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帰国直前にしてはいけないこと③ - ソローリャ美術館
1階の三つ目の部屋を出たら、通路には年代物の家具があったり、
置き物があったり、
中庭が下に見えたり、
階段を上ろうとしたら、こんなのかわいい子がいました。「そんなところに乗ってたら危ないよ〜!」なんて言いながら、上に上がると・・・
途中で、さっき見学していた三つ目の部屋が見えます。
2階の最初の部屋には、下の階で見たのと違う絵。これは違う画家が描いたのだろうか???と思ったら、ソロ-リャ(1963-1923)は22歳の時(1885年)にローマに留学したのでした。1階はその後の作品。
上「アイザックの祝福」 下「キリストの埋葬(1885-1887)」
彼は宗教画家というイメージは少なく、初期にはこのジャンルを描いてたそうです。
1885年前半には友人の画家ペドロ・ギルとともにパリを訪れ、印象派の絵画に親しんだ。ローマに戻ると、主題や作風にバリエーションを持たせ、この絵を描いた。(キリストの埋葬)
「カタコンベでの埋葬」 これはローマのスペイン学校の学長さんに捧げられたもの。
アラブ人。。。
「船上の祝福(1895年)」
この作品からソローリャの肖像画の画家としての才能が発揮され始め、一部の人物の日に焼けた頬や、海で暮らす人々の疲れた顔立ちにあらわれている。
「カルメン・マガリ-ニョの初聖体(1896年)」女の子は家族の誰かのようだけど・・・
「祖父の祝福(1892年)」式に出席できないおじいちゃんからお祝してもらってるんだね。
「幸せな日(1992年)」おじいちゃん二人に祝福されて幸せなんだなぁと思ったら・・・
ソローリャが初めてバレンシアの日常生活の描写に取り組んだ作品で、小屋の隙間から地中海の陽光が差し込む中、初聖体を受けたばかりの少女が盲目の祖父を訪ねてくるシーン。
何かをお願いしている「請願のテ-ブル(1892年)」
「祈りの聖者(1888年)」
ソローリャがこの絵を描いたのは、妻クロティルデと結婚した直後のアッシジ。この作品は、何か特別な意味があったようで、生涯、家の中の大切な場所にいつも飾っていたそうです。聖女の顔、ベール、ドレスの袖、花、彼女がもたれている本や青いクッションなど、完全に平面的な装飾部分と、ソローリャ特有のゆるい筆致で描かれたより自然な部分のボリュームとの間の不思議なコントラストが特に印象的な作品。
この女性が誰なのかは、いろいろ推測されているけれど、不明なのだそう。
なぜか私が上の階に上がった時に見たのは、下の三つ目の部屋。でも、下りるときにはこんなにかわいい三人の子供たち。たぶん、ソロ-リャの子供たちかな。
もう一度この絵を見てから、(1909年の作品でした)
この部屋に移動しようと思ったけれど、残念ながら中に入れなかったので、外からパチリ。
入れなくても、幸せいっぱい。
さあ、帰って、荷物をまとめなければ〜!
と思って、外に出たのでした。