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大河ドラマ『光る君へ』第35回「中宮の涙」

第35回。源氏物語を読んだことのないじぃじには、楽しさがサッパリわからない回になりました。例えばヘッダーの画像は藤の花らしいのですが唐突に現れたので意味不明。終わった後、源氏物語について思わず ChatGPT に聞いちゃいました。

>> 紫式部の源氏物語について教えて
紫式部の『源氏物語』は、11世紀初頭に平安時代の女流作家・紫式部によって書かれた日本の古典文学の傑作です。『源氏物語』は54帖(章)からなる長編物語で、貴族社会の愛と権力を描いた作品です。日本の古典文学の中でも特に高く評価され、世界的にも最古の長編小説の一つとされています。

物語の概要
『源氏物語』は、光源氏という架空の貴族を中心に展開される物語です。光源氏は、絶世の美貌と優れた才能を持つ皇子ですが、母親が低い身分であったために皇位継承権を失い、「源氏」という姓を賜って臣下となります。物語は彼の恋愛遍歴、宮廷での権力争い、そしてその子孫の物語へと展開していきます。

主要なテーマ
1. 恋愛
『源氏物語』の主なテーマは恋愛です。光源氏は数多くの女性と恋愛関係を持ちますが、その中で理想の愛を求め続けます。しかし、その恋愛はしばしば悲劇的な結末を迎え、愛と人間関係の儚さが描かれています。

2. 無常観
物語には「無常」(すべてのものが変わりゆく、儚い)という仏教的な観念が強く表れています。光源氏の栄華もやがて衰退し、彼の死後は物語全体がより重苦しい色彩を帯び、虚しさが強調されます。

3. 人間関係と社会
『源氏物語』は、貴族社会の中での複雑な人間関係、家族、宮廷の政治的な駆け引きを詳細に描いています。平安貴族の生活、感性、風習などが精緻に表現されており、当時の宮廷社会の姿を知る手がかりにもなっています。

主な登場人物
- 光源氏: 物語の主人公。美貌と知性を兼ね備えた貴公子。多くの女性との恋愛を経験するが、真の幸福を得られず、物語の後半ではその栄華が衰退していく。
- 藤壺(ふじつぼ): 光源氏の父の后であり、源氏が最も愛した女性。彼女との禁断の愛が物語の中心的な要素の一つとなる。
- 紫の上: 光源氏が養女として育てた女性で、彼の理想の女性像。彼女との関係は源氏の恋愛遍歴の中で最も重要なものの一つ。
- 夕顔葵の上六条御息所など、その他にも光源氏が関わる多くの女性が登場し、それぞれの物語が展開されます。

構成
『源氏物語』は大きく以下の3つの部分に分けることができます。
1. 若紫巻(わかむらさきまき)まで: 光源氏の青年期から彼の栄華の頂点に至るまでの物語。
2. 紫の上との結婚から: 光源氏が様々な女性と関係を持ちながらも、やがて衰退していく過程。
3. 宇治十帖: 光源氏の死後の物語で、彼の息子や孫たちの物語が展開される。この部分はより陰鬱で複雑な人間関係が描かれます。

文学的価値
『源氏物語』は、深い心理描写、豊かな自然描写、詩的な言葉遣いなどで文学的に非常に高く評価されています。特に、登場人物の微細な感情の動きや、恋愛と政治が交錯する中での複雑な人間関係が巧みに描かれており、これは後の日本文学に多大な影響を与えました。

世界的な影響
『源氏物語』は、日本国内のみならず、海外でも多くの研究や翻訳が行われており、特に20世紀以降は世界文学の一部として高く評価されています。最も有名な翻訳の一つに、アーサー・ウェイリーによる英語訳があり、これが世界的な源氏物語の認知を広めました。

終わりに
『源氏物語』は、日本の古典文学の中で最も重要な作品の一つであり、宮廷文化や人間の普遍的な感情を理解するための貴重な資料です。また、恋愛や権力、人間関係の複雑さというテーマが現代にも通じる普遍性を持っているため、時代を超えて多くの人々に感銘を与え続けています。

>> あらすじは?
『源氏物語』のあらすじは、主人公である光源氏の波乱に満ちた人生と、その周囲の人物との愛と権力の物語を中心に展開されます。物語は大きく3つの部分に分けられ、それぞれに多くの登場人物が関与します。以下に簡単なあらすじをまとめます。

第1部: 光源氏の誕生と栄華
物語は、光源氏の誕生から始まります。光源氏は、桐壺帝とその愛妾・桐壺更衣の間に生まれた美しい皇子です。しかし、母である桐壺更衣が低い身分だったため、光源氏の身分は十分に高くなく、やがて「源氏」という姓を与えられ臣下の立場になります。

青年期の光源氏は、宮廷の美男として注目を集め、数々の女性と恋愛関係を持ちます。特に彼の母親に似た藤壺(父の后)への禁断の愛が大きなテーマとなります。光源氏と藤壺との間には秘密の子供(のちの冷泉帝)が生まれますが、光源氏は自分の子供だと名乗ることができません。

その他にも、彼の最初の正妻である葵の上、夕顔や六条御息所など、さまざまな女性たちとの複雑な関係が描かれます。この時期に光源氏は栄華を極めますが、同時に数々の悲劇や困難にも直面します。

第2部: 紫の上との生活と光源氏の衰退
光源氏が最も愛する女性は、幼少期に引き取って育てた紫の上です。彼女を理想の妻とし、平安宮廷での権力を握るようになります。しかし、光源氏はさまざまな女性との関係に翻弄され、完全な幸福を得ることはできません。

特に彼が最も愛した紫の上との関係も次第に冷え込んでいきます。やがて光源氏は、過去の恋愛や権力争いの影響で心身ともに疲れ、次第に宮廷での力を失っていきます。この時期は、光源氏が次第に孤独感や虚しさを感じるようになり、彼の栄華の頂点からの転落が描かれています。

第3部: 宇治十帖(光源氏の死後)
物語の後半(宇治十帖)は、光源氏の死後を描いています。この部分では、彼の息子たち、特に薫大将(光源氏の養子)と匂宮(光源氏の実子)の物語が中心になります。彼らの恋愛や宮廷での人間関係を通じて、光源氏の後継者たちが織りなす新たなドラマが展開されます。

薫大将は、慎重で内向的な性格であり、過去の罪深い恋愛の因果に苦しむことになります。彼は、宇治に住む女性・八の宮とその娘たちに惹かれますが、複雑な恋愛模様と悲劇的な展開が続きます。また、匂宮はその奔放さゆえに、多くの女性と関係を持ちながらも最終的には悲劇的な運命をたどります。

この宇治十帖では、光源氏の時代の栄華が過ぎ去った後の新しい世代の葛藤と苦悩が描かれており、物語全体がより深い悲劇性を帯びています。

終わりに
『源氏物語』は、光源氏という一人の男性の栄光と衰退、そしてその後の世代にわたる人間関係を描いた壮大な物語です。恋愛や権力の追求、家族の絆と断絶、人間の運命の儚さが巧みに描かれており、平安時代の宮廷文化を背景にした物語でありながら、現代にも通じる普遍的なテーマを持っています。

ChatGPTに源氏物語について聞いてみた

大まか過ぎてなんだかよくわかりませんねぇ。
光源氏は一条天皇、紫の上は彰子がモデルと考えれば良いみたいですが…

今回は、どうやら源氏物語のエピソードを知らないと理解できないのだろうと思うシーンの連続でした。もちろんお話としては理解できるのですが、おそらく源氏物語に登場するエピソードをなぞらえてるので、源氏物語の愛読者には楽しい回だったのだろうと思います。が、じぃじにはその面白さが今ひとつ理解できない。じぃじが理解できたのは最後のこのシーンぐらい。

ようやく結ばれた一条天皇と彰子
空には三日月
月を見上げる道長とまひろ
道長、ホッとしてる?
期待に応えられたことを素直に喜ぶまひろ
しかし…月を見上げることが多いこの二人
泣き出しそうな道長
労るように優しく微笑むまひろ
陰で誰かが盗み見してる…
意味深具合がマックスの二人の後ろ姿

…と「一難去ってまた一難」のエンディングでした。

さて今回の視聴率、源氏物語を知らないと楽しめなかったせいか😛、
10.3になってしましました。

大河ドラマ6作の36回までの視聴率

ついでにグラフも…

大河ドラマ6作の36回までの視聴率

第34回は『どうする家康』よりは上ですが『鎌倉殿の十三人』には届かない…文字どおりの団子レースですね。

ともあれ…

史実としては、道長と伊周の内裏での主導権争いは、彰子が一条天皇の子を身籠ることで決着がついたようです。伊周(三浦翔平)隆家(竜星涼)兄弟が登場するのもあと数回?

でもまだ最終回までだいぶん残っているのですが、とりあえず 100分de名著 の次のシリーズあたりでもみて源氏物語をおさらいしておかないと…

楽しめないのかも?と思ってしまったじぃじでした😛

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