【写真館755】一糸乱れぬ悦楽を
今日の一枚はコチラです。
先日開催された「名古屋まつり」ステージイベントのひとつ「阿波踊り」です。名古屋で阿波踊りをされている「太閤連」のみなさんの踊りの様子です。だいぶ後方からIphoneで映しましたので、ちょっと小さめな写りですが、雰囲気は伝わるのではないでしょうか。
阿波踊りについて、手と足とかなり細かな動きを連動させ、それを繊細な拍子に合わせていくものという印象を持っています。体幹がかっちりしていないと恰好よくは踊れないし、長時間あの姿勢を保つことも難しいと思うのです。
それを、一糸乱れず―誰一人として拍子を乱さず、手を足を出す角度や幅までが統制されていて―しかも、みなさんがそれが心地よく楽しそうに、超笑顔で踊っていらっしゃるですよね。
個々人の個性は求められず、全体として「個性」をカタチづくることに専心する踊り。見ているとそんな印象を受けるのです。そうして、それはきっとそこにしかない快感や悦楽がどんっとあるのだろうと……思うのです。
それは、阿波踊りを見たことしかない私には、想像するしかない世界ではあります。それでも、見ているだけでその快感や悦楽が、それに浸る幸せが波状に伝わってくるのがとても心地よくて。ステージから目を離せずにいたのでした。
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