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「最先端」が離島に... 新年、故郷の離島で想う。
瀬戸内海に浮かぶ、香川の数々の個性的な「離島」。
メタバース活用で、"最先端” がそんな故郷の離島に...
大自然と現代アートが調和する、世界的アートの島として名高い 「直島(ナオシマ)」、風光明媚な絶景スポットが多く、映画やドラマのロケ地としても有名な 「小豆島(ショウドシマ)」、のどかな棚田の風景とアートが融合する 「豊島(テシマ)」、桃太郎さんで有名な鬼ヶ島伝説の 「女木島(メギジマ)」 など、香川県には魅力満載の島々が点在しています。
女木島は、小・中学生の頃に海水浴でよく訪れ、小豆島と直島は、高校・大学生の頃に高松港から自転車をフェリーに乗せてよく訪れました。夏休みに、海岸線に沿って同級生たちと自転車で走ることが、本当に爽快でした。
そして、東京に移って約20年...
以降、帰省時に一番訪れている離島
それが、「男木島(オギジマ)」です。
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男木島は、高松港から女木島を経由して、フェリーで約40分の場所に位置する平地の少ない、人口150名ほどの小さな離島です。斜面にうろこの様に重なる石段と家並みのシルエットは、のどかで、どこかほっとする温かい光景... 帰省時に私が他の離島に訪れる際は、何らかの主目的を持って訪れるのですが、男木島だけは別。島内をただ散歩したい... 大人になって東京に住むようになってから、香川に戻ると、フラッと立ち寄りたくなる場所なのです。そのノスタルジックな光景とゆったり時間に、何度癒されたことか。
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昨年後半に、そんな男木島を舞台に、N高等学校・S高等学校 高松キャンパスの高校生によって、仮想空間「メタバース」を活用し、離島の課題を解決しようというプロジェクトが始まりました。男木島の豊かな自然と、島民との出会いや交流を介して、島での生活をメタバースでリアルに体感してもらうことで、男木島の ”関係人口(地域に深い情熱や愛着を持って地域と多様に関わる人々)” の創出・拡大につなげ、日本の離島の課題解決を目指すという、非常に興味深い取り組みです。
都市部から物理的に離れた過疎化していく "離島” で、最新のデジタル技術を活用し、経済・教育・人財・交通などの課題解決に新たな発想で可能性を広げていく... 冬の海風が冷たくも心地良い、離島・男木島でのゆったり時間は、可能性の unlock(解放)と未来の輝きを想像させてくれるものでした。同時に、2024年、平和で健やかな世界が訪れることを切に願い、それに向けて自身の力で今できることを、迅速かつ誠実に日々取り組んでいくことを改めて誓う大事な時間にもなりました。
震災による被災地域の皆さまの安全確保と、
一日も早い復旧・復興を衷心よりお祈り申し上げます。
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