悩みの習慣を早期に断とう―心の中から悩みを追い出すには― ①
心身症になって休職に入る前の私は、いつも心の中に『悩み』を抱えていました。――この仕事が時間内に終わらなかったらどうしよう、先輩に仕事のダメ出しされたらどうしよう、という目の前の悩みから、この仕事をやっていて私の人生は間違っていないだろうか、幸せな結婚をすることができるだろうか、毎日生活していけるだけのお金はあるだろうか、人生の本当の意味って何?――などなど、まるで生き物のように『悩み』は心に住み着いていました。
休職期間に入りしばらくは、今までのストレスを溶かすかのごとく、朝起きてご飯を食べて朝寝、お昼ご飯を食べて昼寝、おやつを食べておやつ寝、そして夕飯を食べて寝る、といったような調子で寝てばかりの生活をしていました。
しばらくそんな生活をしていると、体は元の元気な状態に徐々に戻り、活力とやる気が湧いてきたのです。休職に入る前には、どうやってこの職場から逃げ出すかばかりを考えていましたが、気づけば、どうやってこの職場で心身ともに健康に働いていけるかを考えるようになりました。
休職前に私の心と体を蝕んでいたのは、何にもほかならない『悩み 』。『悩み』はいつも私の心に居座り、何かにつけて、まだ起きてもいない悪い事態やイベントの発生を執拗にインフォメーションしてくるのです。
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