ヒーローがやってくる音。
こんにちは、eringishimejiです。
1月も下旬となり、初めての北国での冬も半分以上過ぎたでしょうか。
今週は大寒波到来とのことなので、ちょっとびびってますが、心強い味方がいるので、今日はそのことを書いてみようと思います。
*
「ゴォーーウ、ウォーーウ、ビューーーン、ガサッ」
ものすごい音で目を覚ます。
時計を見ると明け方4時。
何ごと?
嵐?
まさか、ほんとにヤバいやつ(ゴジラとか)?!
慌てて寝室から窓の外を見る。
あっ、除雪車!!
うちのマンションは大きな通りからは1本中に入っているため、普段はとても静かなのだ。
だからこんな轟音が鳴り響くなんてことはあまりない。
路地に入ってきた除雪車。
多分小型なタイプ。
なるほどー。ああやって除雪してくれるのか。
路地に積もった雪をものすごいパワーでかき集めてすくい、道路脇に山積みにしていく。
駐車場にも入って来て、車の前の雪を数かきですくって行ってくれた。
あっという間に積雪が片付いた。
私がスコップとママさんさんダンプで作業してたら多分1時間くらいかかるところ。
なんともありがたい。
それに、狭いところも躊躇うことなく、スピーディーな動きで作業していく姿に感動すら覚えた。
大きい通りはトラックみたいなもっと大きな除雪車が働いているらしい。まだ見たことないけど。
あと、歩道に人が歩く道を作ってくれる小型除雪車も。
色々あるんだなあ。
除雪作業は、基本的に車通りの少ない深夜から通勤時間前まで。
だから、私たちが外に出る時間帯にはきれいに整備されているのだ。
そして除雪作業は毎日ではないと。
働く方々のインタビューを見つけた。
急な出動要請、夜通しの作業、時間との戦い。
たくさんの方々がこうやって作業してくださるからこそ、私たちが安心して日常を送ることができるのだ。
実際、具体的に除雪作業が行われている様子を初めて知り、子どもの社会科見学のように感動した。
また別の日。
路地には、日中も小型の除雪車が回ってくることがある。
たまたま駐車場にいた私と子ども達。
あの小型除雪車がやって来た。
ーーわ、近くで見たら結構大きいな。
幅はワゴン車くらいだが、高さがある。
目の前で作業する姿を見て、感動している子ども達。
「わー、すごい!」
「早い〜!」
キラキラした目で見つめていた。
その目を見て思った。
ーーあ、ヒーローを見る目だ。
雪に慣れない子ども達にとって、それはただのお仕事お兄さん(おじさんだったかな?)ではなく、まさにヒーローに見えたんだと思う。
それからというもの、日中でも深夜でも、あの轟音が聞こえてくると、ヒーローが助けに来てくれたような安心感を覚える。
轟音がうれしい。
そんなことがあるなんて。
でも、慣れって怖い。
最近は轟音にも気付かずに爆睡していて、夜中に起きることもなくなってしまった。。
適応能力高いな、自分。
私がぐうぐう寝ている間に、除雪作業の皆さん、いつも本当にありがとうございます!
あとしばらく雪の季節が続きますが、どうぞよろしくお願いします。
*
南国人にとって、雪国での暮らしは驚きの連続です。
うちのマンションにも管理人のおじさんとは別に、ボランティアで除雪してくれる方々がいらっしゃいます。
みんなが起きる前に、敷地内に歩道を作ってくださっています。
私が要領を得ずに車の雪降ろし、雪かきに苦戦していたら、コツを教えてくれたり、手伝ってくれたり。
いつもありがとうございます。
彼らも私たちにとっては忘れちゃいけないヒーローなのです。
※画像などお借りしました。
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