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沈黙シリーズ感想
駆け出しなのでWebライターらしい感想は書けないですが・・
前回は「沈黙のWebマーケティング」の冒頭での感想を述べました。
先月から働き始めたWeb制作会社から、読むようにお勧めされたのがきっかけで読みました。
久しぶりに、梅田の紀伊国屋書店に行きました。
Web制作のコーナーの目の前に平積みになっていました。今、売り出し中の「アップデート・エディション」です。
感想
どちらかというと「沈黙のWebライティング」の方が面白かった気はします。
全体を通して、マンガ仕立てのストーリーになっていて読みやすく、所々に数ページ程度の解説コラムがあって、そこでまとまった知識を得る、というような構成です。
ライティングが約640ページ、マーケティングが約490ページと、かなりページが多いですが、大半はマンガなのでスルスルと読み進められました。
旧版やWebコンテンツなど、ストーリーは他にもあるようですね。
各1話完結ですが、ナレッジとしてはバイブル的なものではなくて、沢山あるWebライティング・マーケティングのノウハウから、少しずつ小出しにしながら解説してくれている感じの内容です。いわゆるTipsですね。
なので、時々、あーそうなのか、と気づいたりすることがあって、スポット的に勉強になりました。
ボーン・片桐とヴェロニカの関係性
あえて個別のノウハウについては言及しませんが、ちょっと面白いなと思ったのが、主人公のボーン・片桐と、パートナーのヴェロニカの関係です。
ボーンは「オヤジ」のようなキャラで、必要なことだけ言って後はフォローしない系ですが、そこに開いた空白をヴェロニカが埋めていく、いわゆる女房役になっていて、このコンビは、少し昔の日本の夫婦にありがちな関係性を描写しているなと感じました。
なんか、妙にその印象が後に残るストーリーです。
変なキャラのバズボンバーと敵の大将
僕はほとんどマンガとかアニメとか見ないので、キャラの配置ってこういうのはスタンダードなのか独特なのか、よく分からないのですが・・
Webライター集団「バズボンバー」のキャラの不気味さが強く印象に残ったのと、敵の大将などがすごい権力者なのに女性的な話し方をするのが面白かったです。
よく、広告・放送・芸能関係のプロデューサーなどで
「〇〇ちゃ〜ん!げんきー?」
「え、な〜に?」「だめじゃなーい」
みたいな話し方をする人がいるみたいですが、なんで偉い人ってそうなんですかね?
若いときからそんな話し方じゃないだろうと思うのです。一体どの辺りからそんなキャラになるんですかね。
あとやっぱり、業界関係って、変な人が多いのでしょうか。
仕事上の争いか?事件性のある争いか?
1980年代のホイチョイ映画で「彼女が水着にきがえたら」という作品があったのですが、友達同士の「宝探し」で、宝の奪い合いのストーリーなんですね。ゲームみたいなものです。
そう思って気楽に見ていたら、急にチャイナのギャングが登場して、主人公を武器で攻撃したのです。その時、主人公(織田裕二)もびっくりしていたけど、僕もびっくりしました。
ゲームじゃないのかよ?ってね。
そういう違和感を、このストーリーにも感じました。
仕事の解説本だから、あくまで仕事で解決してほしい感じがしますが、急にマジなブラック・キャラが出てきて殺し合いになるというのが、そこまで必要なのかなという気もして・・
読後感
というわけで、読み終わった後味についてですが、Webライティングやマーケティングについて理解できたー!というよりは、普通にマンガを読んだなー・・という感じです。
マンガ本としては値段が高すぎますが、解説本としては、こういうスタイルがいいのかどうかは、よく分かりません。ベストではないという感じもします。
個人的には、解説コラムをかためて配置するよりも、ストーリーの中に全部入れて、スラスラと読んでるうちにポイントが身につくようなのもいいんじゃないか?と思いました。(博士とかヒゲじいみたいな人物を登場させるとか)
そのためには、極端なキャラの表現を避けて、内容に集中できるような構成もアリじゃないかなと思いました。