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Pavilion of Participating Countries at Giardini / Venice Biennale 2019

本展示が開催されている場所はCentral Pavilionと呼ばれ、そこを中心に様々な国(主に欧州)の個展のようなものが展示されているパビリオンが密集しているGiardini。日本のパビリオンもこのエリアにあります。今回は豊島区でゾンビ音楽など展開されていた安野太郎さん、日本各地の(放置された)鳥居の写真でも有名な下道基行さん、ACACの学芸員をされていた時にお会いしたことのある若手ぐいぐいキュレーターの服部浩之さん、その他石倉敏明さん、能作文徳さんといった方々の合作Cosmo-Eggsが展示されていました。

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JAPANESE PAVILION: Cosmo-Eggs - 服部浩之、下道基行、安野太郎、石倉敏明、能作文徳

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SPAIN PAVILION: Itziar Okariz / パフォーマンスは呼吸音が海のように聞こえるというか胎内ってこんな感じなのかもしれない。奥の方では雨の中で立ちションをする映像。

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BELGIUM PAVILION: 自動人形の表情が不気味。檻の向こうの人形と、中心に集められた人形の対比。たぶん、中心はヨーロッパのクラフトマンシップ的なもの。檻の向こうは変人。人や文化を見る観光にテンションを上げていた自分を抉るような作品だった。

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ISRAELE PAVILION: #fieldhospitalx という病院を模した作品。社会の病や社会の価値観の腐敗に対して芸術がどう反応できるのか、どう行動できるのかをリサーチする機関。参加型のパフォーマンス、映像作品、映像作品を鑑賞させるインスタレーション、セカンドオピニオンという形式をとる批評の強制鑑賞。面白かった。私はもちろん、ジェンダーについての作品を見た。

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BRASIL PAVILION: árbara Wagner & Benjamin de Burca - Swinguerra / ブラジルの北東部にあるダンスブームから構想を得た作品。現代ブラジルの持つ大衆文化の力強さと、グローバリゼーションとローカルの複雑な関係にも焦点を当てる映像と写真。ローカルにある政治と個人の複雑な事情が感じられる。ところで、じーっと座ってみている人(私みたいな)よりも、踊ってる人が多かったな…。

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EGYPT PAVILION: khnum across times witness / エジプト館は前回来たときもそうだけれども体験に重きを置いているような気がしてならない。ほどに大げさな表現ばかりで飽きない。

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POLAND PAVILION: Roman Stańczak - Fligh / ポーランド国内の資本主義の記念碑として扱われる民間飛行機を裏返しにし、表層にある様々な意味を剥いで、まるでリバースエンジニアリングのように再考させる作品。本気の裏返しなので胴体の中に翼が折り込まれていて驚いた。

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GERMANY PAVILION - 「パビリオンを超えて、作品は出版物、コンサート、ラジオ放送、および講義の形で継続され、さまざまなコンテキストおよび自己組織化された政治空間で質問が活性化します」ってそういう作品だったのかと後で知った。構造体の中で蓄積され響き合う音をじーっと聞いていた。

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写真に撮っていないけれどもFRANCE PAVILIONがとても良かった。

FRANCE PAVILION: Laure Prouvost - Deep see blue surrounding you / Vois ce bleu profond te fondre / 自分たちがどこからきてどこへ行くのか。理想や現実逃避のような映像が重ねられ、各部屋にはその残滓のような彫刻やインスタレーションが展開されていました。裏口から入り、通常は入り口として開かれている扉からEXITする。ただのユートピアでもないただの現実逃避でもない、(ただただ幸せなものではない、違和感と不可思議さがイマジネーションを刺激するような)夢を感じさせつつ現実に引き戻す経験が素晴らしかった。

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Giardiniを見た日は到着したその日だったのでヘトヘト。会場を出たら外はもう真っ暗でしたが、美しい風景にいくらか癒やされました。

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Arsenale / Venice Biennale Arte 2019


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