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趣味はタスク化すると続かない

投稿サボった言い訳+αの話。



昨日はnoteをスタートして初めて投稿をサボった。しょうがないじゃない、恵比寿の居酒屋は酒が進むんだから。

つい近くの席の女性と盛り上がって泡盛飲み比べをしてしまったのがいけなかった。帰りの電車で投稿する気力が一気に吹き飛んでしまった。


……そんなことはどうでもよくて、もともと毎日続けていたものがこうして途切れたことに対してどう考えていくべきか趣味に取り組みあたってどれほどの距離感が適切なのか、というのが今回のテーマである。



……


………


結論、こういう自発的に物事を発信する趣味は「まあ途切れちゃったけど気にしなくていいか」くらいの気持ちでとらえていくべきだと思うのだ。実際僕はそうした。

つまるところ趣味に対して「やらなきゃ」という感情は持ってはいけないと僕は思う。


これにはちゃんと根拠があるので以下に述べる。


かなり有名だとは思うが、行動心理学の「動機付け」という概念をご存じだろうか。

英訳するとモチベーションなのだが、心理学用語としてモチベーションを捉えたときには「動機付け」という言葉で処理される。

動機付けは簡単に言うと「何か行動を始める際に、その行動の目的に向かって意欲を維持・調整する過程」のことだ。

なんかピンと来ない人は、行動をするためのエネルギーをどこに置くか、という話くらいでとらえてもらっていいと思う。


そしてこの動機付けには、大きく分けて2種類が存在する。
それが「外発的動機付け」「内発的動機付け」だ。

この名詞に含まれる「外」と「内」は、自分の外に存在する環境や出来事と自分の心の中の感情を表している。

外発的動機づけは義務、賞罰、強制などによってもたらされる動機付けのことである。例えばお小遣いを増やしてもらうために家事を手伝う、や昇給するために仕事を頑張る、他者から承認されるために社会的に良いことをする、などがこれにあたる。

一方内発的動機づけは好奇心・関心などによってもたらされる動機付けであり、つまり報酬や他者評価に全く依存しないものである。例えば単純にゲームが好きでいつまでもできてしまうだとか、運動をすることが好きで毎週なんらかのスポーツをしているとかがこれにあたる。

そして内発的動機付けがベースにある行動は継続性が極めて高く、かつ上達のスピードも外発的動機付けのそれを遥かに凌駕するという研究結果が出ている。

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僕としては、何らか趣味に興じている方々は、趣味を始めるにあたって一番最初に抱いていたこの「内発的動機付け」をもっと大事にするべきだと思うのだ。そして、もともと抱いていた「内発的動機付け」がいつのまにか「外発的動機付け」にすり替わった時にその人は趣味を続けることが難しくなってくるのだと思う。

これをご覧の皆さんも、一番最初にnoteに投稿を始めたときは「自分の考えとかスキルを誰かに知ってほしいなあ」とか「とにかくこの煮えたぎった感情をインターネットの世界にぶちまけたいなあ」とか「なんか始めてみたいけどパッとできそうなのはブログかなあ」みたいなふわっとした根っこの願望があったはずだ。

そういう根源の感情はいつまでも趣味を続けることに関してメインエンジンの役割を果たしてくれるのだ。

のちに趣味を通じて他者の評価を得たりして、それがモチベーションのベースになることもあるかもしれないが、あくまでそれはセカンドエンジンくらいに認識しておいたほうがエンストは起こらないと思う。(「初心忘るべからず」という言葉には「どういう動機で物事を始めたのかを大事にするべきだ」という意味も込められているのだろうと思っちゃったりする)


結論、良くも悪くもただの趣味なのだから、自分の体や心に鞭打ってやるものでもない。もっと気楽に考えてしかるべきなのだ。


note投稿に限った話ではあるが、「あ、、この時間までに投稿しなきゃ」みたいに日々の投稿が自分の中でタスクと認識始めたのなら、取り組み方を以下のように変えていくのが良いかもしれない。

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・「良い文章」を書こうとするのをやめる
 →くだらない駄文も書いていい、とハードルを下げよう
・スキの数やフォロワーの数を一旦忘れる
 →書く目的が他者評価という外発的動機付けにすり替わることを防ごう
・「書きたいときに書けばいい」と考える
 →毎日続けなきゃ、という思考はタスク化認識の基になる
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……


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というわけで、昨日投稿できなかったのはしょうがないのだ

酒が旨かったからね!!!



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