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ありがとう。文学フリマ東京【初出店を終えて次からこうするゾの巻】

今さら~!!??という声が聞こえてきそうではありますが、2023年5月21日に開催された文学フリマ東京のふりかえりです!
行ってみよう~!

いや~終わってから、三週間も経ったんですねえ(だから、今さらなんだって・・)前回の文学フリマ東京へはじめて行き、面白そう!と今回は、初出店をしました。出店の工夫ポイントと改善点を書いていきたいと思います。次回への出店を考えている人に参考になればと思います。

でも、その前に・・・

とにもかくにも、来てくださった方、ありがとう!

会場の熱気にあてられ、わたわたしてしまいましたが、日にちが経つにつれ、来てくださったことの嬉しさ有り難さをしみじみと感じています。

考えてみれば、文章がはじまりで、知り合うことってあまりないと思います。noteならではのいい出会い方だなあと。

またいつかお会いしましょう。

noteで開催した「プレ文学フリマ東京」もたくさんの人に見ていただき、とても嬉しかったです。ありがとうございました。


実は前回の文学フリマを訪れたのは、出店のための下調べでした。なので、行ったあとに、感じたことをまとめた記事を書いていました。

そこで、次のような工夫をして臨みました!

工夫ポイント

【ブースづくり】

・高さを出す

1ブースのサイズは、長机半分(幅90×奥行45cm)。盲点は、高さで、70cmしかありません。これだとテーブルに本を並べた場合、少し腰をかがめて本を手に取らないといけないのです。なるべく、本を手に取るまでのアクションを減らすために、有孔ボードを立て、フックに本を置きました。

右後ろの女性を見ると机が腰の高さより下なことがよくわかります
荷物は棚を入れたトートバッグとリュックだけ。本は35冊持っていきました

・2ブース確保
私のブースは、2ブース分なので、幅は180cmです。本当は、ここに絵本一冊をバーン!と置く予定でした。

シンプルに(色・素材をそろえる)
持って行った荷物は、リュックとトートバックのみ。ディスプレイは全て100均で購入しましたが、色・素材を揃えたので、統一感が出ました。持ち運ぶ際のことも考えてコンパクトに収納できる棚を選んでいます。

1ブースはこの半分の幅しかない。お店番も女性2人が限界では。3人は厳しそう。素材は、木(色・ニスなし)、印刷物の色はオレンジで揃えました

・さまざまな価格の本を用意
お客さんとして訪れた時、1冊しかないと買わずに立ち去っても、お試し価格的な本があると買ってみようかなと思えたので、いろんな価格の本を用意しました。
「草生け」1300円
「きんぼし」800円
「いいやつら」1000円
「豆本」600円

【配布物】

・最低限ショップカードのみ
私自身、チラシをもらうのがあまり好きではなく、会場でもなるべくもらいません(断るのが申し訳ないのですが、捨てるのがしのびないですし、必要な方に届いてほしいため・・)そこで、ショップカードのみ置くことに。
考えてみたら、ショップカードのアドレスを打ち込む人ってあまりいないのでは?と思い、SNS(note・HP・AmazonSHOP・Twitter)のアドレスをまとめたリットリンクをつくり、QRコードのみにしました。

長方形のサイズはいらないのではと半分の四角いサイズに(無駄なデザインがあまり好きじゃない)



・おまけのポストカード
来てくださった方に、5種類のポストカードを用意しました。

【接客】

・してもらって嬉しかったことをして、いやだったことをしない
【したこと】
こんにちはの声かけ
常に立って接客
ブースに立ち寄った方に少し話題をふってみる
店番同士のおしゃべりに夢中にならない

改善点

【ブースづくり】

・もっと高さを!
高くしたつもりでしたが、全然足りませんでした。結論、「目線の高さに本」コレです!お隣とお向かいのブースが高さを出していたのですが、ばっちり吸い寄せられていました。その後、ブースに滞在するので、結果的に机に並べたものも手に取っていただけていました。

・にぎにぎしさは、選ぶ楽しさに繋がる
・手作り感は、「買えるのはここだけ!」感
わざわざ会場に足を遊んだお客さんは、やっぱり、手に取って選ぶ楽しさや「ここでしか買えない本」を求めていると感じました。私の隣のブースは、絵本作家さんのサークルのブースで、何人もの作品がぎゅうぎゅうに並び、こぼれそうなほど(設営も大変そうでした)。絵本作家さんのお子さんが描いた絵のシールや缶バッチなどを手にとり、絵本を買っていく方もいました。

下は、ミムコさん考案の、「ノトコレブック」の出店告知。何人ものnoteのクリエイターさんの短編小説をバラで販売し、特製のバインダーに挟んで自分だけの一冊がつくれるというグッドアイデア。なんと数種類のブックカバーもあるらしい。企画・展示・接客・noteでの告知・売れ行きすべてスゴイ(私は人だかりにびびって近づけず・・今度は行きたい)

・で、一言でいうと?
どんな本を売っているお店か、ポスターなどで、大きく張り出した方が絶対いいですね。私は、ごちゃごちゃしないように、ポップの文字は印刷で色味も揃えましたが、逆効果だったかもしれません。迷っているお客さんに端的に魅力を伝える言葉も考えておいた方がよいです。

この文字の大きさだと、通路からはまったく読めず、立ち止まらないといけない

・小さな物は、カワイイ。理由なんてない

本を売るのだから、本だけで勝負だ!というのもありなのですが、ちょこっとした低価格のもの(缶バッチ・シール・ポストカード)があると、立ち寄っていただくきっかけになりそうです。

11冊持っていき、10冊購入いただいた豆本。歩きながら、「かわいい~!」と指さされたことも

・表紙(絵・写真の力)が大事!
言うまでもなく・・・なのですが、下の写真でわかるように、「草生け」の表紙ほどのインパクトが「きんぼし」「いいやつら」にはありません。やっぱり私のイラストは至らなくて、ほかのお店の絵本の表紙に比べ見劣りしていると感じました。売れ行きを左右するイラストや表紙のデザインは、だれか得意な方やプロに頼んだ方がよいのかもしれませんね。

「草生け」の売れ行きがよかったのは、表紙のインパクトかも。童話カテゴリで出店しましたが、写真が趣味・野の花が好き・生け花を習っている・・など多彩な方が手に取ってくださいました。華道家の方も!

【配布物】

配布物は、ショップカードのみで構わないと思いました。その場で購入する決心がつかなかった方が、あとで購入する可能性は低いと感じます。実際、売り切れた本について、ショップカードを渡してAmazonで購入できることをアピールしましたが、後で購入された方はいませんでした。その場で選ばれなかったらおしまいです!

ポストカードは、皆さんに喜んでいただけて、嬉しかったです。

お尻が一番人気!

【接客】

基本的に、工夫した内容でよかったかなと思っています。その他気づいたのは以下のようなこと。服装は、11月も5月も会場の熱気むんむんで半袖でもOKです。外が寒いから、羽織れるもの+半そでが◎(余計なお世話ですね💦)

・見本誌を出した方がよかったか?
今回の文学フリマから、見本誌コーナーが復活。私は置かなかったのですが、見に行った方も多そう。本人の前ではゆっくり試し読みできないからという理由もあるようです。

・代金のやりとりや商品のお渡しをスマートに
ふたりでお店番したのですが、どちらが代金を受け取ったか、商品をわたすかはっきりさせておかなったので、私たちもお客さんもどっち!?どっち!?ってなっていました。本を渡したと思って渡してなかったり。もっとちゃんとしよう・・・。

・ひとりで出店している人へ配慮した方がよかったな・・
ひとりで出店されている方は、お手洗いやほかのブースを見に行くのもたいへん。。お隣がおひとりでした。ご挨拶のときに、困ったことがあれば言ってくださいね、とはお伝えしたものの、行きたいときブースを見てますよ!って言えばよかったなあ。

***

いろいろ書きましたが、帰りの高速バスでふと思ったこと・・・

いったい、私は、文学フリマでなにがしたいのかなあ。

・出店者やお客さんとの交流?
・売上?
・お祭り気分を味わう?

目的を明確にした方が、必要な対策がはっきり見えそうです。

楽しそう!やってみたい!で初出店した文学フリマ東京。

次回は、絵×文の絵本を出品できたらいいな。
草生けの本をエッセイカテゴリに出品するのもありなのかなと思いました。
草を持って行って生けてディプレイしたらどうかなあ。

文学フリマ、面白いよ!みんなもおいで。







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