「大根」の魅力について
大根の魅力(栄養)とおすすめの食べ方について、簡単にご紹介いたします
寒さが増す頃は、大根のおいしい季節です。
冬の大根は水分が多く甘みが増します。また、通常、冬は値段が下がるのでお買い得です。
今回は、大根の魅力(栄養)とおすすめの食べ方について、ご紹介いたします。
〈目次〉
1.大根の魅力(栄養)について
2.大根の底力を味わう食べ方3選
①大根湯
②おしぼりうどん
③はちみつ大根
1.大根の魅力(栄養)について
消化酵素のジアスターゼが豊富な大根は、昔から「消化を助け、胃を丈夫にする」と考えられてきました。
正月料理で疲れた胃を休める七草粥に入っている「すずしろ」は、大根の古名です。
ジアスターゼは熱に弱いので、消化を助ける意味で大根を摂るならば、野菜スティックや大根おろしなど生で食べるのがおすすめです。
消化不良を感じる時には、大根おろしを作ってしぼり汁を飲むと楽になります。
大根は、上記のような健胃作用のほかに、咳・ノドの痛み・痰を鎮めるはたらきがあります。
これらは大根の「身体にこもった熱を冷ます作用」によるものです。
したがって、熱感のある風邪の食養生におすすめですが、反対に寒気がするタイプの風邪では、身体をさらに冷やしてしまうので、加熱して用い、食べ過ぎに注意しましょう。
大根は葉に近いほど甘くて柔らかく、下にいくほど辛味と硬さが増します。
2.大根の底力を味わう食べ方3選
先述したような大根のはたらきを、昔の人は「脂の乗った焼き魚&大根おろし」「お刺身のツマに大根」といった組み合わせで活用してきました。
ここでは、そうした昔ながらの大根を使った食養生※をご紹介します。不調に合わせて試してみてください。
※食養生とは、健康を維持するために、”何を、どのように、食べるのがいいのか”ということについて、多くの先人たちから引き継がれる英知のことです。
①大根湯
熱々のお茶に大根のおろし汁、ショウガと少々のお醤油を加えた「大根湯」は、初期風邪の発熱やノドの痛みがある時におすすめです。胃痛や肩こりの緩和も期待できます。
材料
(1回分)
・大根おろし(下の辛みのある部分)
山盛り大さじ3
・生姜おろし 大根おろしの10%くらい
・醤油 大さじ1~1.5
・三年番茶 400ml
つくりかた
1. 大根はすりおろして、お椀にいれる。
2. 醤油とおろした生姜を加える。
3. 熱い番茶を注ぐ。
②おしぼりうどん
「ねずみ大根」という珍しい種類の大根を使った「おしぼりうどん」は、長野県の郷土料理です。
大根のしぼり汁をたっぷりつけていただけば、じんわりと汗をかくほどポカポカになります。一般的な青首大根でも作れますから、大根が余った時に試してみるのもよさそうです。
材料
(1回分)
大根 150g
みそ 大さじ1
削りかつお節 3g(小1パック)
葱(小口切り) 適量
白すりごま 適量
うどん(茹で)
つくりかた
1.材料を準備する。
2.大根をすりおろし、しぼり汁を器に入れる。
3.みそ、削りかつお節、葱、白すりごまを盛りつけ、うどんは茹でて皿に盛る。
4.大根のしぼり汁にみそ、薬味を入れ、うどんを食べる。
③はちみつ大根
咳が止まらない時、ノドが赤く腫れて痛い時、そんな時には「はちみつ大根」がおすすめです。例えば、冬の乾燥による風邪の時に効き目があります。
材料
はちみつ 適量
大根 5、6㎝くらい
作り方
1.大根をいちょう切りにする。写真は直径10㎝くらいのフタ付き容器です
2.はちみつをたっぷり、大根がひたひたになるくらいまで回しかける。
3.3時間ほど漬け込むと、大根がシワっぽくなってシロップができます。
参照元: 「世田谷自然食品」Webサイト
以上
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