これはほぼ、医療者たちと私の物語だ
昨年夏には書こうと思っていたのに、温めすぎてしまった。
2014年のがん治療から5年が過ぎた。
入院治療の7日間、さまざまな人が、できごとが、私のベッドの脇を忙しく通り過ぎて行った。
その人たちとの短い交流、たくさんあったできごとたちを忘れたくなくて、物語のようにここに記しておきたい。
一応書いておくが、これは闘病日記ではない。
静かな診察室入院初日は、術前の診察があった。
外来とは違う、病棟内の小さな診察室。
主治医とは違う、初めて会う女性のO医師が診察をしてくれた。