMC進出を肯定/否定する意図で書いたものではありません。 進出によっ…

【天草の滝つぼ集団食中毒から学ぶ】水の安全と浄水技術の重要性

今年の夏、熊本県天草市の轟の滝で遊んだ人々が、発熱や嘔吐などの症状を訴え、大きなニュース…

#10 おいしい水道水は、原水と浄水場のタイプに左右される

おいしい水の大きな要素である臭いについて前の章まで書いて来ましたが、 一般的には、味とし…

#9 水道水の臭いは塩素が原因じゃない⁉

前の章では、水道水の実際の残留塩素は0.4㎎/L程度と見てきました。 実は、プールの塩素も0.…

【ワンちゃんの水中毒に注意⁉】夏の水分補給と健康管理のポイント

この夏の悲しい事件 某テレビ局のワンちゃん撮影中に倒れ、その後亡くなってしまった事故があ…

#8 上限値がなければ、水道の蛇口で塩素は残り放題なのか

それにしても、水道法では上限値が決められていないのであれば 実際、日本では残留塩素の濃度…

#7 日本の「水道水神話」は続くのか?安全な水を考える

日本では、蛇口をひねれば安全でおいしい水が飲めるのが当たり前、、、なのか? 「水道水は安全」という神話は、高度な浄水技術と 厳しい水質基準によって守られてきました。 世界的に見ても、水道水を安全に飲める国は12か国程度で、 WHO(世界保健機関)の調査では、世界人口の約4分の1が安全な飲み水にアクセスできていない現状です。 しかし近年、この「水道水神話」に 陰りが見え始めているのではないでしょうか。 有機フッ素化合物のうち、人体に影響が懸念される代表的なPFOS/PFO