見出し画像

飲食店がDX推進する上での正解とは?

今はまだDX推進〜価値の創出の黎明期と捉えています。

DXを推進することでのメリットは間違いなくこれ!といった正解もなければ、スマホやSNSの普及以降、多様なニーズに合わせて多様な業種業態も開発され、他の業種の正解が自社の正解とも一概には言えない

恐らくDX推進における絶対的な答えは今後も出てこない可能性すらあります。

なので、安易なDXという文字を使った導入広告に惑わされないでください。

大量生産大量消費の時代はとっくに終わりました。画一化された正解を求めるべきではない。

正解は店舗によって違うからです。

では自社における正解は何か?どう導き出すのか?

■DX推進の本質とは何か?

DXの推進は、実は自社のブランディングビジネスモデルそのものとセットで考える必要がありそうです。

自店舗のサービスとしてどの部分を価値として大きく打ち出すのか?そのためにどの部分をDX推進していくのか?

この思考が重要です。

データやデジタルの活用で自社ビジネスモデルの変革を起こす。そうして競争優位性を確保すること。

これがDXの本質です。

目的ではなく手段なのだ、という当たり前としっかりと向き合いましょう。

他社の成功例を自社に安易に導入することはDX推進においては厳禁です。

何を価値として打ち出すのか?
その実現のためには、今検討中のデジタルツールの導入は本当に店舗において有益か?

何度も書きますがしっかりと向き合いましょう。

この思考が自社のDX推進における正解を導き出します。

■ブランドの価値は利用者が決めること

自店舗の利用体験において何を価値として感じてもらいたいのか?選択しそこに集中していくこと。あれもこれもとならずにしっかりと絞り込む事。

恐らく世の中のナショナルチェーンはさまざまなことを諦めてでも、時代に合わせて取捨選択し集中して価値を磨き、そしてスケールしていきました。

僕はそう考えています。

実現したいことはたくさんあったはず!でも…スケールする道を選んだ。

だってその方が確実により多くの利用者に価値を感じてもらうことができるから。そして喜んでもらうことができるから。

多くの人を幸せにできるから。

スケールすることは、自社の価値をより多くのまだ見ぬ利用者に届けるための旅のようなものです。

利用者にとって完璧なチェーン店なんて存在しない。だけどそこには利用者にとっての利用価値があるから繰り返し利用して頂けるわけです。

しっかりと店舗の強み利用者の利用価値と一致していることで、繰り返し使う動機にもなるわけです。

以前の投稿と関連する内容とはなりますが…捨てることも大事。

何に集中するか?提供する価値を選ぶことは大事。

自分達が感じてもらいたいと思っている価値=お客様が感じる価値

このギャップが少なくなることが重要。

そうやって成長成熟していく。ここは普遍的です。


●この記事が興味深かった方へのおすすめの過去記事


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?