万人ウケするCXはない。
ごく稀にあるのが、
「弊社CXに関しては課題感をあまり感じていません」という言葉。
私はこの言葉に違和感を覚える。
なぜなら、CXは『1+1=2』のような正解があるのでもなく、“完璧”もないから。
もしかしたら、課題感を言語化できていないだけかもしれないが…
CXは、
CX=Candidate Experience(候補者体験)
CX=Customer Experience(顧客体験)
この2つある。
顧客体験でわかりやすく説明するなら、ショッピングする場面を思い浮かべてほしい。
皆さんは、洋服屋さんで商品を購入した際に、玄関先まで商品を丁寧に持ってこられながら、見送られるのは好きだろうか?
私は正直苦手だ。1秒でも早く受け取って帰りたい人だから。
ただ、そうでない人もいる。
「あのおもてなしされている感じが好き!」
なんて人もいるくらいだ。
店員さんが良かれと思ってやっていることが、人によっては多少なりともぎこちなさや不快感を与えてしまうのだ。
デキる店員はここで、
「お見送りさせていただきますが、よろしいですか?」などといった声をかけてくれる人。
そうすれば、Yes・Noはっきり言えるし、お互いちょうどいい具合で終えられるのだ。
究極言えば、最初からそんなサービスなくても良いと思う人だっている。
だから、万人ウケするCXなんてないと思う。
特に弊社の場合、楽器を鳴らす文化?みたいなのがある。
(青春≒部活≒楽器ってなった)
そして、体験入社に来られた方とかがお帰りになる際に、メンバーで鳴らすこともある。
ただ、「自分はちょっとそういうあつくるしいの苦手なんだよな」って人もいるだろう。
だから私達からすると青春ぽくて楽しいことでも、全員にやったりはしない。
相手に応じて臨機応変に対応する。
CX屋である私たちでも、日々試行錯誤相手の反応を見つつ改善を繰り返している。
なぜなら十人十色、多種多様だから。
ただ、その中でも忘れはならないことは、「愛」と「謙遜さ」
色々やってるんだ!すごいだろ!ではなく、相手のことを深く理解しようとしたり、相手に合わせながらも芯をブラさないこと。
別にCXは他社のをパクる必要もないし、パクったところでうまくいくものではない。
自社らしさや「なんかこの会社って〇〇だよな」という読後感を意識すれば色んなCXが出てくるはず。
CXに自信がないなら目の前の人をまずは喜ばせることを意識すればいいし、
まだ高を括っているのであれば、それは見直したほうが良いよねってお話。
さて、今日はどんなCXを実践し、またどうようなCXに巡り逢えるのか…
楽しんでいこう!
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