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#エッセイ
選択肢があることに怯える前にまずは感謝してみる
人生には分岐点がある。
数年前の私には、その言葉の意味がさっぱり分からなかった。
何となく日々を過ごして、周りの目を気にしながら、自分がしたいこととか考えないようにして、はみださないことだけを考えていた私にとって、大きな分岐点など出くわしたことがなかった。
でも、今なら分かる。
自分にとって、どちらを選ぶのがベストなのか。
どちらを選ぶか、その選択一つで今後の人生が変わる気がする、そんな分かれ
羨ましいと思う前にまずは逃げ出さないこと
一つのことに夢中になれる人が羨ましいと、私はずっと思っていた。
私にとって、型にはまって、はみ出さず、それなりに真面目に生きることが正解だと思っていたし、何より自分が楽だと思える生き方だった。
周りの目を気にして、自分がどうあるべきか、周りがどうしてほしいのか、そういうことを常に推し測る生き方は、当然息がつまることも多くて苦しいことも多いけれど、ある意味自分の意思を明確にする必要がない分、逃げ道
自分を守ろうとすることで逆に自分を追い込んでしまっていることがある
人と関わることは嫌いじゃなかった。
物心ついた時から、苦手意識はない。
でも、小さなきっかけや積み重ねが、状況を変えていった。
私は末っ子だったこともあり、家庭では可愛がられた方だと自覚している。
そしてそれと同時に、本当の自分を上手くごまかして、隠して、大人たちが求める理想の子供像を実現することに努めた。
それは、大人からみれば印象が良かったけど、同世代の子供たちからしたら鼻につく存在で、
強いか弱いかの基準は常に変化し続けている
現代人は、本当にメンタルが弱くなったのだろうか。
カウンセリングや精神安定剤、睡眠導入剤など、これまでは縁のない人が圧倒的に多かったけれど、現代では身近なものになりつつある。
普通の風邪薬と一緒とまではいかないが、抵抗感を感じる人は圧倒的に減ってきている。
そうなると、精神的なことが原因で医者にかかったり、薬を服用したりしていることについて、過剰に心配をされることが減ると同時に、「すぐ薬や病院
働き方と生き方がほぼイコールになるのならもっと真剣に向き合うべき
世の中にはいろんな人がいる。
特に、内向的な人や、極端に人付き合いが苦手な人にとって、この世の中は生きづらい世界です。
人と関わることが苦手ではなくても、職場での人付き合いに苦しみ、悩み、疲れてしまっている人にとっても、生きづらい世の中だと思います。
私も、この世の中を生きづらいと感じる一人です。
コロナウイルスの問題で、この数ヶ月、働き方が変化した企業は多い。
時短勤務で、満員電車に揺られ
求められるものは時代によって変化するもので適応していくべき
私は、いわゆる"ゆとり世代"の一人です。
私たちの世代から、さらにあとの世代になれば、"さとり世代"と呼ばれる世代も経てきました。
さらにその後は、"つくし世代"と言われているとか…。
それぞれの世代で、自分たちの世代に思うこともあれば、それ以外の世代に対して感じることもある。
そのような中で、改めて自分の世代について考えてみると、出世や高収入を求める意欲を持った働き方から距離を置き始めたのが
誰も経験がないことに怯える時間は無駄なのか
一度だけ、ちっちゃい子に「死んだらどうなるの?」と聞かれたことがある。
目の前のことにいっぱいいっぱいで、1日1日を必死に生きていると、嫌なことや辛いことで頭の中が埋め尽くされてしまう。
そこで悩む時間は、次にももちろんつながるし、誰かしらが経験したことのある壁かもしれないから、どこかしらにヒントや答えがあるものかもしれない。
そう思えば、そんな時間も必要かなと思えてくる。
しかし、死後のこと
みんながみんな、自分以外の人のことを理解できているわけがない
特に職場でよく聞く言葉。
「あいつはこっちのことを何も分かってない」
「いつもこっちばっかり大変」
「あの人は何もしないから」
そういう言葉。
言っているときは、本当にそう思っているかは別として、感情のままにそう言ってしまいがち。
イラッとしたり、ムシャクシャしたりして、思わず言ってしまうことも勿論あると思います。
私自身も、全くそんな感情を持ったことがないと言ったら嘘になるし、その感情を言
人の優しさに気付けなくなるほど余裕がない時は自分が嫌になる
私は昔から、末っ子ということもあり甘やかされてきたところがあります。
それはもちろん、私自身も私の周りの人も、意識的にということではなく無意識にです。
私はきっと、たくさんの優しさに救われながら今まで生きてきましたが、その優しさに気付くとこが出来ないこともよくあります。
私には何も出来ない。
私は出来損ないだ。
仕事で上手くいかないと、私はそういうことばかり考えます。
そして、そんなことを考え
周囲からの肯定的な言葉が最後には一番背中を押してくれるということ
考えてみれば、自分が何に向いているのかなんて、正面から向き合って考えたことはほとんどなかった。
自分のやりたいこと、好きなことには気付くことが出来て、それを仕事にしたい、でも自信がないと葛藤し、結局はしたいこととは全く別の仕事に転職を繰り返す。
現実的に考えれば、これでいいんだと自分に言い聞かせながら、毎日重い腰を必死に上げて仕事に行く。
仕事を楽しいと思う人の方が少ないと、前からずっと分か
誰を見て仕事をしているのか、改めて考えるべきなのかもしれない
何かを見誤っていたのかもしれない。
最近ふと、そう感じた。
私が自分で思う自分の性格は、
・周りからの評価が気になる
・保守的で人から指示される方が向いている
そういう気の小さい性格です。
だからこそ、人をサポートする事務の仕事をすすんで選んできました。
ただ、事務や営業サポートの仕事をする中で、私はいつも気にかけていたことがあります。
働く場所や状況によって、具体的な業務内容はもちろん異な
本当の自分がどれなのか自分でも分からない
転職を繰り返す理由を考えた。
これまでも、何度か自分自身の転職について書いたことがあります。
その度に直面するのは、自分が何者なのかとという疑問。
人と話すことが好き。
環境や性格が理由ですが、転職アドバイザーや以前働いていた職場の上司からは、営業や人と関わる仕事に向いていると言われることが多い。
一方で、周囲に気遣いをすることに疲れている。
人のために動くことが嫌いというわけではないですが
「何を考えているのかわからない」は私にとっては嬉しい言葉
私はよく、「私生活が謎」と言われます。
それは、別にミステリアスな空気感を持っているというわけではなく、本当にただただ分からない部分が多いというだけだと思っています。
友達や家族、親しい人に対しては、私がどんな人と思われようが構わないと思っているので、一体どんな考え方をしてるのか、休みの日はどんな過ごし方をしているのか、意外と普通に話します。
それでも「謎」と言われることがあるとすれば、その原