見出し画像

牛肉はランクではなく、育て方で選ぼう

野菜や穀物なら、農薬や遺伝子組み換えが
身体へ影響を及ぼす因子になります。

では、お肉はどうか?
それは育て方が身体への影響を決めます。


ニュージーランドで自分で飼って
草を食べて育って牛の肉を食べてびっくりしました。
「硬い」「脂身がない」

日本の田舎で野生の鹿や猪を食べたときも
同じく「硬い」「脂身がない」

そしてどちらも少量で満足しました。

スーパーで売っているものと
何が違うんだろう?
そんな疑問が調べ始めるきっかけになりました。

一般的にスーパーで売られているお肉について
書いていきます。

〈エサ〉
主に大豆・穀物・とうもろこしなどで
遺伝子組み換えのものであり
これらはタンパク質の量が多く
成長やミルクの製造を促すために
与えられています。

本来、牛は草食動物であり
牧草だけで育ちます。

〈薬の投与〉
成長を早く促すためのホルモン剤や
病気にならないために抗生剤を投与。
(小屋は狭く、鎖に繋がれており
ストレスがかかり、免疫力が低下しているため
病気になりやすい)

ホルモン剤の投与は、それを食べた肉を食べた人間にも
影響を与えるといわれ
まだ幼い女子が早すぎる初潮を迎えたり
男子なのに乳房が膨らんできてきたりすることも
報道されています。

アメリカ産の牛肉は和牛に比べてホルモン剤の残留が
300倍前後高いと言われています。

またブラジル産もスーパーでよく見かけますが
これらは大量の抗生物質と成長ホルモン剤の投与のため
大量生産、早期出荷ができています。

そのため、お肉を選ぶ時は「日本産」「育てられ方」を
見ましょう。
海外では「グラスフェッドビーフ」という
牧草だけで育ったお肉や
「ホルモンフリービーフ」という
ホルモン剤の投与なしで育ったお肉を
見かけますが、日本で見つけるのはなかなか難しいです。

なので、まずは国産のものを選びましょう。


またお肉にはランクづけがありますが
あれの基準は知っていますか?

格付けは「歩留り」と「肉質」で判断される。
「歩留り」とは皮、骨、内臓を取り除いた後の
「食べられる部分」の量で、A~Cの3段階で評価され
B、Cランクには乳牛も含まれる。
また、「肉質」は、サシ(脂肪量)、肉の色沢
」脂肪の色沢と質、肉の締まり・きめによって
1~5の5段階で格評価される。
このアルファベット(歩留り)と数字(肉質)の
組み合わせがランクとなり、サシの多い「A5」に近い牛肉ほど
高価になる。

つまり見た目です。味ではない。
A5ランクが美味しいというわけではない。

言い換えると、どれだけ太っているか、
ということです。

ビタミンAを欠乏させたり、成長を促すエサを
与えるため、出荷されるときには
歩行困難だったり、目が見えない牛もいます。

A5ランクのお肉は良い肉だ
美味しいに決まっていると
思いがちですが、そうではないことも知っておきましょう。

ホルモン剤や抗生剤、成長を促すエサを食べた動物のお肉は
わたしたちの心身にも影響を与えます。
そしてそんな牛たちは幸せに生きたでしょうか?

牧草だけでのびのびと育った牛や
野生の鹿や猪は本当に美味しいですし
全然胃もたれしないんですよ。
ぜひそれらに出会えたら食べてみてくださいね。

牛肉はランクではなく、育て方で選びましょう!

いいなと思ったら応援しよう!

eri
よろしければサポートお願いします!いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます。