アジじゃなくサバ?
第三土曜日は
リサイクルの日なので
ごみをまとめていたら
隣のおじいさんに声をかけられました
「今日はなんの日や?」
「リサイクルの日ですよ~」
「そうか❗」
そう言いつつ
ゴソゴソしていたら
「この間な、○○(近くのスーパーの名前)でアジ買って焼こう思ったら、サバやってな
アジちゃうがな思って店に言うたら
すぐに謝りにきてくれたわ~」
「へ~、そうなんですね~」
「皮のほう下にむけてあるから
わからへんかったんやろ
間違いもあるやろうけど
サバは脂っこいからよう食べへんし
どないなってんねん言うて怒ったたわ」
と笑う
フムフムと聞きながらも
そのおじいさんが怒っている姿が
想像つかない
いつでも優しいから
「菜の花の芽がでてきてな
もう少し大きくなったら
またもっていくわ、畑に植えや~」
「うわ~、楽しみにしてますね~」
そこだけ大切そうに
ビニールシートをかけて
フワフワと大事に育てられている
新芽ちゃんたちが
こちらからもよく見えるのだ
畑仕事が好きすぎるおじいさんで
暇があってもなくても
畑で1日中、動き回っている
我が家の様子が
いちばんよくわかる位置にいるのだけれども
いつだって
余計なこといわずに
私にいつも
さりげなく優しいのだ
今までは
隣のおじいさんという
ただの存在で
会えば挨拶くらいだったけど
私の後ろ姿を
いちばん見ている人かもしれないと
思うようになった
ドンピシャな時に優しいから
闇に落ちちゃいがちな
ネットの世界は
余計な感情をも
繁殖させる威力をもつ
そんな瞬間があった時は
こんな、なんでもない会話に
心をほぐすパワーが
宿っているような気がする
私も
余計なことはいわず
ただ、ただ
優しい人になりたいな
それプラス
落ち着け、を毎日もっていたい
はやし立てられそうな感情に
ふりまわされそうになるけど
落ち着け、なんですよね
むずかしい、これが、ね
余計なことはいわず
優しい人に
落ち着け、をもっている人に
プラス
キョンキョン級の可愛さをも
もっていたい
(これもスーパーむずかしい)
最後まで
お読みいただきありがとうございます