耳もとに神秘的な蝶のきらめき「モルフォイヤアクセサリー」
モルフォのきらめきを耳もとで楽しんで。
こんにちはミュージアム部の内村です。今回は世界で最も美しい蝶のひとつといわれる「モルフォチョウ」をモチーフにした「モルフォイヤアクセサリー」を作った話をしたいと思います。
かつて昆虫が大好きだった私も大人になり、いつの間にか虫が苦手になっていました。しかしながら、息子の虫好きをきっかけに昆虫の神秘性や多様性に興味を持ち、「バタフライエコバッグ&サナギポーチ」をはじめとした昆虫モチーフグッズを企画するように!(そのときのお話は以下をご覧ください!)
そんな“昆虫好き復帰勢”な私ですが、密かに推し昆虫がいます。それが「モルフォチョウ」です。
モルフォチョウは、北アメリカ南部から南アメリカにかけて80種ほどが生息する大型の蝶の仲間です。最大の特徴はなんといっても美しい翅のきらめき! 自然のものとは思えないほど美しくきらめく青い翅は一度見ると忘れることはできないでしょう。
19世紀初頭、イギリスのヴィクトリア女王もその美しさに魅了され、職人たちにモルフォチョウの翅を使ったジュエリーを作らせて愛用したそうです。
モルフォチョウの翅のきらめきとその謎
最大の特徴はその美しい翅で、光の反射によって神秘的な美しい青色を生み出します。これを「構造色」といい、りん粉に青い光の波長に干渉する仕組みがあることで青い色を強く反射し、美しい青色に見えるのだそうです。
シャボン玉やコンパクトディスク(CD)が青く見えるのも同じ仕組みです。
神話の女神を形容した「モルフォ」
モルフォチョウの種類はとても多く、一説には80種以上もいるそうですが、その多くにギリシャ神話に登場する人物の名が付けられています。
そもそも「モルフォ」という言葉そのものが、ギリシア神話で有名な愛と美を象徴する女神アフロディテを形容する言葉なのだそう。モルフォチョウの美しさや神秘性からその名を連想したのでしょうか。
モルフォチョウの神秘的な美しさを耳もとに
そんな美しいモルフォチョウの中でも、ひときわ美しくきらめく翅を持って
いるというのが「レテノールモルフォチョウ」です。
今回はそのレテノールモルフォチョウをモチーフにして、神秘的なイヤアクセサリーを作ってみました。
耳もとを軽やかに飾るのはモルフォチョウの翅をイメージしたパーツと上品なドロップモチーフ。
イヤアクセサリーは左右でレイアウトを変えているので、印象違いを楽しむことができます。
構造色のきらめきを表現する「モルフォオーガンザ」
このイヤアクセサリーの最大の特徴は「モルフォオーガンザ」という生地による「構造色」表現です。
屈折率の異なるポリエステルとナイロンの多積層構造光発色繊維「モルフォ糸」を緯糸に使用。そこに経黒糸のシャンブレーカラーが組み合わさることで、モルフォチョウの翅らしい独特のカラーを表現してくれています。
ドイツ箱をイメージしたパッケージに入れて
美しいモルフォチョウをイメージしたアクセサリーなので、今回はパッケージにもこだわり「ドイツ箱」をイメージして作ってみました。
パッケージに収まった状態もオシャレですので、そのままお部屋に飾ってみたり、博物好き、昆虫好きさんへのプレゼントとしても喜ばれるかも!?
いかがでしたでしょうか。今年の夏は、軽やかにモルフォのきらめきを耳もとにまとって、お出かけしてみませんか。
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