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世界中のコーヒーを飲むようになったストーリー


■コーヒーが飲めるようになったのは30半ばのこと


それまで苦くて不味くてコーヒーを飲めなかった。
今でも酸味があるコーヒーを飲めないけど、そして今ならわかるけど、日本では酸味コーヒーが幅を利かせている。
06〜07年にかけて神戸に住んでいて、当時カフェを併設していたグリーンズ・コーヒー・クラフト(当時はグリーンズ・コーヒー・ロースター)で店のブレンドを飲んで衝撃を受けた。

うろ覚えのまま調べずに書くと、店主の巖さんは全日本バリスタチャンピオンシップの1回目と4回目の優勝者で(本当に情報曖昧。名前の漢字があっているかもうろ覚え)、本当の実力者が作るとこんなに違う(飲める笑)のかと衝撃を受けた。

たまたま行った店がそんな店だったのはラッキーだったし、コーヒーが飲める飲めないの分水嶺を向こう側に超えた😅

注)昔の場所には喫茶があったけど、数年で別のところに移転して喫茶は無くなった。今は豆販売のみ。

とはいえ、そこからガブガブ飲むようになったのかというとそんなことはなく、むしろここ以外のコーヒーは飲めなかった。


■17年にメルボルンに出てから


17年に最初の世界一周をした。最初の最初に訪れたのがメルボルンで、よく知らなかったけど「コーヒーの街」ということだった。
それで飲みに行ってみる→あれ?美味しい→ナニコレいろいろ行ったけどどこも美味しいぞ!となった。

当時行った店のひとつ

それでメルボルン中のカフェに行きまくった(40店舗ほど)。
あちらは、というか世界中のどこでも、エスプレッソマシーンを使ったコーヒーがスタンダードで、それも飲みやすかったのだと思う。エスプレッソ用の豆(コーヒー)で酸っぱいと思ったのは日本で2、3回ぐらいで外国ではそういう経験はない。
そこからニュージーランド、アメリカ、カナダ、フランス、デンマーク、フィンランドで飲みまくった。飲みまくる、というほどでない国もたくさんある。


■世界ランクベスト3と総じてレベルの高い国


そんな感じで世界中でコーヒーを飲んでいると、舌も肥えるし、逸品に当たることもある。個人的な世界ランキングはこんな感じ。

【3位】 Espresso Workshop Britomart

ニュージーランドのオークランドにあるEspresso Workshop Britomart。

【2位】 Patricia Coffee Brewers

メルボルンのPatricia Coffee Brewers。

【1位】 Cantook Micro Torréfaction

カナダのケベックにあるCantook Micro Torréfaction。

このカナダの店はなかなかの圧倒的1位で、同じコーヒーというモノにここまでの差が出るのかと驚いた。

あれから時間も経っているし、世界中に新しいコーヒー屋ができていると思うので今はまた違うかもしれない。
総じて全体のレベルが高かったのがフランス。どこに行っても平均値が高くて美味しい。ドイツも美味しかったけど飲みまくったわけでないのと、イタリアは美味しそうだけどよく知らないので省いた。

日本はエスプレッソベースで美味しいと思った店もいくつかあるけど、圧倒的という感じではなかったように思う。
ハンドドリップの店はそんなわけであまり行かないけど、長いこと続いている店は美味しいと思うことも多い。ただ絶品と思うことはあまりない。

そういうこともあって、あとカフェでは仕事をしたいので、国内では結局スタバに行くことが多い。


■スタバをどう捉えているか


答えは「国によって変わる」。
シアトルのスタバ1号店や、サンフランシスコ郊外のオークランドという街のブルーボトル1号店に行ったことがある。関東に3店舗あるLAのVERVEcoffeeの本店、代々木八幡に日本1号店を出店したノルウェー・オスロのFuglenも行った。
Fuglenはオスロに1店舗しかないのに日本に5店舗あるという不思議。

アメリカはスタバだらけだけど、他のチェーン店もあるので分散投資型w。日本ではほぼスタバしか行かない。スタバ一強。
オーストラリアはアメリカ資本を嫌ってスタバの進出が困難なこともあってあまり行かない。昔からある店は古くて汚く、ブリスベンで入った新しい店は印象が良かった。
ヨーロッパではあれば入る。イギリスはスタバの親和性高いように思う。ただ別のチェーン店もあるので五分五分。フランスもドイツも悪くないけど、こちらはスタバに入るなら個々の店の方がいいという感じ。

北欧はスウェーデンのエスプレッソハウスというチェーン店が席巻していて、これが個人的にかなり好み。店内は薄暗い寄りだけど、大体どの店も敷地面積が広くてソファがあり、シックで落ち着いた雰囲気(風)で統一している。なのでスタバに入ることはあまりない。実際数も少ない。

最近インバウンドの外国人が「日本のハンドドリップのコーヒーが美味しい」と言っているテレビ企画を動画にしたものを見て「なるほど」と思った。
主観だと日本のコーヒー屋は新店舗でもエスプレッソマシーン「ではない」ことが多くて残念に思ってる。けども、逆に言うと手で淹れる文化と技術と、日本人特有のこだわりは良い競争になっていて、確かに本当に美味しいコーヒー淹れる店はあるだろうなと思った。

そういう店探すなら、むしろ外国人旅行者の情報サイトの方がいいのかもしれない。

最後は逆に日本からの進出系。
京都に本店がある「%」のロゴで有名なアラビカコーヒー。初めて外国で見たのがシンガポールで「出店してる」と思った。で調べてみるとカウントするのが面倒なほど世界中に出店していた。

https://arabica.coffee/locations/

完全なる世界チェーン店になっていて驚きがある。ちなみに日本は6店舗。
サイトによるけど21カ国168ヶ所というのが最新っぽい。
素直に脱帽。


そんなわけでなんとなくコーヒーについてまとめてみた。
書いてみると結構飲んでるし、結構色々な店に行ってると思う。紹介していない店で美味しいところもある。
1ミリも飲めなかったのに、人の嗜好は変わるものだ…


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