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美しく実用的!正倉院宝物に着想し生まれた刀子イメージペンダントルーペ #2024正倉院展コラボ③
美しい装飾品としてはもちろん、文房具としても活躍することがあったという道具・刀子をヒントに、きらびやかなペンダントルーペが誕生しました!
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貴人が身につけた刀子にあこがれて 宝物イメージペンダントルーペの会
みなさま、こんにちは! 歴史が好きな、ミュージアム部・プランナーのささのはです。ミュージアム部のnoteを初めて読んでくださる方へはビッグニュース、いつもご愛読くださっている方々にはご恒例!?我々「ミュージアム部」、今年も「正倉院展」とコラボレーションいたします!! 一昨年、そして昨年のコラボに引き続き、ご縁をいただけて大感謝です。
「正倉院展」は昭和21年に第一回が開催されたのを始まりに今も続く、貴重な宝物・正倉院宝物を見ることができる特別展です。今回のコラボレーションは「第76回 正倉院展」とのコラボレーションになります!
正倉院宝物とは:天平時代(710年~794年)に建てられた大規模な高床倉庫・正倉(現在の正倉院宝庫)に収められた宝物の事を指す。聖武しょうむ天皇の四十九日の法要にあたり、光明皇后が聖武天皇ゆかりの宝物などを東大寺に奉献・それを同寺の「正倉」に収蔵保管したことが、「正倉院宝物」のはじまりと伝わる。以降、シルクロード交易や遣唐使がもたらした天平文化にまつわる美術品なども収蔵物として追加され、今に至る。
毎年秋には正倉院宝庫の勅封を解いて宝物の点検を行い、同タイミングで一部の宝物を一般公開する「正倉院展」が開催される。
なお奈良・平安時代には、各地方の役所や大きな寺に重要な宝物を保管するための正倉が存在し、正倉がたくさん集まっている場所はすべて「正倉院」と呼ばれたが、現代では奈良・東大寺にかつての正倉院のうちのひとつである「正倉」が残るのみである。
実は私、前・第75回 正倉院展で拝見して以来、あまりの美しさにずっと心から離れない宝物がありまして……。
それがこちら、刀子と呼ばれる宝物です。
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※昨年の正倉院展で拝観したのは画像中央「斑犀把漆鞘黄金葛形珠玉荘刀子」です
刀子とはその字の通り、一般的には現代でいうところの「ナイフ」にあたる道具を指します。これら正倉院に収められている刀子はまず第一に華やかな見た目の腰飾りとして愛用され、宝物によっては木簡を削ったりする文房具として使われることもあったのだそう。
美しいだけでなく便利な道具にもなれるなんて、一石二鳥&最強すぎ⁉ 私も見た目麗しく、いざという時は大活躍しちゃうグッズを作りたい……!
そんな思いから生まれたのが、刀子をイメージしたペンダントルーペ。
宝物イメージデザインのトップでコーデに花を添えつつ、ちょっと物をよく見たいわ、という時のお助けアイテムとして大活躍します!
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正倉院展×ミュージアム部
貴人が身につけた刀子にあこがれて 宝物イメージペンダントルーペの会
月1個 ¥3,200(+10% ¥3,520)
※1個だけ(1ヵ月だけ)の購入も可能です。
※詳しくは「初めての方へ・お買い物ガイド」をご確認ください。
〈犀角把白銀葛形鞘珠玉荘刀子〉
お花の意匠がかわいらしいこのルーペは、青色のガラスと真珠で飾られた銀の透かし彫りの金具が特徴的な刀子にインスピレーションを受けデザインしました。レース飾りがきれいなお洋服や、ドレッシーなファッションにもマッチしそう!
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【インスピレーションもとになった宝物】
「犀角把白銀葛形鞘珠玉荘刀子」は2本の刀子が対になるよう組紐で繋がれていたり、聖武天皇の義母が大仏に捧げたことを記す木の札が付いていたりと、なんとも特別感ある刀子です。
ちなみにこの刀子の用途は「文房具」に分類されており、紙や木簡を削り取ったり、文字をすり消すために使われたと考えられているそうです。
※用途の分類は正倉院宝物紹介ページによる
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〈斑犀把漆鞘黄金葛形珠玉荘刀子〉
色濃い花びらのような意匠がちりばめられたこのきらびやかなルーペは、私が昨年の正倉院展で一目ぼれした刀子「斑犀把漆鞘黄金葛形珠玉荘刀子」にインスピレーションを受けデザインしました。金色のベースも華やかで、柄物のお洋服にも負けない存在感です!
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【インスピレーションもとになった宝物】
この刀子は一般的なものよりも大型で、持ち手がまっすぐ且つ刀身が筍のような形状をしていたりと、ちょっと不思議なデザインをしているのが特徴! そして、用途は「服飾品」に分類されています。
奈良時代の貴人のファッションに大いに華を添えていたのかも……と考えるとワクワクしますね^^
※用途の分類は正倉院宝物紹介ページによる
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〈青石把漆鞘金銀鈿荘刀子〉
落ち着いた黄緑色の意匠を取り入れたこのルーペは、貴蛇紋石でできた持ち手が美しすぎる刀子にインスピレーションを受けデザインしました。他2柄と比べて一番シンプルなデザインで、すっと大人っぽいファッションにも合わせやすそうです。
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【インスピレーションもとになった宝物】
この刀子も「斑犀把漆鞘黄金葛形珠玉荘刀子」と同じく一般的なものよりも大型であったりと、あらゆる点において一般的な刀子とは異なる面を持っています。そしてやっぱり、用途は「服飾品」と考えられているのだとか。
この持ち手をしっかり握って何かを削る……というのはかなり緊張しそうなので、文房具に分類されていなくて少しほっとしたプランナーでした。
※用途の分類は正倉院宝物紹介ページによる
![](https://assets.st-note.com/img/1729160713-Q3BkdpXvqjPUKz0HglthA9nC.png?width=1200)
一見、華やかなペンダントのような見た目ですが……
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いざ!という時、頼れるルーペに大変身。長めのチェーンだから、首に掛けたまま使うことができます◎
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お洋服はもちろん、和装にもマッチ♪ ちょっとお着物をまとってお出かけ……という日のお供にもおすすめです。
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ペンダントルーペは、そのまま飾っていたくなるくらい綺麗なオリジナルパッケージに入れてお届け。プレゼントにもぴったりですね^^
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かつて天平時代の貴人がそうしたように美しい至宝で着飾り、時には便利に使う(!)疑似体験を、是非このルーペでお楽しみください!
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正倉院展×ミュージアム部
貴人が身につけた刀子にあこがれて 宝物イメージペンダントルーペの会
月1個 ¥3,200(+10% ¥3,520)
※1個だけ(1ヵ月だけ)の購入も可能です。
※詳しくは「初めての方へ・お買い物ガイド」をご確認ください。
年に一度、倉に納められている宝物の点検を目的に勅封が解かれるのに合わせ、2週間のみ開催される「正倉院展」。
本年・2024年の「第76回 正倉院展」は、奈良国立博物館にて10月26日(土)~11月11日(月)まで開催!
貴重な宝物の公開を、どうぞお見逃しなく……。
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第76回 正倉院展
主催・会場:奈良国立博物館(奈良市登大路町50番地)
開催期間:10月26日(土)~11月11日(月)
開館日時:午前8時~午後6時(金・土・日曜、祝日は午後8時まで)
※くわしくは正倉院展公式ホームページをご確認ください
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