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生きずらさを感じている人に。今より生きやすくなるためのたった3つの戦略

※この記事は約10分で読むことができます。

はじめに

はじめまして、タカミチと申します😀

WEBカウンセラーとして長年ボランティアをしてきました。

延べ数百人のご相談者様のお悩みに当たってきたでしょうか。

家族や友達とのちょっとしたいざこざなどライトな内容から、壮絶な家庭環境に生まれ、毎日のように虐待・DVを受けて自殺企画の経験や深い自殺願望を持たれる方まで。

ありがたいことにご指名も多く、それなりに評判を得させていただいております笑

この社会は、本当にとんでもない悩み製造機だな、というのが率直な印象です😅

あなたは、この社会を”生きやすい”と感じますか?

もし「YES」と浮かんだなら、あなたは恵まれている側なのかもしれません。

それはとても素晴らしいことです。

あなたの日ごろからの努力の賜物なのかもしれませんね。

その一方で、「NO」という方が圧倒的に多いのが実情ではないでしょうか。

こうした方々は決して全員が努力をしていないわけではありません。

また、努力をしていなくても、”努力ができない状態に追い詰められている”方が多い印象を受けます。

つまり、それぞれの方が、その方なりに”一生懸命生きている”のです。

悩みに”大きい””小さい”もありません。

なぜなら、その方の生まれた地域や家庭環境、両親等による教育の仕方、幼稚園・学校などの教育環境、その他さまざまな個人を取り巻く環境は千差万別、、つまり個々人で価値観も千差万別なのです。

その価値観の範囲で悩みは発生しますので、その人が”悩み”だと感じれば、他人がいくら「そんなことで悩んでいるのか」と馬鹿にしても、それは”悩み”なのです。

誰もが自分の持つ”悩み”を解決したいと考えています。

「悩みが無ければいいなぁ」

と思っていますよね。

悩みの種類によってその解決方法は当然異なってきますが、一方で”悩み”というものを俯瞰視した時に、共通する解決方法があります。

今回、中国春秋時代に生きた軍事思想家・孫武の兵法書「孫子」の有名な言葉である、「彼を知り己を知れば百戦殆(あやう)からず」の考え方に基き、現代風に落とし込んでいます。

その方法を孫子に習って3つの戦略に分け、読みやすく要点を絞ってシェアしようと思います。

そしてそれぞれの戦略には、あなたにワークを出題していますので、ぜひ取り組んでみてください😊

※「孫子」の内容を入れると小難しく感じるため割愛し、エッセンスだけを散りばめてご紹介しています。

目次

戦略其の一 家庭環境・社会の姿を正しく観察する
戦略其の二 ”在るがまま”の自分を見つめる
戦略其の三 社会や他人の悪意と正しく向き合う
あとがき

戦略其の一 家庭環境・社会の姿を正しく観察する

この世は決して平等ではありませんよね。

お金持ちの裕福な家庭に生まれ、優しい両親の元で何不自由なく育ち、才色兼備を持って社会で活躍する人もいれば

極貧の家庭に生まれ、毒親の元で虐待など極限の不自由を強いられて育ち、まともに教育機関に通えずに社会の底辺で這いつくばるように生きる人もいます。

しかし面白いことに、晩年にどっちが幸せになっているかと言えば、一概に前者だとは言えないものです。

挫折知らずで社会に出た前者でも、体験したことのない絶望を知って、その重圧に耐えきれず自殺してしまう方もいます。

一方で、毒親を離れ独り立ちをした後者が、その後不屈のハングリー精神をバネにして成りあがり幸せな家庭を築いて、大切な人たちに看取られて生涯を大往生する方もいます。

つまり、最終的な幸せに”生い立ちは関係ない”のです。

このことを証明している方はたくさんいますし、私も相談活動をしてくる中でそうした方を観てきました。

とはいえ、その苦境に立たされている当事者にとっては、簡単に「生い立ちは関係ない」とは言えないのも事実ですね。

今の苦しさから脱却する第一歩として必要なのが、孫子にいう「彼を知り」の部分です。

自分が現在立たされている家庭環境や、社会環境をつぶさに観察し、”何が問題なのか”をじっくりと考える必要があります。

ここで、あなたにひとつワークを課したいと思います😀

ー---------課題その1ー---------

紙とペンを用意して、あなたが置かれている家庭環境や社会環境(学校、仕事場など)の問題点を、考えつく限り書き出してみてください。

書き出せたら、今度はそれらの環境から受けている恩恵(住む家がある、養って貰っている、給料を貰っているなど)を考えつく限り書き出してみてください。

そして双方をじっくりと見比べてみましょう。

現在がどういう状況であれ、「生きることだけは出来ている」ということに注目し、それはそれらの環境のお蔭だということに気づくと思います。

次に書き出した問題点を”解決できそうなもの順”に並べ替えてみましょう。

その解決できそうな問題から、ひとつずつフォーカスして”腑に落ちるまで”解決方法を考えてみましょう。

完璧な解決方法が見つからなくても構いませんし、見つからないと思います。

現時点で思いつく、小さくても実行に移しやすい方法から実践して慣らしていきましょう。

問題が少しだけマシになった時に、「そういうことか!」という気づきが生まれるかもしれません😌

それを、現在受けている恩恵を維持することを意識しつつ、繰り返し取り組んでいきます。

戦略其の二 ”在るがまま”の自分を見つめる

前項では、自分が置かれている家庭や社会など環境を知る(彼を知る)ことをしました。

それでは、今度は自分自身を知る「己を知る」ということをやってみましょう😊

”自分探し”というのは一度やったら終わりではなく、生涯を通じて行っていくものです。

私はまだ40代ですが、恐らく一生をかけても完全に自分を理解するということは難しいのではないかと感じています。

それほど、人の心というのは複雑怪奇なのです。

その一方で、自分の性格の方向性を掴み、人や社会との折り合いの付け方を知っておくだけでも、生きやすさはまったく変わってきます。

これは何歳からでも実践可能で、年齢はまったく関係ありません。

あなたは「”自分探し”といっても何からすればいいの?」と思うかもしれません。

あるいは、すでに自己啓発系の本などを読んで、それなりに自分探しが進んでいる方もいるでしょう。

この”本を読む”というのはとても重要で、やはり先人の知恵から学ばせてもらうのが一番有効ですし、自分探しには外せない取り組みです。

「この本を読んでみてください」というのは簡単ですので、それは後回しにして私が考える自分探しに不可欠な考え方をご紹介したいと思います。

「現時点の自分が嫌い」という方は多いのではないでしょうか?

それは向上心という観点から言えば良いことだとも言えます。

とはいえ、自分探しとは自分をより好きになって行くための道ですから、「これから自分を少しずつ好きになる努力をしよう」と嘘でもいいので思い込んでください。

あなたの最優先課題は、”自分の心を守ること”だと思ってください。

人生の最終目標は”大切な人の心を守ること”ですが、自分の心も守れない人に他人の心を守ることは出来ません。

自分探しをして自分の心を強くする目的は、大切な人を守るためなのです😊

「そんな人いない」という方もいると思いますが、自分探しを正しく進めていけば、必ず大切な人が現れてきます。

これがさらに拡大していくと、大切な社会を守りたいという欲求も生まれてきます。

「お金持ちになりたい」という自己啓発がブームになって久しいですが、それは本当の自分探しではありません。

自分探しが正しく進めば自然と世の為、人の為に動き始めますので、経済的にも成功していくことが多いという結果論に過ぎないのです。

”今この瞬間を最大限に一生懸命生きること”、これが自然と本当の自分を見つける旅をすることに繋がっていきます。

いつも自分と「私は誰なのか、何をしたいのか」と、対話をしてみてください。

問いかけ続けるうちに、無意識に「あっそうか!」と思うような答えが返ってくるでしょう。

自分探しってとても素晴らしく、楽しそうだと思いませんか?😄

ここで、あなたに先ほどお伝えした読んでみて欲しい本をご紹介したいと思います。

ー---------課題その2ー---------

自分探しのための自己啓発系の本はさまざまありますが、習慣形成系の本は最初は敷居が高く続かないケースが多いように感じます。

ここでは、読みやすくかつ新たな価値観の広がりを起こしやすいであろう3冊の本に絞ってご紹介したいと思います😊

どの本も評価が非常に高いベストセラー本なので、ぜひ読んでみてくださいね。

こころのチキンスープ―愛の奇跡の物語

うまくいっている人の考え方 完全版

「生と死後」の真実 Life&Death ~死後にわかります。

どの本も読みやすく、深く考えさせられる良書ですので、きっとあなたの自分探しに新しい発見をもたらすと思います😌

戦略其の三 社会や他人の悪意と正しく向き合う

前項までで、環境や自分への理解を深めるための方法についてご提案させていただきました😀

締めくくりとなるこの項では、孫子にいう「百戦殆からず」の部分、現代風に置き換えると「倫理観が失われ悪意が蔓延っているこの社会で、他人の悪意に晒されながらも屈さずに生きる方法」についてご紹介したいと思います。

自殺率が人類史において最高となる生きづらい現代は、逆の見方をすれば”心の修行にまたとない環境”とも言えます。

それこそ日本に限って言えば、近代まではあった戦争や飢餓などは概ね無い平和な時代なので、自分の心の修行をしやすい時代とも言えかもしれません。

。。まぁ、現在は平和が隣国によって脅かされつつありますが、それはこの際置いておきます苦笑😅

ネットの登場により社会のコミュニティが廃れて個人主義が進み、人の心の分断によって精神的に病む人が増えたのが今の社会です。

さらに、学歴、容姿、経済力、人脈などがどれだけあるかで個人が評価されがちで、お金持ちになるいわゆる”勝ち組”に成れるかなれないかという意識が、社会の根底に流れています。

今の若い人風に言えば、”陽キャ”や”リア充”でなければ不幸という評価基準が流れている印象を受けます。

現代では、これらのある種の悪意と戦わなければいけません。

これらの悪意に対して「百戦殆からず」を実践するためには、自分の普段の意識の在り方を常に正しく持ち続ける必要があると感じています。

その意識とは、「社会や他人の悪意は水に流してしまおう」という考え方です。

社会(学校・会社等)から何かしらの理不尽な扱いを受けたり、普段の他人とのコミュニケーションの中でちょっとした悪意を受けることは毎日のようにあると思います。

ここで「一体なんなんだよ!😠」と怒ってしまったり、「もう嫌だ、やる気なくした。。😔」となってしまうと、それは心で悪意を受け止めてしまったことになります。

この悪意が毎日心に溜まり続けることがいわゆるストレスであり、心身を壊す原因となってしまいます。

それを習慣化してしまうと、性格も次第に社会や他人を信用しないようになり、自分の殻に閉じこもっていくことになります。

それが現代という病んだ社会であり、人々の悩みが尽きることがないため、社会はどんどん乱れていくという負のスパイラルを生んでいると考えています。

今日からでも、この負の習慣を少しずつでも改善していくことをご提案したいと思います😌

それが、前述した「社会や他人の悪意は水に流してしまおう」という考え方です。

最後にあなたに課題をお伝えして、本記事を締めさせていただきたいと思います。

ー---------課題その3ー---------

家庭や学校、会社などにおいて人とコミュニケーションを取る中で嫌なことがあった時、怒りに任せる前に以下のようなことを頭の中で考えてみてください。

・「腹は立ったけど、怒ると損をするだけだし今回は見逃してみよう」
・「そもそも怒るほどのことだろうか?」
・「ここで怒りに任せてしまったら、後で後悔するような状況にならないか?」
・「相手を許すことは、自分の心をより大きく、深くすることに繋がるが、ここで怒ってしまえば相手と同レベルだ」

怒りを禁じえない場面も多々あると思いますが、相手に怒りを伝える前にこうしたことを考える癖を付けて欲しいと思っています。

”怒り”とは時として状況を打破したり、飛躍するためのバネになることがありますが、それはある程度”怒り”をコントロールできる段階で活用する方が無難です。

身も心も”怒り”に任せてしまうような段階では、ほとんどの場合破壊的な結果しか生まれません。

それほど、”怒り”とは普段持つべきではない感情なのです。

”怒り”は人間の細胞を破壊し健康を著しく害するという最新科学の論文もあるほどです。

”悪意・怒り”は水に流してしまうのが一番なのです。

とはいえ、虐待やいじめ、パワハラなど明らかな犯罪を受けている場合は、それは別問題となります。

その行為を止めさせる、あるいはその環境から離れるための厳正な手段を講じなければいけません。

普段のちょっとした怒りを水に流すことができるようになれば、見違えるように人生が生きやすくなると思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね😄

あとがき

noteでの第一弾の記事となりましたが、いかがでしたでしょうか?

コーヒー一杯分の価値はありましたでしょうか笑😅

私はこの社会を歪み切ってしまったどうしようもない社会だと感じていますが、その一方でそれでも愛すべき大切な社会だと考えています。

だからこそ、WEBカウンセラーとしてボランティアを続け、こうした記事を書いているわけです。

100人の方に読んでいただいて、そのうち例え数人の方が少しでも前向きになり人生を好転させるきっかけになれば、私にはこの活動を続けていく大きな意味があります。

私の活動は、あなたに幸せのバトンを渡すためでもあるのです。

あなたが周りの人たちにバトンを渡すための思いやりを発揮していただけたら、これほど幸いなことはありません😊

思いやりを繋ぐ輪(和)が少しずつでも増えていけば、今よりは社会は良くなっていくだろうと考えています。

あなたに幸多きことを陰よりお祈りしつつ、この記事の挨拶に代えさせていただきます。

お読みいただきありがとうございます😄

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