漫画を読んだ時の衝撃は今でもよく覚えている。 「映画みたい」な藤本タツキ先生の間の取り方やタッチ。 きっと彼の頭の中ではスクリーンに描かれていて それをコマ割りにして漫画という媒体に落とし込んでいるのだろう、 そう思わせるほど 読み手の感受性が揺さぶられる。 それが映画化する、と聞いた時は 「当然でしょう」と驚かなかったくらいだ。 とはいえとても楽しみで、 上映が待ち遠しかったものだ。 あえてあまり予告は観ないようにしていた。 なので鑑賞中は 藤本タツキ先生の絵柄のタッチ
【吉田蔵u Night & Dance】 石川県白山市 株式会社吉田酒造店 純米大吟醸 精米歩合40% 使用米 百万石乃白 度数9% 独自製法の「モダン山廃」で醸した フレッシュ爽やかな低アルコール原酒、と謳われた1本。 まるで白ワインのようなエチケット。 そして9%という驚きの低アルコール。 香りは華やかでリンゴ、梨のようなフルーツの香り。 ほのかにヨーグルトのような乳製品の香りも取れます。 ミネラルを感じ、なんとも複雑…。 エチケットだけでなく、香りも白ワインのような
「マルト・ヴァイス2021」 国(地域):ドイツ(ラインヘッセン) 品種:ミュラートゥルガウ、ファーバーレーベ、ヴュルツァー ショイレーベ、バッカス、シルヴァーナー、リースリング(手摘み/平均40年) 度数:10.5% 生産者:ヴァイングート・ヴェルナー/マルティン・ヴェルナー ビオロジック、SO2無添加 【テイスティングコメント】 濁りのあるグリーンイエロー。 グレープフルーツやレモン。 瑞々しい梨。紅茶のような渋い香り。 開栓直後は グレープフルーツのような
「Cartouche/カルトゥーシュ」 ヴィンテージ不明(2021〜2022かなあ…) 国(地域):フランス、ロワール 品種:グロロー70%、カベルネ・フラン30% タイプ:赤 度数:12.5% 生産者:レ・ゼランス(Les Errances) 【テイスティングコメント】 ブドウジュースのような明るいルビー。 グロローは主にフランスのロワール地方で栽培されている黒ブドウ品種。 特にロワール地方のアンジュー地区で最も重要とされる品種である。 (さらに言うとロゼ ダンジューは
読了。 ショートショートで有名な星新一の父、 星一(はじめ)の人生を出生から描いた伝記。 日本の実業家であり政治家、星製薬の創業者。 恥ずかしながら私は星新一の父親が いわば「すごい人」だと知らなかった。 この本は、古本屋で200円で購入したもの。 電車通勤の時間に、気楽に読める短編で、 読みやすい文章を書く、ちょーどよい作家さんの本を探していた際 星新一が目に止まった。 小学生の頃から大好きな作家さんで 久しぶりに読むのもいいなと手を伸ばすと 『明治・父・アメリカ』とい
「Under the Sun 2023 Water」 国(地域):日本、長野 品種:非公開 度数:10% 生産者:Aperture Farm and Winery(アパチャーファームアンドワイナリー) 【テイスティングコメント】 ペットナット、微発泡で優しいスパークリング。 品種は非公開だけど白ブドウをプレスし、そのまま醸した ナチュラルな手法。 軽やかだけど果皮のタンニン、ミネラルを感じ 複雑な味わい。 グレープフルーツの皮のようなフレッシュさもあり スイスイ飲めてしま
読了。 第22回小説すばる新人賞受賞、かつデビュー作。 朝井リョウさんの有名な著書。 やっと初めて読了。 田舎の県立高校、バレー部の桐島が突然部活をやめる。 そこから周囲の生徒の思考や感情に 影響を及ぼし波紋が広がってゆく。 全く立場も違い、共通点もない5人の生徒たちの 揺れ動く感情。 胸がウッと苦しくなるような 苦くて酸味が効きすぎている青春描写が 妙に小気味よく、 社会のことを何ひとつ割り切れていない当時の感情が 思い出されて、これぞ青春小説だと。 教室の談笑が聞こ
読了。 学生の頃に一度読んだことがある。 当時は太宰治を数作読んでいた時期で、 中でも「斜陽」が1番好きだった。 久しぶりに実家を漁ると目が合って 「なんでこの作品が好きなんだっけ」と気になったので もう一度読んでみることにした。 するとページを捲る手が止まらず サクサクと読めてしまった。 そもそもきっと、太宰治の書く文章が私に合っているのかもしれない。 ところどころ、とても好きな表現があるのだ。 貴族という品格を自負した女性の言葉遣いの書き方が とても美しい。 麻薬
今回は大好きなブルワリー「VERTERE(バテレ)」さんの 8周年記念セッションIPA。 度数4.0% IBU40 セッションIPA 容量500ml モルト:Pilsner,Carapils ホップ:El Dorado,Citra,Chinook イースト:American Ale Yeastバテレさん創業初期に醸造していた セッションIPAをベースにリメイク。 「軽い飲み口だけど、飲みごたえがある。」 っていうビールは、きっととても作るのは難しいのだと思う。 このビール
先日、とても美味しい焼き鳥屋さんで とても美味しいワインに出会った。 「kilig/キリグ2022」 国(地域):日本、徳島 品種:キャンベルアーリー52%(岩手県産)、マスカットベーリーA48%(山形県産) タイプ:赤 度数:9% 生産者:Natan葡萄酒醸造所 【テイスティングコメント】 軽やかで輝きのあるルビー色。 まさにコットンキャンディのような甘い香り。 いちご飴のようなポップな香り。 フレッシュな果実感でとてもチャーミング。 酸もキュッと生き生きしていて グ
今日はいつも行くバーで飲んだビール 「Beer Again Brewing」のCITRATA。 ダンクでトロピカル。 とてもジューシーなIPAでした。 アルコール度数も9% 飲みごたえとボディのあるIPAは久しぶり! スタイル:トリプルIPA ホップ:シトラ、ストラタ
今回、奈良の油長酒造「風の森」を購入した。 中でも最近の新作 「風の森列車で行こう!」 風の森ファンが集うイベント、 日本清酒発祥の奈良を巡るツアー「風の森列車で行こう!」と 同名のお酒。 (ちなみにそのツアーはすでに満席のようです!さすが風の森) 数量限定だそうです。 酒米は秋津穂。精米歩合は91% 米の旨みが感じられる上に シュッとクリアな味わい。 私は削りに削ってフルーティーなタイプが好みなので これはどうかしら、と思っていたが とても綺麗で美味しかった。 食事にも
ビールが好き、ワインが好き、とくれば 「日本酒は?」とよく聞かれる。 実は日本酒は普段あまり飲まない。 ただ最近は「あまり飲まなかった」と答えている。 と言うのも、私の周囲にはお酒好きがたくさんいるのだけど 中でも日本酒を愛している友達が多い。 彼、彼女らの影響もあり、 夫が去年JSA SAKE DIPLIMA認定試験の勉強を経て 見事合格したことが大きい契機であった。 家に日本酒が置かれるようになり、 酒好きの義母からたくさんお猪口や徳利をいただき ちびちびと飲むことが増
これは去年の秋に購入した マケドニア ロゼ・ド・クシノマヴロ2021 ドメーヌ・ティミオプロス 国(地域):ギリシャ(マケドニア)(ナウサ) 土壌:花崗岩 品種:クシノマヴロ100% タイプ:ロゼ 度数:12.5% 生産者:ドメーヌ・ティミオプロス 【テイスティングコメント】 これは前回のワインと同じ生産者のもの。 同じくクシノマヴロのロゼ。 実を言うと前回の青いエチケットのワインがまた飲みたくて ずっと探していたのだけれど どこも売り切れ、在庫切れ、Sold Ou
先日観に行きました。 実写映画にやや抵抗があったものの 「映画キングダムの制作チームなので クオリティ高いのでは…?」 という噂を耳にして期待を胸に鑑賞。 結果とても良かった…。 全キャストが期待を上回っていた。 杉本佐一役の山崎賢人 とても杉本でした。 アシリパ役の山田杏奈ちゃんとても良かった…。 見せ場の変顔も見事でした。 鶴見中尉役の玉木宏、最高でした。 あと二階堂役の柳俊太郎、めちゃくちゃ良かったです。 恥ずかしいほど 語彙が少ないのは感動ゆえだと思います。
アマプラで鑑賞。 (ネタバレ微量) 宮沢りえが終始美しかったな。 最初は地味な銀行員な印象だったが 話が展開するにあたって 様々な表情をする宮沢りえがとても可愛かった。 (終盤の追い込まれ、焦燥とヤバさを含んだ顔も良かった) 実話の事件が元になっていて 物語の内容もわかりやすかった。 隅さん(小林聡美さん)とのやりとり とても印象的だった。 一枚の紙切れを横領したことから もう全て止められなくなる様子は どこか人ごとではない 一種の共感性と怖さを孕んでいた。