山田ルイ53世「一発屋芸人列伝」
こんばんは、もはです。
今日は、久しぶりに夜に書いてみています。
先週、学校の筆記試験が終わってようやく読書に使う時間ができました。
そのせいか読書が捗っていて、書きたい本が溜まってしまったので、日曜日の夜に筆をとっています。
少し義務感っぽくなっちゃってる気もするけど。
最近更新できてなかったし、書くのは楽しいし、まぁいいでしょう。
それではいきましょう。
ブックオフで見つけた本書
本日の本はこちら、山田ルイ53世の一発屋芸人列伝。
こちらの本は以前から気になっていたのですが、なかなか手にする機会がありませんでした。
そんな折、久しぶりにブックオフをフラフラしていたら本書を見つけて、せっかくなので購入したという経緯です。
最近文庫本も出たらしく、新たにスギちゃんのエピソードも加えられているので、文庫本を書店で買っておけばよかったなとも思いましたが、古本でも十分楽しめました。
時代を作った一発屋芸人の裏側に迫る
本書は、いわゆる一発屋芸人として時代を彩ったスター芸人たちの一発を打ち上げる前と後、その本性に迫ったドキュメンタリー的な内容になっています。
「一発屋芸人」という言葉は、今ではもはや侮辱とも取れる使われ方をするでしょう。
「まだあの芸やってんの?」「もう消えたのかと思ったよ」
日本中の人たちから悪気なく発せられる一言。
過去の人というレッテルを貼られた芸人の過去と今に迫る内容はとても興味深くて面白かったです。
特に、著者である山田ルイ53世から見る各芸人の分析や考察が秀逸でした。
僕ら視聴者からは、なんであの芸に辿り着いたのかその背景すら掴めませんが、彼らは文字通り自分の人生をかけて、僕らが思いつくような浅い考えは全て承知の上で、芸人となり成功しました。
その一人ひとりのストーリーがとても生々しく、本書を読み終えた後だと、芸人というものがただ消費されていくコンテンツではなく、1人の生きた人間の生き様なのだということがわかります。
こんな同じ芸人として生まれなければ知ることができなかったストーリーを、いわゆる一般社会で過ごす我々が本書を通して垣間見ることができたのは、とても貴重な体験でした。
ノンフィクションなどドキュメンタリーが好きな方に、是非お勧めしたい一冊です。
ブックオフ(古本)はアリかなしか
ちなみに少し話はずれますが、私は最近までブックオフ(古本)には否定的な立場をとってきました。
よくある話ですが、著者や出版社にお金が落ちないし、読書という高貴な趣味の時間にまでお金を節約する行為が、なんだかとても卑しい行為な気がするからです。
ただ、会社を辞めて学生になったことでお金もなく、最近はよくブックオフにも足を運ぶのですが、正直悩んでいます。
うまく使い分けができればいいと思うのですが、先月とかは欲しい新書を古本屋さんで血眼になって探す、たった数百円の節約のために自分の心をすり減らすようなことをしてしまって、精神衛生にもよくないなと反省しました。
お金というのは、難しいですね。
節約といえば正しい行為ですが、いき過ぎると心が荒んでしまう行為に手が及んでしまって、精神衛生の安定が難しいなと思う昨今です。
「本は本屋で読め!」なんて偉そうなことを言っていたのに、すいません。
もしなにか思う事があれば、ぜひコメントいただけると嬉しいです。
それでは、また。