■あの時教えて欲しかった国語の疑問③―なぜ、漢文の勉強って必要だったんだろう?
えりたです。
先日、来年度使われる小学五年生用の国語教科書を見る機会を得ました。ちらほらと読みながら、あっちで驚き、こっちで感嘆しとなかなか楽しい時間を過ごしました。
そのなかで、ものすごくびっくりしたことがあります。それは「漢文」の項目が入っていたことです。
正確には「漢詩」ですが、書き下した漢詩が現代語訳と共に小五の教科書にあり、とても驚いたのです。
私自身は、漢文(漢詩)を初めて習ったのは中学生であったと記憶しています。小学生の頃にはなかったです、確か。あったら、こんな面白いモノ、私が忘れるはずがありません。
でも、今の子どもたちは漢詩に小学生の時分から触れることができる。
私は漢文(漢詩)に対して抵抗がないので、この事実をかなり面白がって受け止めています。ですが、漢文(漢詩)が苦手だった方には「なぜ、小学生の頃から…?」と疑問に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなわけで、今回のnoteは「結局、漢文は何がおもしろかったのか?」、もっと言えば、「なぜ異国の古い言葉である漢文を学ばねばならなかったのか?」について、紐解いてみたいと思います。
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私は人生の半分以上を、受験国語の講師として過ごしています。中学受験、高校受験、大学受験。「受験国語」であれば、今も現役でオールラウンダーです。
そんな私の経歴はコチラに詳しく書いてあります。
また、この「あの時教えて欲しかった国語の疑問」は連載で書いています。過去記事はコチラ。
ではでは、行ってみましょう。
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