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12年目の神楽をマニュアルレンズで撮る
以前、神楽をX100で撮ったことがあったが、さすがにAFが厳しかった。これがX100Fともなれば、それなりに歩留まりが良いとは思ったが、それでも磐石が神庭から出てあちこちするときや、獅子舞を追いかけるのはちょっと咄嗟の動きに対応できない。カメラ側からすれば、こっちは全力でやってんだ、文句言うな。である。闇夜に暗めの神面だから、オートフォーカスも悩むし、明るく撮ろうとするからシャッタースピードが遅くなる。いや、設定の問題でどうとでもなるんだけども。
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その点、マニュアルフォーカスはピントが合ってようがなかろうがシャッターは切れる。切れてしまう。それでボケていたとしても、カメラ側は 合ってない? 知らんし。である。ただ、それでも、こちらが注意深くファインダーを覗いていればなんとかなるし、カメラ任せよりピントが合わないっ!ということでストレスになることはない。光は一定だから、シャッターも絞りも感度も固定してしまえば変に露出が暴れることもない。
しかし、xpro2 の光学ファインダーに右下の小窓でピントを合わせるのは流石に辛い。目が行ったり来たりしているうちにシャッターを切るタイミングを逃してしまう。
そんなわけで、ファインダーはEVFモードで、露出は切り詰めるゆえに、ファインダー内が一定の明るさになるモードに設定。だいたいそれで撮影した。これがけっこううまくいった。
今回、フィルターにブラックミストNo.5を持って行った。明かりがうまいこと滲んでくれるのではないかと考えたのだ。他にもコントラストのつき方が優しくなれば、低露出でもディティールがうまく出るのではないかとも考えた。結果、違いは分かるが、単体では気づけない程度のものだった。常時つけっぱなしにしておいても良いくらいの効果だが、夜神楽に幻想的な味付けをしようとなれば、倍の効果のあるNo.1があってもよかったかなとも思う。
写真を撮るときはそんなに感じない寒さも、何もしないで座っている時なんかにきゅっと来る。自分が通う夜神楽は、室外で行われるもので、夜中を過ぎると、すぐ傍に迫る山からもろに颪が吹く。そうであっても火に当たっていればそこまで寒くはないはずだが、撮影していると火からは遠くなる。それでもここの神楽は、座る場所ごとに炭を置く窪みが設けられているため、暖かさがまだあるのだけれど。
今の自分の防寒は、下着に速乾性の高いシャツを着て、そこから起毛のあるトレーナー、これが実に温かい。そしてダウンジャケットを着る。宵の口は今年は比較的過ごしやすい気温だったこともあって十分だったが、先に挙げたように夜も更けてくるにつれてそれでは耐えられなくなり、さらにフリースを着て、その上にもう一枚大き目のダウンジャケットで身を包んだ。これで、もう寒くない。が、下半身はそうもいかず、裏起毛のついたパンツの下に、防寒のこれまた起毛のついたアンダーパンツをはき、靴下は薄手ともこもこのものを履いたのだが、それで寒さをしのぐことはできず、その上に防風のパンツをはいた。これが、非常に動きを制限する。勝手が悪くてすぐに脱ぎたくなる。もう1サイズ大きなものを用意すればそれも解決するかもしれない。だが、これに、ネックウォーマーとニット帽、そして百均で購入した親指、人差し指、中指が出せる作業用の手袋をすれば、とにかくそれでもう十分に温かい。
しかし、だから、荷物はそこそこ多くなる。上記のように防寒関係に加え、長居をするからと、自前で座り心地のいい(撮りやすい、ではもはやない)アウトドア用の椅子も持っていく。人が少なくなれば、ワイヤレスでストロボを焚くため、三脚も二本持っていく。それから温かい飲み物。コーヒーとお茶。あれもこれもとしているうちに色々と膨らんでくる。そんなときに小型のレンズとなるシステムはとてもいい。
いずれにしてもそんなわけで、来年もこのカメラ構成で行きたいと考えている。この構成とは、xpro2 とライカMだ。レンズはf2.8でもそれなりに撮れること、一人舞のときは90mm程度あればそこそこアップで撮れることなど鑑みて、レンズは90mm 75mm 50mm 21mmがあればだいたい十分かなと思う。いや、今の自分の撮り方からすれば、90か75があればもうそれでいいかもしれない。すると荷物が減る。リュック一つで良くなる。今回は予備で一眼レフも持って行ったが、それもx100fでいいかもしれない。車で行くとはいえ、機材の軽量化はけっこう大切。とにかくこれまでとは違う撮り方を模索してみたい。
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あとはレンジファインダーでのピント合わせがうまく行くように練習するのみだ。
これからも子どもたちを撮っていればそれも上達するはずだ。