最近の小6娘から学ぶ人間力。
わが家の娘、小6。
何度か書いたことがあるが、私にとってはとても頼もしく、ありがたい存在だ。もちろん、とてもかわいい(親バカです)。
小5で転校を経験したのだが、親の不安をよそに、すぐに新しい学校に馴染んだ。
本人曰く、「初日に友達5人できた。」、「みんな仲良し。いい子。」、「誰とでも話せる。」なんだそう。
現に、学校帰りはお馴染みのメンバーで時間が許すまで(みんな塾や習い事で忙しい)立ち話しているし、たまに予定が合う時には友達同士でショッピングモールに行ったり、この間もお祭りに出かけていた。
ーーお友達関係で悩みはない?
と聞いても、いつも「な~い!」と答える。
遠足も修学旅行もルンルンで出かけ、満足度100%の顔で帰って来た。
私は安心している。
…のだが、前の学校でも、今の学校でも、周囲ではトラブルが多発していると聞く。
女子特有のグループ問題やマウンティング。高学年になると、男女の感情が絡んできたり(ひゃー!)、いじめにつながりそうな事案も。
それらは全て、周りのお母さん方から教えていただく。
ただ私も、「その子が親にそう報告している」のだと認識し、全て鵜呑みにはしないようにしている。でも、聞いてしまったらやはり心配な事もあり、予防線は張りたいので、大変ありがたい情報なのだ。
それとなく、娘に、「最近さ、こんなことがあったのー?」と一応オブラートに包んで聞いてみるが、「へー、そうなんだ。」と知らない様子だったり、あまり気にしていない事が多く、随分温度差があるんだな、と感じていた。
これまでも、ほとんど大きなトラブルに巻き込まれたことがなく、本当に同じクラスの出来事なのかと不思議だったし、娘が鈍感なのかも、と思っていた。
*
それが、つい先日。私の認識を大きく変える出来事があった。
とても気になるエピソードを小耳に挟んだので、これはインタビューしなくては、とタイミングを見計らって尋ねてみた。
ーーねえ、意地悪な事(例えば○○みたいな)を言う子がいたらどうする?
娘はほんの一瞬考えて、こう答えた。
「私ね、そういう子からは離れる。」
それで、ピーンと来た。
娘は、鈍感でも無関心でもなくて、きっとちゃんと自衛してるんだ。
だからほとんどトラブルにも巻き込まれないし、悪口も言われない(分からないけど)。
それでも、さらに食い下がって聞く私。
ーーじゃあさ、そういう事言われて辛そうな子がいたらどうする?
娘「うーん。どっちからも話聞いてみるかな。何でそう言ったかも気になるし。」
さらにこうも言った。
「私ね、いつも同じグループって好きじゃないんだ。色んな子と話したいし、みんないいとこあるし。よくね、相談されるんだよ。」
す、すごいし、知らなかった。。
まずは中立の立場で話を聞くなんて、大人でもそうできるもんじゃないぞ。
しかも、どんな子にもいいとこあるって。
私が、大人になってようやく到達したようなところにすでにいるというのか。
一体、何者なんだ。
*
思い返せば、前の学校で女子同士(Aちゃん、Bちゃん)で泥沼化したトラブルがあった(聞いた話)。
Aちゃんのお母さんはBちゃんに対して「家庭環境に問題がある」、「危険な子」と言っていたけれど、娘(当時小4)は「Bちゃんだけが悪いんじゃないと思うけど。」とだけコメントしていた。
そして、AちゃんにもBちゃんにも深入りすることはなかった。
そうか。あの時もそうだったのか。
きっと娘には、自分に合う・合わないを嗅ぎ分ける嗅覚がある。しかもネガティブな雰囲気を感じたら近付かない。
根底には、そこそこ高い自己肯定感。
私が自己肯定感の低い子どもだったので、そうならないように気を付けてきたこともあるが、素敵な習い事の先生やママ友、祖父母や親戚の存在も大きいと思う。
たくさんおしゃべりして、たくさん娘を認めてくれて、たくさん愛してくれる方が家族以外に何人もいる。
それと、生まれ持った性格。小さな頃は分からなかったが、私よりもどちらかと言うと夫に似ている。淡々としているところとか、小さな事は気にしないところとか。片付けが苦手なところも(小声)。
色んな要因が合わさって今の娘を形成しているのだけれども、つくづくありがたいなあと思う。
私の方が見習わなければ、と思うこともしばしば。
まあ、これからが本当の思春期で、壁にぶつかったりトラブルに巻き込まれることもあるかもしれないが、そのマインドが根っこにあれば、きっと大丈夫。
そう思わせてくれる娘の人間力に、頭が上がらないのだ。
バイブルはティーン小説と、NiziUの様々なコンテンツ。好きなもの、応援するものがあるっていいね。
私には寝る前に、布団でベタベタしてくるくらい。あとは割とクール。
「たまにはママも頼ってね」と頻繁に伝えているが、本当にたまにしか相談はない(あると、ちょっとうれしい)。私がフラフラして、ふわふわしているから、娘がこうなった説もある(濃厚)。
あと、手がかかる弟の面倒を一緒にみてくれる(だんだんウザがることも増えてはきたが)。いつもありがとう。
パパの愚痴(軽いやつですよ)や取り扱いの相談にも乗ってくれる。これまた、ありがとう(なんちゅう母親)。
どう考えても、わが家の、私のキーパーソンだ。
これからも、自分だけの道を信じて、自分のペースで進んで行ってね。
いつでも見守っているからね。
今日もオンラインの塾で受験勉強をがんばっている。その隣の部屋で、私はこうやってnoteを書いている。
フレー!フレー!む・す・め!!
それを静かに応援することが、私に唯一与えられた使命なのだ。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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過去の「クールな娘」シリーズの記事はこちら↓。
最近は、この頃より陽気になった気もする。
***2023/9/25追記***