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1分間豆知識/ 夏ナスと秋ナスの違いは?それぞれに適した調理法について


夏と秋は旬の「茄子(ナス)」をおいしく味わえる季節ですね。

今回は、夏ナスと秋ナスの違いや、それぞれに向いている調理法について解説したいと思います。


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初夏から秋にかけて食べ頃となるナスは、一般的に6月から8月までは「夏ナス」、9月以降は「秋ナス」と呼ばれています。

採れる時期により、味や固さなどに違いがあります。


■夏ナスの特徴と、適した調理法
夏ナスは、強い日差しや高い気温の中で生長しているため、水分が少なめで実がしっかり詰まっています。皮が厚く、種は秋ナスよりやや多めです。

炒め物や煮物など熱を加える調理をしても崩れにくく、しっかりとした歯ごたえを楽しめるのが、夏ナスの優れたところです。

ラタトゥイユなどの煮込み料理や麻婆茄子などのかき混ぜるメニューも、形よく仕上げられます。 

スープやパスタソースの具材として使うのもおすすめです。水分が少ないため、出汁やソースを薄めなくてもおいしく味がつきます。


■秋ナスの特徴と、適した調理法
過酷な環境で育ち多量な栄養を消費する夏ナスと比べ、やわらいだ日差しや穏やかな気温の中で生育する秋ナスは、栄養の損失が少ないのが特徴的です。

実が引き締まっていて、水分を多く含んでおり柔らかめです。アミノ酸や糖も多く、旨みや甘みが夏ナスより増しています。皮も柔らかくて薄めです。

水分が多く柔らかくて火の通りが早い秋ナスは、さっと炒める料理に向いています。

浅漬けなどの漬物や、天ぷら、焼きナス、焼き浸しなど、ナスの本来の味を堪能できるシンプルな調理も最適です。

ナスに含まれるカリウムには利尿作用があり、体から水分を排出する際に熱も放散します。秋は体の冷え防止のために、ショウガやニンニク、根菜など、体を温める食材と一緒に調理することがおすすめです。




参照元: 「飲食店ドットコム」Webサイト

以上

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