北斎の図案をまとって。天才絵師が考案した小紋柄デザインの靴下 #すみだ北斎美術館コラボ ③
江戸時代の色彩と図案で、足もとに粋なアクセントを添えて♪ 鬼才・葛飾北斎が生み出した着物のための文様を、日常で楽しむための靴下。
みなさま、こんにちは! 歴史が好きな、フェリシモ「ミュージアム部」プランナーのささのはです。
みなさまは「江戸時代を代表する偉大なアーティスト」と言われたら、誰を思い浮かべますか?
私が真っ先に思い浮かぶのは、天才浮世絵師・葛飾北斎です!
とはいえ、美術史についてはまだまだ勉強中のプランナー。北斎が生み出した作品についても「あの天才的な、富士山と大波の浮世絵!」という印象を強く持っていました。
でも、とある日のこと。私、北斎が「富士と大波」以外の方面でも“大天才”な作品を遺していた事を知ってしまったのです……。
なんと北斎、着物の文様デザインの考案も手掛けていたのです! 実際にテキスタイルデザイナーとして、パターン集『新形小紋帳』を刊行していました。
この他にも、北斎は絵の手本集や職人向け図案集を発行しており……。
北斎はただの浮世絵師ではなく、“マルチクリエイター”だった!? それこそが北斎が「天才」といわれる真の理由なのかも……!!
北斎の意外な才能に触れたプランナー、彼の「富士山や大波などの風景画以外で見せた才能」に心を奪われてしまいまして……。
「江戸の鬼才・北斎のマルチな才能を、令和を生きる人々にたくさんお伝えしたい!!!」
そんな想いをもとに、北斎の功績と魅力を世に伝えるミュージアム・すみだ北斎美術館と一緒に、コラボ商品を企画!
北斎が着物のためにデザインした文様を、現代でも思う存分身にまとえるように「靴下」にリデザインしてみました!
編みで丁寧に表現した文様に、北斎の意匠を身にまとうワクワク感が高まる特別な靴下。柄展開は3種です。
〈丁子茶〉
どことなく花を思わせる柄の〈丁子茶〉の靴下。まるでレトロな型板ガラスを思わせるようなデザインが、乙女心をくすぐります^^
~デザイン元になった図案はこちら~
『新形小紋帳』に掲載された各図案の横には、北斎による描き方手順が書かれています。こちらのデザインは、「四ツで」「はやわり これよりかくべし」「ごばんワりに かくべし」とのこと……!
彩り豊かな靴下は、それぞれ北斎が生きた江戸時代を象徴する色「四十八茶百鼠」の組み合わせで仕上げています!
〈丁子茶〉靴下に取り入れた色の組み合わせは、丁子茶・栗皮茶・青磁鼠の3色。明るすぎない茶色に淡い黄緑色がピリッと利いて、性別年齢問わずコーディネートのアクセントに取り入れやすい仕上がりです。
〈鳩羽鼠〉
中国の伝統建築に見られる「格子状の窓枠」をどことなく思わせる柄の〈鳩羽鼠〉の靴下。直線とモコモコとした図形の組み合わせが、足もとに柔和な表情をプラスしてくれます。
~デザイン元になった図案はこちら~
〈鳩羽鼠〉靴下に取り入れた色の組み合わせは、鳩羽鼠・絹鼠・梅鼠の3色。伝統的な小紋の着物を思わせるような優美な色合いで、落着いた印象に仕上げました。
〈藍鼠〉
北斎より「まつかハ(松皮)」と名付けられた柄をデザインした〈藍鼠〉の靴下。直線で構成されたスタイリッシュ&クールな文様は、スニーカーなどのカジュアルな靴にもよく合いそうで、アクティブに動きまわる日のコーデに取り入れたくなります♪
~デザイン元になった図案はこちら~
〈藍鼠〉靴下に取り入れた色の組み合わせは、藍鼠・柳鼠・桑染の3色。派手過ぎす、それでいて鮮やかな色合いで気分が一気に華やかになりそう!
履き口には、北斎が当時使用していた画号を入れた特製布タグ付き。他にはない、唯一無二のデザインに仕上がりました♪
靴下の図柄が丸窓から覗くパッケージは、『新形小紋帳』から着想した特製デザイン。北斎好きな方へのプレゼントにもぴったりです◎
約200年の時が流れた今もなお色あせない、天才マルチクリエイター・北斎が描いた図案。
現代の着こなしにも映えるモダンなデザインをきっかけに、「北斎のマルチな才能」をはじめとする彼の魅力に親しむ方がもっともっと増えますように!
すみだ北斎美術館(東京)でも発売!
今回のコラボ企画グッズは、すみだ北斎美術館のミュージアムショップ及びオンラインショップでも販売予定です。浮世絵師・葛飾北斎(1760-1849)が生まれ、生涯のほとんどを過ごしたゆかりの地・墨田区亀沢にあるミュージアムで、北斎作品とともにグッズをお楽しみください。
すみだ北斎美術館×ミュージアム部コラボ商品はこちらにも!
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