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耳かきについて。
突然だが、私は「耳かき」が好きだ。
これはもう、趣味と言ってもいい。
だからと言って、こまめにする訳ではなく、時々、思い出したように実施し、前回からこれまでの間に生成(?)された耳垢を取るのがいい。
私も子ども達も、耳垢はカサカサタイプ。夫はしっとりタイプらしい。
カサカサタイプの耳垢は、ある一定期間放置すると、薄い膜のようになって耳から剥がれてくる。
そのタイミングを狙って取るのがとてもいい。
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これは余談。以前父が、「耳垢は瘡蓋のようなものだから、放っておけば勝手に剥がれてくる。無理に取ろうとすると耳の中が傷付くから良くない。」というようなことを言っていた。
それで、息子が2歳くらいの時、耳かきを嫌がるので本当に長いこと放っておいたことがある。
ある日、風邪を引いた息子を小児科に連れて行った。先生が中耳炎になっていないか耳の中を見た瞬間、「うわっ!お母さん、耳垢がものすごいことになってます!」と言って、ピンセットで取ってくれた。まあまあ大きくて黄色い耳垢の塊が取れた。どうやら、完全に穴を塞いでしまうくらい溜まっていたらしい。
その時、やっぱり放置じゃいけないんだな、と反省し、それからは不定期だけど、ちゃんと耳垢チェックをするようになった。
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うちでは昔ながらの竹製の耳かき棒を使っている。
自分の耳垢だと様子が見られないので、完全に音と感覚に頼ることになる。耳かき棒の先端で、少し剥がれた箇所を探る。「かさっ」と音がしたら、「お!ここだな。」と、その周辺をひとかき。それを繰り返す。上手に取れた時の快感ったらない。まさに、「スッキリ」の極み。
子どもの耳かきをしてあげる場合は、その感覚は分からないので、ライトで当てて、標的を見つける。まあまあ溜まっている時には腕がなる。娘も息子も、やや感覚過敏があり、痛みを感じたらその日はもう中止となるので、失敗は許されない。
「息をふーっと吐いて~」と、ここでもソフロロジー(妊婦時に学んだ、呼吸でリラックスする方法)を応用したりして、落ち着かせる。
カサカサ…、ザクッ、スルッ!
塊(または薄い膜)できれいに取れたら、大満足。耳垢が大きければ大きいほど達成感がある。たまにちぎれて耳の奥に入ってしまう事もあるが、耳の穴を下にすると出てくる。
ティッシュの上に取れた耳垢を並べ、子ども達と一緒に「お~っ!」「デカッ!」などと言いながら眺めるところまでがセットで、耳かき作業が終了(親子揃って、多分、変)。
という訳で、この耳かき、誰にも渡したくない私の大切な作業なのだ。
多分、このシリーズだと思う。
いや、どうかな?案外、共感です~って方がいらっしゃるかもしれない。
…なんて期待を込めつつ、多分ほとんどの方にはどうでもいい耳かき談議、この辺でお開きとさせていただきます。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
ソフロロジーについてはこちらです♩