力を借りる意味
生活を振り返ってみても、自分が作り出したものなど一つもありません。
自分が考えたかのように話しますが、実践してみて、感じたことを話すので、自分の物語を話していることになります。
根本的には誰かが考えたのを真似しているのです。
つまり、自分の頭で考えるより、専門的な詳しい人の話を聞いて、取り入れた方が良いと思っています。
「先人の知恵を借りる」ということが、物事の解決策に繋がります。
自分の悪い所なのですが、「何でも一人で行ってしまう所」です。
一人で行うと、自分の考えた通りに行えるので、楽ですが、長期的に考えると苦の選択をしているのかもしれません。
困った時に、助けを求められないほどつらい状況はありません。
夜の山道を一人で過ごすより、二人で過ごした方が心強いですし、客観視できるので、様々なアイデアが思い浮かびやすいと思います。
さらに、成功した時の喜びも二倍になります。
皆で共有できる思い出ほど絆が深まりやすいことは無いと思っています。
バイト先などで、仲の良い人達で固まって身内話を始められた時の、会話に入れないもどかしさは、シンプルにつらいですよね。
「共有する」という事は、私たちが生活していくうえで欠かせません。
「人類が生き残ることが出来たのも、集団で行動する事が出来たから」と耳にしたことがあります。
それだけ、共有できることが多いほど、強い仲間になっていきます。
自分の本音が言えないような環境は、危ないです。
本当の自分を隠さずに、周りからどう思われても良い自分を作ることが大切になります。
動物園に行き、ライオンが好きな人と嫌いな人がいるとします。
ライオンは人に好かれようと思って生きていません。
ありのままの姿を見て、私たちが判断しているだけです。
それが自然な生き方だと思います。
皆が「好き」と言っている中、一人だけ「嫌い」と声をあげるのは難しいです。
しかし、それが許される関係性こそ、大事にした方が良いです。
最後に自分の好きなアフリカのことわざがあります。
「早く行きたければ、ひとりで行け。遠くまで行きたければ、みんなで行け。」
という言葉です。
一人で何事も行うと早くて楽です。しかし、人間は完ぺきではありません。
出来ない事は素直に出来ないと言える心を持ち、助けを求めながら生きていける自分で在りたいと思います。
では、また!