正倉院宝物の欠片がきらめく。正倉院展と一緒に作ったイヤアクセサリー #正倉院展コラボグッズ ④
いにしえの宝物が、耳もとにきらめく。
身に着けるだけで古代日本にタイプトリップした気分に! 正倉院宝物をモチーフにした、特別なイヤアクセサリーが完成しました。
みなさま、こんにちは!歴史が好きな、フェリシモ「ミュージアム部」プランナーのささのはです。
みなさまは「正倉院宝物」というものをご存じでしょうか?「螺鈿風デザインが輝くネイルシール」の記事でもご紹介したように、正倉院宝物とは「聖武天皇・光明皇后らゆかりの宝物、及びシルクロード交易や遣唐使がもたらした、天平文化にまつわる美術品の一群などのうち、奈良・東大寺にある『正倉院宝庫』に収められたもの」のことを指します。
約9,000件も収蔵されていると伝わる、麗しい宝物群。中でも、752年に行われた大仏開眼会で聖武天皇・光明皇后らが使用したと伝わる冠の残片である「礼服御冠残欠」という宝物に、プランナー・ささのは、心奪われてしまいました……!
そして、「過去の偉人がそうしたように、実際に身に着けることで、1000年以上前に生きた人々が紡いだ想い・積み重なった歴史の重みを感じてみたい!(物理)」という想いをきっかけに、「礼服御冠残欠」にインスピレーションを受けたマジェステを作り上げたのですが……。
もっともっと、正倉院が誇る歴史の重みを感じられるアイテムが欲しい!
もしもマジェステと同じ宝物「礼服御冠残欠」をモチーフに、かつての冠のごとく、さらに顔周りを彩ることが出来るアクセサリーを作ったなら……!?
そんなとめどなく溢れる想いが巡り巡って、マジェステと同じく「礼服御冠残欠」にインスピレーションを受けたイヤアクセサリーを、「第74回 正倉院展」とコラボして作ってみました。
使いこむほど味が出る真ちゅう素材に、繊細な宝物のデザインを丁寧に落としこみました。
イヤアクセサリーのモチーフに取り上げた「礼服御冠残欠」のパーツの造形は、植物の蔓をかたどったものだそう。その繊細な形状を、装飾品として耐えうる・そして宝物の美しさを損ねない絶妙な厚み・太さでイヤアクセサリーに落とし込むべく、日本の職人さんに何度も調整を重ねてもらいました◎
そしてイヤアクセサリーの繊細な造形が生み出される場面を目撃するべく、実際に職人さんの仕事場に潜入したプランナー。すごく興味深い光景を目にしました。
なぜか宝物の形に切り出されたパーツに、くるっと輪にした針金が取り付けられております……。
詳しくお話をおうかがいしたところ、なんとバレル研磨(機械の中に磨き石と一緒にパーツを入れて回転させて磨く手法)作業中に平面的なパーツ同士がピッタリくっついて磨き残しが発生しないよう、一点一点手作業で針金を立体的に取り付けているとのこと!
こうやってひと手間かけて、パーツすみずみまで綺麗に磨き上げることで、溝まで上品に輝くイヤアクセサリーが完成するのですね……!
細部までこだわりぬいた職人さんの手によって作り上げられた、しっとりと輝くイヤアクセサリー。繊細なきらめきは、顔まわりを一気に華やかに見せてくれます。
ピアスとイヤリング、お好きな方をお選びいただけます◎
和装にもぴったりなイヤアクセサリー。正倉院展コラボアイテムの「マジェステ」や「ショルダーバッグ」、「ネイルシール」とあわせてトータルコーディネートを楽しむのも素敵です!
かつて、特別な祭典に用いられた冠。
令和の世ではその欠片を、普段使いはもちろん、特別な装いの日にも大活躍してくれる華やかなイヤアクセサリーとして楽しんでみませんか?
年に一度、倉に納められている宝物の点検を目的に勅封が解かれるのに合わせ、2週間のみ開催される「正倉院展」。
本年・2022年の「第74回 正倉院展」は、奈良国立博物館にて10月29日(土)~11月14日(月)まで開催!
貴重な宝物の公開を、どうぞお見逃しなく……。
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