ビートたけし「コロナとバカ」
こんばんは、もはです。
通っている学校の入試選考があって、実は3連休を頂戴しています。
こんな時期じゃなかったら一人旅でもしたかったんですけど、遠出もできないので久しぶりに近所をジョギングしました。
走っていて気づいたんですが、平日の昼間にジョギングできるってものすごい贅沢ですね。
「今多分、いつかの自分が夢に思ってたことをやってるなぁ…」なんて、途中から少し感動しながら走ってました。
最近肩コリも酷くて身体も重かったんですが、走っているうちに解消されて体も軽くなって、やっぱり運動不足が原因なんですね。
天気の良い日に時間を気にせず運動できる、贅沢さを痛感した1日でした。
さて、それではそろそろいきましょう。
週刊誌やワイドショーじゃ満足できない身体にさせられる
本日の本はこちら。ビートたけしの「コロナとバカ」
先日の弔辞から2ヶ月弱しかたっていませんが、また新刊が出ました。
最近は本当に執筆スピードが早いですね、尊敬します。
こちらの本は前回の「弔辞」とは異なって、たけしさんの本音とゴシップが入り混じったいつものテイストとなります。
今までの著書「芸人と影」「テレビじゃ言えない」などの路線ですね。
今のテレビじゃ流せない過激な切り口で世論を斬っていくのが爽快かつ笑いもあって、一度読んだら低レベルなワイドショーや週刊誌のネタじゃ満足できなくなります。笑
こうした情報は、もはや有料の本という媒体でしか味わえないですからね。
毎日代わり映えのしないワイドショーを見るより100倍面白いですよ、ホント。
いつも以上にたけしさん節が炸裂しまくり
コロナというワードが題名にもなっている本書。
昨年のコロナ関連のニュースや政治、芸能界の騒動に対していつも以上にたけしさん節が炸裂しまくりでした。
特に印象に残ったのは、SNSによるバッシングと渡部の不倫騒動についてコメントをしてくれた部分です。
とても共感してしまい、私の力ではうまく説明ができないので、今回は一部抜粋という形で本書より引用させていただきます。
SNSによるバッシングと自死について
(作中より引用)
最近の自殺は「ネット絡み」のことが多い。
〜中略〜
本当に心が痛むんだけど、できればそういう人たちには、そこまで自分自身を追い詰めてしまう前に、目の前のスマホをぶっ壊す勇気を持って欲しかった。
渡部の不倫報道と差別意識について
(作中より引用)
世間もどうかしていると思うのは、「佐々木希という美人の奥さんがいるのになぜ不倫をするのか」って意見だよな。
それってよく考えると、ムチャクチャ差別的な物言いだぞ。
逆にいえば、「奥さんがブスなら不倫するのもわかるけど」って事になっちまう。
〜中略〜
ニッポンってのはチグハグな国だよな。
特にこちらの部分はホントその通りだなって、心の中で深く頷きました。
今回は一部抜粋という形で紹介してしまいましたが、前後の文脈や他の部分もしっかり読んでほしいので、興味を持っていただいた方は是非ご購入ください。
よろしくお願いします。
本音を語ってくれるオトナが減っていく寂しさ
SNSの発達の弊害の一つに、メディアを通じて本音や真実を聞ける機会が減ったことがあると思います。
特に芸能人はリスクがあるので発信を控えるのは当然ですが、昔のメディアはもっと寛容だったよなぁと思います。観る人も文脈を読んで本音と建前を理解していたから、そんなバカみたいに怒らなかったんですよね。
怒ることって、本来恥ずかしい行為なはずなんですけどね。
そういう恥を感じる事さえなくなっていった結果、今こんな社会になっちゃったのかなって。
ちょっと書いてて悲しくなりますね。笑
ホント最近のSNSやテレビの情報なんて、画一化されたアホみたいな情報ばっかりで嫌になりますし、そりゃ毎日あんなメディアばっか見てたら人格も行動も歪みますよ。
まぁ、人のことをとやかく言っても仕方ないですね。
私自身も、たけしさんが卑下したバカな大人にならないように、SNSばっかりじゃなくて、本とか価値のある情報に触れるようにします。
今日はこんなところですかね。
明日も天気がいいみたいなので、明日は自転車でも漕ごうかな。
ではまた。