塗り絵で自律神経を整える!
自律神経とは文字通り、私達が意識しなくても常に働いてくれる神経のことで、心臓が止まらないのも暑いと汗が出るのも、食事中に胃酸が出るのもみな自律神経のおかげです。
そして自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類があります。
交感神経は日中に活動している時、緊張している時やストレスを感じている時に働き、副交感神経は休憩している時、リラックスしている時や眠っている時に働きます。
最近、自律神経を整える方法として「塗り絵」が注目されています。
塗り絵に集中すると呼吸が整い、脳がリフレッシュし、さらには色によるヒーリング効果も得られます。
その結果、悩み事から解放され、ストレスが軽減していつの間にか自律神経が整うというのです。
たしかに、単純作業に集中した後、気持ちがすっきりしたという経験は誰もが持っています。
仕事ではない単純作業という能動的なリラックスの時間を持つことで、ストレスが軽減できたのです。
塗り絵も能動的である点が重要です。
アロマテラピーや音楽鑑賞にもリラックス効果がありますが、これらは塗り絵と違い受動的な行為です。
一方、塗り絵は自ら動く能動的な作業ですので、副交感神経だけでなく交感神経も活性化します。
そのため、活力の底上げが期待できるのです。
リラックスしたい夜にやるのであれば、青系統の寒色を使うと副交感神経を高めることができます。
逆にここ一番の気合いを入れたい仕事の前には、赤系統の暖色を使い、交感神経を刺激するようにすればいいのです。
このように使う色によって、刺激したい自律神経を選択できるのも塗り絵の利点の一つです。