くつろぎたいときこそ「着るはにわ」をフル装備!あの国宝“挂甲の武人”になれちゃうルームウェア #はにわ展②
今年の秋冬は「着るはにわ」でおうち時間を過ごすのはいかが?
こんにちは、ミュージアム部の内村です。縄文土器や土偶など“掘ったら出てきた”埋蔵文化財系に心ときめく私ですが、今回ついに「埴輪」をテーマにしたグッズ企画を行うことになりました。
縄文時代を代表する器物の「土偶」と古墳時代を象徴する器物の「埴輪」。時代は違えど、人の姿をかたどっている造形物を見ると「当時の人びとはどんな生活をしていたのだろう……」「この模様は入れ墨なのか、それとも服なのか……」などと空想に耽ってしまいます。
※土偶も埴輪も人型以外の物が多数存在しています。
そんな私が、数ある埴輪の中からモチーフに選んだのがこの埴輪です。
国宝 埴輪 挂甲の武人
この「国宝 埴輪 挂甲の武人」は、日本でもっとも有名な埴輪のひとつです。国内で初めて国宝認定された埴輪で、小札を重ねた甲冑で身を固めているのが特徴です。埴輪というと比較的シンプルに造形されたものが多いのですが、この「国宝 埴輪 挂甲の武人」は実に写実的な造りをしています。
背面を見てみると、靫(矢を入れる道具)も装備していて、その中には矢もしっかりと表現されています。左手には弓、右手には大刀を、そして背中には靫と、フル装備な姿が特徴的です。
挂甲の武人になりたい!
「国宝 埴輪 挂甲の武人」をじっと見ていると、「この甲冑、なんだか暖かそう……着てみたい!」そんな感情が湧いてきました。丸みを帯びた冑はフードのように見えますし、丸みを帯びた甲冑はスベスベしていて気持ちよさそう。ふんわりと広がったトップスのすそに関してはリラックスウェアさながらのゆったりフォルムです。
また、「国宝 埴輪 挂甲の武人」は写実的な造り・武装した姿でありながら、どこかとぼけたようなおだやかな表情。ならば令和の私たちも、この埴輪になりきることで、リラックスして安らかに過ごせるかもしれません。
そこで、一度脳内イメージをイラストに描き起こしてみました。
私は商品企画をするとき、最初に脳内に思い描いたイメージを一度イラストにします。描くことで第三者に伝えやすくなることはもちろん、どうやっても作れなさそうな箇所を見つけるのです。
ざっくりしたデザインがまとまったところで、細部の仕様を考えて企画書にまとめて、メーカーさんに見てもらい企画を進めていきました。そうして完成したのがこちら!
「着るはにわ 挂甲の武人ルームウェア」
ふわっふわの毛布素材に特徴的な甲冑のデザインを全面プリントして「着るはにわ」が完成しました。腰には剣も携えています。(プリントで!)
「国宝 埴輪 挂甲の武人」にもある甲冑を留めている「ひも」も別パーツで取り付けました。(あくまで飾り!)
裏面には特徴的な靫もイラストで表現しています。
今年の冬は「着るはにわ」でゆったりと
今年の秋冬は「着るはにわ 挂甲の武人ルームウェア」を着て、おうちでゆっくりと過ごしてみるのはどうでしょうか。
本物の挂甲の武人に会える!
東京と福岡で開催!特別展「はにわ」
「国宝 挂甲の武人ルームウェア」は、「埴輪 挂甲の武人」の国宝指定50周年を記念した特別展「はにわ」の開催を記念して製作したタイアップ商品です。東京会場・東京国立博物館、九州会場・九州国立博物館を巡回予定です。知っているようで知らないこともたくさんある、埴輪の世界を体験しに、ぜひミュージアムへ!
特別展「はにわ」とのタイアップシリーズ
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