医療とタトゥーは共存し得るかータトゥーアーティストの語りを考察する
医師免許なくタトゥー施術を行ったとして、医師法違反で大阪のタトゥーアーティストが2015年に逮捕、起訴され、第一審の有罪判決から一転、2018年11月に無罪判決が言い渡されました(1)。
世間の関心を大きく集め、現在最高裁へと上告されているこの事件は、医療関係者の間でも好奇心とわずかな危機意識を持って注目され、私の周りでは、非医療従事者は「タトゥーは文化だ」「絵心のない医者に彫られるなんて御免」という反応に、医療従事者は「針で人の身体を傷付けるんだから医師免許が必要」「感染