鍬形蕙斎の『鳥獣略画式』から、抱きしめたくなるトラのクッション誕生! #ゆるかわ鳥獣画 ①
思わず抱きしめたくなっちゃうクッション!ゆるかわいい姿に癒やされる!
こんにちは、ミュージアム部の内村です。毎回いろいろなテーマを取り上げるミュージアム部ですが、今回は江戸時代の絵師・鍬形蕙斎に注目してみました。
一説には葛飾北斎より人気を集めたという蕙斎の作品……いったいどんなものなのでしょうか?
斬新で多くの人を魅了した『略画式』
蕙斎は、津山藩のお抱え絵師として多くの肉筆画を描きながら、一方で、庶民向けに版本(木版で印刷された本)も手掛けました。その中で生み出されたのが、後世に語り継がれることとなる『略画式』です!
『略画式』は「誰でもカンタンに描くことができる」という趣旨の、絵手本のようなものです。蕙斎ならではの大胆なアレンジやシンプルなラインで描かれた絵は、当時の人びとにはとても斬新だったのではないでしょうか。
蕙斎は人物や自然風景など数多くの略画式を描き、「単純&ゆるかわいい」の世界観を展開し多くの人々を魅了します。中でも、動物テーマとした『鳥獣略画式』は大ヒットし、いつしか“略画の蕙斎”と呼ばれるようになりました。
どこを見てるの? 略画なトラの魅力
そして、この魅力たっぷりの画集『鳥獣略画式』を何気なく見ていたとき、私の目が釘付けになってしまったのが、この「トラ」。
この絵、妙に気になりませんか? まず注目したいのがなんとも言えないこの表情。怒っているのか緊張しているのか、なにかを耐え忍んでいるのか……うーん、凡人には理解できない深みを感じます。
からだは大胆に楕円形で表現されていて、前足は力強く極太です。一方で長く表現された尻尾は、まるで禅画で描かれる山水画のよう。
思わず抱きしめたくなる!蕙斎が描いた略画式のトラをクッションに!
そんな魅力たっぷり!な略画式のトラをどうしても家にお迎えしたい!! そんな想いで、存在感ある絶妙サイズのクッションにしてみました!
略画式ならではの大胆な筆のラインをプリントで表現しました。墨の色はアウトラインとトラ柄で部分で墨色を変えています。(こだわり)
クッション裏もしっかりとトラ柄をデザインしています。下部には「蕙斎筆 紹眞」の文字もプリントで表現しました。
大切な顔のパーツ(目、鼻、口)はグレーの刺繍糸で表現しています。このちょっとした仕上げがグッとクッションの質を上げるのです。
このトラクッション、前足は別パーツになっているので自由に動かすことができるので……
このように抱きかかえたときに「お手」をしているようにすることも!
ふ~……癒やされます。
クッションには大きなポケットが付いています。ここに湯たんぽを入れると、あったか~いトラクッションになり、ますます抱きかかえたくなること間違いなし!です。
※パブリックドメイン作品をもとに商品化しています
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