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Italy [2019]

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イタリアの美術の記録。主にVenice Bienale。
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Pavilion of Participating Countries / Venice Biennale 2019

Venice Biennaleに行く時は最低でも3日は滞在することをおすすめします。GiardiniとArsenaleはそれぞれ1日ずつ、そして残る1日で島に点在する各国パヴィリオンを歩き回る。この3日目が実は大変で、コースを間違えると大きく遠回りをすることになります。早く閉まるパヴィリオンもあります。今年もそれで見ることができない場所がありました。計画が大事。Venice Biennaleはそういう意味でも体力と精神力を使います。 ニュージーランドパヴィリオンでは、記録さ

Pavilion of Participating Countries at Arsenale / Venice Biennale 2019

Giardiniのそれとは違い、大きな建物の一室を使う形で各国のパヴィリオンが展開されているArsenaleでは25もの国の展示を見ることができました。 Republic of Kosovoの展示はAlban MujaによるFamily Albumというプロジェクトの展示でした。正直紹介するのはこれだけでいいんじゃないかと思えるくらい強い展示。くらいので写真ボケていますがここに写っている方々の家族が写っている写真についてのインタビューです。 ご存知の方も多いと思いますがコ

Arsenale / Venice Biennale Arte 2019

Venice Biennaleは本展示と各国パビリオン展示の2つで大きく構成されています。本展示はArsenaleとGiardiniという2会場で展開。各国パビリオンは前述の2会場に加えてVeneziaの街に点在しています。 本記事の写真はArsenaleの本展示を抜粋しています。 GiardiniとArsenaleは参加作家が同じで、作品が違うものとなっています。表現の幅に驚いてばかりでした。作家ご本人が抱える表現の根っこにある問題意識は共通のはず。作品でこうも幅がある

Pavilion of Participating Countries at Giardini / Venice Biennale 2019

本展示が開催されている場所はCentral Pavilionと呼ばれ、そこを中心に様々な国(主に欧州)の個展のようなものが展示されているパビリオンが密集しているGiardini。日本のパビリオンもこのエリアにあります。今回は豊島区でゾンビ音楽など展開されていた安野太郎さん、日本各地の(放置された)鳥居の写真でも有名な下道基行さん、ACACの学芸員をされていた時にお会いしたことのある若手ぐいぐいキュレーターの服部浩之さん、その他石倉敏明さん、能作文徳さんといった方々の合作Cos

Giardini / Venice Biennale Arte 2019

人生で2回めのVenice Biennaleの記録です。あまり写真を取ることが無かった展示でした。面白くなかったということではなく、作品を見ることに集中していたからだと思います。 Venice Biennaleは本展示と各国パビリオン展示の2つで大きく構成されています。本展示はArsenaleとGiardiniという2会場で展開。各国パビリオンは前述の2会場に加えてVeneziaの街に点在しています。 本記事の写真はGiardiniの本展示のみです。 Cyprien G